チェコからazub origami(新・やよい号)がやって来た!!うっうー!ガルウィング!!(折り畳み)

 折り畳みリカンベントとして気になってはいたのですが、誰も(日本人が)買おうとしない(少なくともWEBで公開してくれない)謎のリカンベント。azub origami。HC WORKSさん経由で買ってみました。

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 写真は初通勤の様子。パニアバッグがないからキャラダイスつけてみたんですが、う~ん。可愛いですね。

 まあ英語が出来ない身分としては購入前は外人が乗ってる写真やら動画だけ見て判断するわけですが、車体が小さく見えてたんですね。カワイイ系、コンフォートな、ゆっくりまったりバイクだろうと思っていました。しかし実際は…

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やよい号(tartaruga type F)汚名挽回なるか!?あまったクランクでポジションチェンジ。

 私は汚名挽回って言葉が好き。返上だとへっぴり腰過ぎ。やる気を感じない。ガッツがない。勢いがない。女々しい。それ以前に汚名返上みたいな言葉を選んで使う人間って右顧左眄しまくりの自分で物事を決められなさそう。そんなことはどうでもよくて、タルタルーガの汚名とは何か。それは「タルタルーガFって身長の低い(特に女の)人に合わないぞ!」という汚名です。
 去年、身長160cmちょいの妻と那須高原ロングライド2014に参加した際、「なんだか闘神さんも出るみたいだしリカンベント軍団を組むぞ!」と妻にセミ・リカンベントのタルタルーガFに乗るように命令。その結果「脚が痛いよ~」「なんかポジションが合わない」妻が完走できなかったのです。
 この事態に至って緊急調査。ようやくタルタルーガFが小柄な女性には無理なのではないかとの評判を知る私…いや待てよ。身長168cmの俺に合わせてバックレストを自作したんだからタルタルーガのせいじゃないかも知れない。そもそも、自作ついでにもう少しバックレストを厚く作り直せば良いのではないか?
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 という訳でまずバルサ材を空気入れにもなるブラックアンドデッカーで切り出します。
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 米ebayあたりで売ってる既製品のアダルトトライクのバックレストでサンドイッチします。
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 クギをトントン打ってユザワヤで売ってる合成皮革で包みます。(皺寄ってる。ヘタクソ)
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 そしてあずさ号にschlumpfつけたあおりで浮いた165mmのスクエアテーパーのLASCOのクランクを取り付け。175mmのtiagraだった状態から更にポジションを詰めます。(いろんなところで言われてますけど、タルタルーガみたいな零細企業のサイズ展開が貧弱なのは許せるとして、シマノみたいな大企業がやってるにしてはスポーツ向けコンポのサイズ展開って貧弱過ぎですよねえ)
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 これでどうだ!妻の評価は上々。写真見た感じも悪くなさそう。ただし、やはり実際走ってみないと分からないですが…

あずさ号(mistral)を57Tにしてやよいっち号(tartarugaF)を56Tにしました。

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 やよい号につけてた57Tをあずさ号に、あずさ号に実験的につけていた56Tをやよい号に。
 やよい号はどうせスピード出さないから56Tでええやろ。後ろを35から40にしたぐらいですから。ちなみに40にしたら劇的に雨天グレーチングで滑らなくなりました。
 しかしショックだったのはあずさ号が女房専用機ぽくなってしまったこと。どういうことか。そもそもこのあずさ号、「ノーズを伸ばせば俺も乗れないことはない、女房メインのFRリカンベント」というものを目指していたのだが…
 前60T-47Tだと後38Tをもってしても女房が5度の坂も登れなかったのだ!
 そこで56T-41Tに変更したのだが車輪が406なところに56Tは俺が乗るには遅すぎ。しかし57Tを付けて後38Tにチェーンの長さを合わせるとチェーンの長さがキツい。
 そこでチェーンを伸ばすと今度は41Tでトップギアにしてノーズを縮めたら(女房ポジション)プーリーから帰るチェーンにチェーンが当たるぐらいにしないと俺が満足するポジションまでノーズが伸びない。
 ならばSPEEDDRIVEか?いや、クランク長が選べない。わざわざフロントだけ18インチにした意味がない。詰まった。まあいいか。
 とりあえず前41Tと後38T、車輪406で登る坂はまさに異次元でした。うーんこれで(俺も)山登りたいなあ。もうちょい考えよう。

やよい号(tartaruga F)でモニタ運び。

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 高円寺から石神井まで。やっぱり目立つのか歩行者からジーっと見られたり声かけられたりしました。しっかり荷造りして危険ぽくなければ、エコなご時世、みなさん好意的です。
 それとこの写真のいかにもフロントヘビーな状態に人間が座るとバランス取ってるように見えるんですよね。ママチャリでコレを運ぼうとすると不可能か、かなり危険ぽくなります。タルタルーガの合理的ぽい感じがまた好印象なのだと思います。
 これは20インチですが、昔15インチモニタを高円寺から鴻巣市まで運んだりしました。同じ日に高円寺から横浜まで別の品物を届けた後です。セミ・リカンベントですがこれまで乗ったことがない乗り物を手にした嬉しさの思い出と、30代の頃は元気だったと思います。

女がリカンベントに乗ってる様子というのは見慣れないもんですな。

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 なんかいきなり女房が「私の愛する人を狂わせたものに乗ってみるか」っていうので乗せてみたら案外スイスイ走りました。これはビックリ。前回タルタルーガFでひどい目にあったのに。いやこれはすごい。
 
 そもそも、あずさ号ことmistralを作っているchallenge社の社長はどうやら背がちっこい人らしいので、challenge社の製品は大抵背の低い人も対応しているとの由。ノーズを(ある程度切って)縮めたら身長160センチ弱の女房もギリギリで乗れそうです。少なくともタルタルーガFよりはずっとマシ。これは欧米の自転車にしてはすごい。
 しかし、ノーズが縮まった分、チェーンは緩むわクランクがタイヤに当たるわでえらいことに。このままでは軽いギアでまっすぐしか走れません。チェーンチューブもチェーンリングにひっかかりそうです。まずチェーン周り、そして我が家では6台がチェーンリングについてPCD130で互換性を保っているのでクランクはせいぜい165でしょうか。それからホイールも406から355にしましょう。Vブレーキ台座があると言ってもやはりインチダウンの暗黒っぽい小細工をしたくないのでハブはディスクブレーキ対応にしたいです。
 それにしてもchallenge社のmistral。フレームが身長が低い人のことも考えているのは立派です。それにひきかえ我がタルタルーガFは…
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 mistralあずさ号は、今回の女房の気まぐれにより私の雨用通勤自転車から女房のきまぐれ号になる可能性がでてきました。オーナー(私)もぜひ、そうあって欲しいと考えます。mistralの前輪をディスクブレーキ化したときに取り外した泥除けをタルタルーガFで再利用して、tartarugaやよい号にも雨の日の通勤につきあってもらうことにします。
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 気を付けるのは折り畳んだときフラップが地面に当たらないようにすることです。折り畳んでコロコロするのはこの自転車にとって命です。もしそれを邪魔するものがいたら、JRだろうがアメリカ大統領だろうが沖縄のキチガイ武装活動家だろうが立派に刺し違えるつもりで居ります。

やよい号、バーハン化。

 バーハンに戻すなんてアメリカに行ったとき以来です。7年ぶり??
 妻と那須を走って、妻の乗ってる様子を観察して、よく考えたらノースロードバーっぽい後退ハンドルにしたのは背もたれに文字通りもたれかかるためであって、背もたれを廃止した今全く必要ないのでは?と気が付きました。
 自転車なんてそんなもの。7年とか10年とか時間をかけて、ようやく本質に気が付いたりする…人生とはかくも若かないのです。
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 結構走る走る。クロスバイクどころかノーヘルロードにバトルを申し込んでとりあえず勝つぐらい。GPSつけておけば良かった。リカンベントのオープンコクピット並にハンドルを腕でつかんで体に引き寄せる力をかけることが出来るのでしっかり踏み込むことが出来るようになりました。40km/hは出てたと思います。タルタルーガF純正背もたれの代わりにつけた小さいバックシートレストにかかる体重を分散させているので背中の痛みも少ないです。

クイズ!カルトQ~!!(那須高原ロングライドwith那須ブラーゼン&宇都宮ブリッツェン2014にリカンベント軍団として参加しました)

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「もうリカンベントになんか二度と乗らない!」「そげにおこるなよ…(サンプラザ中野のANN聞いてた人ならイントネーションが分かる)」
 リカンベント軍団結成のため無理矢理タルタルーガFに乗せられた妻は40kmでDNF。コース詳細によるとエンジョイ55は長い上りのないほぼ平坦で走り易い約55kmのコース。そして実際、美ヶ原ヒルクライムにリカンベントで出た私にとっては坂のない丘だけのコースでした。が、しかし、やはり自転車初心者の妻にとっては完走すらできない難コースだったようです。ちょっと傾斜のある坂とは呼べない登りで時速5km以下になる妻を目の当たりにして私は愕然。何度も「しまったなあ…」と思ったのも後の祭り。多分妻は二度と乗ってくれないでしょう。リカンベント人口増加の目論見は那須高原の露と消えました。
 今回の妻のDNFの原因ですが、練習不足、体力不足、慣れないセミリカンベントだったせいもあります。が…しかし、これまで私がべた褒めしてきたタルタルーガFについて。コンフォートなセミリカンベントを目指している割には150cmちょっとの女性が乗るにはサイズが合わな過ぎます。170mmのクランクに脚が十分に届かないのです。これは看板に偽りありと言われても仕方のない欠点です。
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 あと支那製へっぽこガイガーカウンターを持ってきたりする。やはり東京より高い。だから何だと言われても何も言わない。言えることは今回の滋賀県の選挙みたいなことやってると日本はダメになる。
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 写真はAS2エイドステーション。ドン亀の妻とともに我らがリカンベント仲間の闘神さんがちょこっと写ってます。闘神さんは妻のアシストをしている私のために調子を合わせてこんな誰も居ない時間帯までわざと遅れてくださって…いえ、どうもガチで苦しかったそうですw
 那須高原ロングライド全体の評価ですが、案内の係の人の多さ、手厚さはこれまで参加した自転車イベントのなかでもトップクラスに充実していました(記念品も充実w)。なにより、地元の方々の協力が感じられて、これは本当に素晴らしいと思いました。
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 そのせいかなんだか地元メディア(?)による取材も充実していたようで、我々リカンベント軍団(闘神さん、妻、私の三人だけだけど)が取材を受けました。ここぞとばかりにリカンベントを広めようと喋りまくる俺。
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 そしてNHKの「チャリダー」の収録をやっていたらしく、夫婦でゴール会場をうろついていると「うじきつよしさんがもうすぐゴールです!」との放送が。いそいでゴール前で待ち構えているとバイクカメラを従えてノコノコやってきたので我々の世代としてはアレをやるしかない。アレとはつまり、写真は私の渾身の「クイズ!カルト、Q~!」を見て苦笑いしているうじきさん。