齢52歳で単車のアメリカンスタイルを経験したので気軽に自転車に乗ることにした。山口県岩国市銭壺山編。

山口県にやってきてそういえばツール・ド・ゆうの銭壺山を忘れていた。自宅から往復60km足らずでこの景色は良い。あまりに距離が短いので眼中になかったがHF90を手に入れて世にアメリカンに乗ってる人たちはそうゆうことだったのかと、空をのんびり見ながら走るリカンベントももっと気軽に走るべきだと行ってみた。

県道70号線を南下してセブンイレブン柳井伊陸店で左折して柳井由宇線~県道149号線の道がド平坦でビビる。県道144号線光玖珂線の次ぐらいに玖珂盆地から瀬戸内海に脱出しなおかつほぼ平坦なまま帰れるコース発見である。

銭壺山には山口県ふれあいパークなる施設があって13日の金曜日なのに大人数の子供と父兄らしき大人たちが居た。研修施設なので食事などの利用は予約が必要だが施設内には誰でも入れるし自動販売機やトイレもあった。ちょっと離れた場所には24時間OKそうな公衆トイレもあった。

銭壺山の頂上では「コスモスがキレイに咲いてると聞いて来た」との由の人と話す。そういう理由で良いのであった。

秋が深まり欽明路の坂の路肩が危なくなったので真号(SUZUKI sepia)を手放したら貴音号(HONDA JOKER90)がやってきた。

さよなら真号ことAJ50セピア。短い間だったけど鼠径ヘルニアで入院してチャリ漕げなくなった期間に急遽2万円で購入。十数年ぶりにマフラーやプラグ交換したり楽しかったです。2st原付はCDIとチャンバー変えたら100km/h出たのでレインボーブリッジを渡ってしまったYAMAHA RZ50しか知らなかったから平地で60km/hしか出ないのにビックリ。でも海沿いの平坦な国道2号線を岩国から廿日市市まで通勤するのには十分でした。時々カブる以外はコスパ最高で、それまで自分の薄っぺらいバイク人生でエンジン付きバイクと言えばニーグリップでタンクを掴むものと思い込んでいたけれど、合羽着て両足そろえて座っていれば雨天でも全く楽ちんなスクーターという乗り物は(自転車乗りにしてみれば)屋根付き4輪とそんなに変わらないモビリティだと初体験させてもらいました。移動手段を買うなら次もスクーターだと決めた一台です。

そんなワケでHONDA ジョーカー90を廃車込み11万円でGET。我ながらワケの分からない人生で玖珂盆地から岩国まで通勤するとは思わなかった。50ccでは欽明路バイパスでは車に道を譲らないといけないのだけど、10月を過ぎて帰りが暗くなって路肩寄りを走るのはかなり危険なことが判明。これは原付二種じゃないと…と岩国市内の中古業者をあたってみたのだけど「海外に売れちゃって原二はタマがない」との由。これが世に云う「買い負け」なのか、goobikeで広島あたりで安いのを買うか、ちょっと無理して新車を買うか。と思いつつ、そういえば海外ルートの維持って結構大変なのでは?どっちかというと自転車販売業がメインで単車もやってるっぽいお店(完全に主観のみ)ならどうだとサイクランドおかざきさんに電話。「原付二種って在庫ありますか…できればスクーターで…」「1台ありますよ~10万だったかな!?」「そ、それ下さい!!」「えーでも2stなんだけど…」「いいじゃないですか!欽明路の坂を登るのでパワー欲しいです!」「キャリア類が一切なくて…」「通勤用途なのでリュック背負います!」で行ってみたらジョーカー90、HF09だったw

なんか逆光で自然に顔隠して深夜アニメかくあるべしみたいな写真ですが乗ってみるとこんな感じで空が広い。走らせるとまず生活必需品としての性能は十分。平地80km/h以上は出るし欽明路の坂も60km/h以上で登る。なおかつ感動したのはアメリカンスタイルなのはやたらデカイ外装だけかと思っていたら大きなハンドルバー握って平らじゃないフットスペースに足を置くとガニ股になって自然と空を見上げて走るバイクだったこと。アメリカン乗ってる人が一定数居る理由が分かった。これは気持ちいい。リカンベント乗りとしてはコレを知らずに普通自動二輪免許持っててはいけなかった気がするw

欠点としてはメットインスペースは確かに狭い。リアキャリアもない。フットスペースに段ボール箱置いたらグラグラして危ない。などあるけれど、まず安全に通勤する手段を手に入れて人生で初のアメリカンスタイルのバイクとはこんな感じだよということを教えてもらったわけで、廃車やら保険の引継ぎやら受け渡しの手際が凄く良かったサイクランドおかざきさんに感謝。我が家では銀色のバイクは貴音号と呼ぶことになっております。めぐりあわせの妙を感じる10月。

長野山緑地公園の天空カフェへの道~周南市側は岩国市側(木谷峡)よりず~っと走りやすかった。

和式だけど24時間使えそうなトイレもある周南市鹿野 石船温泉あたりの県道12号線の様子。当たり前だけど木谷峡と比べて道路が広いしキレイすぎるw

さらに進んだ中国自動車道の米山トンネル入り口付近。ここに来るあたりになると狭くて作業トラックとの離合があって迷惑にならないよう気を使うが、路面状態は天と地の差。ここから県道361号になって斜度も結構な坂になるのだがそれまでは路面状態だけでなく斜度的にもゆるゆるで周南市側の難易度の低さにビビる。

残り6km地点の「食堂あります」の文字がなんとなくいい感じの案内板で天空カフェが11月末までしかやってないことを知る。水曜定休との由。路面状態は相変わらずキレイでorigamiの28より細いガチロードのタイヤでも問題なさそう。実際この日も練習中と思しきロードがグイグイ登ってアッサリ下っていくのとすれ違う。

事情があって今回はgeeinstaで録画。

あまりの登りやすさに感動しつつorigamiで到着。さあ柏餅とコーヒーのセットでしばくぞ!

と思ったらばあちゃん曰く「ごめんなさいねえ。いまから作るのよ~」どうやら10時半ではタイミングによっては柏餅は出てこないこともあるらしい。さっきのロードの人もコーヒーだけ飲んで帰ったのかな。お食事にはちと早いし。

店内はこんな様子。机や椅子の類は割と新しい。今年は11月で終わっても来年以降も続いてほしい。

ちょっと下ったあたり。実際天空カフェも展望台も木が邪魔で展望はイマイチ。もうちょっと木を切るなりすれば羅漢高原並みに見晴らしが良いはずなのだが…観光資源としてうまいこと調整してバッサリやって欲しいところ。

帰りは木谷峡ダウンヒル。路面状態は言わずもがなwでも水はキレイ。

AKASO EK7000買ってみた。

amazonのタイムセールで6000円ぐらいだったので買ってみた。前回、練習コースとして重宝していた国道434号線から県道361号線木谷峡なる酷道を走ってみたが、そのあと地図を見ると県道361号線のそばに「天空のカフェ」なる場所を発見。

こんな秩父並みにどんづまりの山奥にカフェが?…と思ったがあくまで酷道なのは岩国側の話な感じで、周南市からはそれなりにちゃんとした道がありそう(確認してません)。県道361号線を走ってみた感じ、ガチで落石・落ち葉がひどかった津和野への旧県道226号線より車がそれなりに通っている雰囲気はあった。要するに辿り着いてもちゃんと営業してそうな予感がする。とにかく「1000m以上の山の頂上のカフェでお茶をしばく」これはチャリ乗りなら誰でも憧れるチャリンコ観光の正しい姿である。

が、その前に松室大橋を見てみる。これも地図を見ていたら大正9年に作られた橋がそのまんま残っているそうでそれなりに貴重なものらしい。

で、錦川第一発電所のための橋だそうだ。この発電所も大正13年にものがそのまんま現役らしい。チャリ観光の名に恥じない場所である。しかしすぐに出発する私。もうちょっと余韻というか余裕というか…観光するのがへたくそなので猫にガンを飛ばされる。

さて今回から使ってみたAKASO EK7000ですが

このEK7000、gopro 5や7で動作が不安定で散々な目にあってきたので嫌な思い出しかない形のアクションカメラなんだけどgeeinstaと同じでなかなか素直な感じ。供給する電流が2.1Aであれば極めて安定して動作してくれました。(youtubeに上げた動画の時刻が狂っているのは最初1.0Aを指してたから)

辿り着いてみれば先客が1組、休憩後にまた1組といった繁盛ぶり。飼い犬を連れている人がいたのでドッグランというわけではないが成程イロイロと緩~い公園としてみれば需要はありそう。事前調査でコーヒーと柏餅だけのつもりがなにしろ木谷峡の坂は前輪駆動だと苔で滑って結構キツくかなり疲労していた。

ぜんざいも頼んでしもうたwが、このぜんざい、田舎っぽい味噌+塩っぽいお汁粉で、自分が小学生ぐらいの頃だったら絶対「これ系マズー!」とか言って騒いだであろうけど、自転車キチガイとなった今では「塩味!有難!美味え!」と感動の味である。

妻にお土産で柏餅をあげたら「柏餅なのにサルトリイバラの葉だ」との由。東日本人には珍しいらしいです。

やはり80kg台の自転車乗りには人権はなかった。そして盆地に住めばは海に行こうが山に行こうが坂があることに気付く。

体重が70㎏になったおかげでチャリのタイヤを小さくすることに。美希号(raptobike)は前37/後38→前28/後25、やよい号(origami)は前後28-451となりました。28-451になると何が嬉しいって、日本には自転車文明がないわけでわざわざchinaや東南アジアからタイヤやチューブを輸入する必要がなくなること。

17日はraptobikeで周防大島。こちらはgeeinstaが暴走。

玖珂・周東という盆地なら海でも山でもどっちに行っても坂があるわけで、岩国に住んでいるときは坂がないという宗教的理由から周防大島のような海を避けていましたが、その必要もなくなりましたw 写真はついに3万円ハウスに完成したろくろスペースと作業台。

19日はorigamiで木谷峡→県道12号と走りました。こちらは雨でgeeinstaの動画がボケボケ。

県道12号線は県境からなつめの里交流館あたりまで夢かと思うぐらいゆるい下り坂が山陽自動車に沿って続いていて雨に降られたことも忘れるぐらいだった。しかし気になるのは岩国市より周南市のほうが、そして山口県より島根県のほうが道が良い。つまり県境越えのときは岩国市でヒルクライムでダウンヒルは島根県じゃないと危なっかしくてやってられないのでありますw 岩国市民、山口県民として非常に恥ずかしい…

どっちにしろ雨の酷道険道登りも下りも走ってみてつくづく感じたのは体重が70kgなら無理に1-3/8インチ以上のタイヤサイズにこだわる必要はないこと。逆に言えば体重80kgのチャリダーに(機材を選ぶ)人権はなかった。

東京から岩国に来て前37-451/後38-650Bにしてたタイヤを3年ぶりぐらいに28-451/25-700Cに戻す。

田舎暮らしを始めて何十年ぶりかに体重が75kgを下回ったので田舎の路面の凸凹っぷりに1-3/8インチ以上にしていたraptobikeとorigami(今回はとりあえずraptobikeのみ)のタイヤの幅を数年ぶりにALEXRIMS R390に28-451のSCHWALBE ONEとracing 5にVittoria RUBINO PROの25に変えてみた…のだがこれが手間取った。

な、なんとracing 5のリムの幅が17C!いや2019年はコレが普通だったのよ。25のタイヤが普通に入るはずだったのよ。しかし4年という歳月の間に私の手は38のタイヤを21Cのリムにハメる作業に慣れてしまっていた。ビードがうまくはまらず数キロ走ってガタガタに気付いて戻ってハメ直すハメにw

1日目は国道187号線をSOZU温泉往復の100km、2日目は獺祭の坂を上って国道376号線から434号線から187号線の80kmの、東京時代では考えられない、ふらりとお手軽極上の練習コースを走ってみる。軽い!

ダンシングみたいな動きが復活。やっぱりリカンベントでもロードバイク的乗り方が楽しいなあ。わざわざマレーシアから輸入したveeの37-451のタイヤ売っちゃおうかなあ…

9月10日の天気予報は午後から雨(結局降らずw)だったので木谷峡とか行ってみたかったけど断念。それに前28/後25の前輪駆動リカで木谷峡への道、酷道と名高い県道361号線はどうよというのもある。だてに中古のモトバイクが買えるような大枚はたいて前37/後38環境を整えたわけではないのだ。今後どうしようかと考え中。

帰って体重計に乗ってみたらついに60kg台が見えてきた。大学時代どころか高校時代に戻るかも知れない。そういえばこのブログ、infoseekの頃のMTデータ時代になんかダイエットのタグがあったような気がする。

SUZUKI SEPIA 真号(AJ50/CA1HA)のプラグ交換。

30年前の2st 6.8馬力の真号。欽明路バイパスの登坂でも最低え0km/hはキープできるし燃費も20km/lはイケるしで渋滞気味な通勤時間帯なら結構頑張ってるのは良いんだけど最近段差を超えたりするとカブることが多くなってきたのでプラグ交換です。

AJ50のプラグのナットは21mmだというのでわざわざ工具を買う羽目に。

しかしAJ50の良いところはプラグ交換が簡単な場所にあること。これがママチャリと同じでだんだんメンテはオーナーではなくお店でやるようにメーカーがプラグの位置とかハウジングとかやたらメンテしにくい位置に設定するようになると二輪文化も終わりな訳です。

なんと分かりやすい位置にあるんでしょう。しかし結構奥行きがある。

プラグキャップを引っこ抜くとプラグのケツが見えた。

マイニューギア使用中。うわ硬い!

新旧プラグ比較。これはカブるワケだ…手に入れてからガンガン走るから気にしてなかったけど最初に交換すべきだった。

ちなみに交換したのはBPR6HS。ホント自転車だと日本企業には部品を製造する技術がないから海外からドンブラコドンブラコで1か月とか1年とか普通に待つのにモトバイクは安価で在庫も1日で届くから羨ましい限り。

某所でも言われてますがホントコレ邪魔ですね。ペンチじゃないと取れないし…

しっかり留めてオッケーです。またプラグキャップをカポっとハメて試走して終了。