東京に居た頃なんちゃあ「風の盆」とか言って富山の祭りが話題になっててまあ都会人が地方の祭りを云々言いたがるのは正直胡散臭かったが、そんな地方の特殊なお祭りみたいなのが宮島にもあるらしく女房が行こう行こうとうるさいので行ってみた。

7月11日金曜日の夕方、会社へは電車通勤しJR阿品駅で妻と合流し広電阿品駅へ向かう。もう40年ぐらい前小学校に入ったか入る前かの頃ナタリーに行った記憶があるんだけどそのときここを通ったのか通らなかったのか。

なぜ宮島口ではなく阿品で広電に乗ったかと言えば地御前駅で降りてこの地御前神社での厳島管絃祭を見るのが俺の希望だったから。国道2号線からなんかでかくて立派な神社があるなあ。と思ってたら地御前神社だったので前から行ってみたいと思って居たのだ。

でかい玉串。ニンジャマスター・ガラの手裏剣並みである。

我々は厳島管絃祭がどういうものか全く知らない。栃木出身の妻は「厳島(宮島)に行かなきゃ」と思っていたようだ。とにかく地御前神社では人だかりも屋台もそこそこあって夏祭り感は十分存分に味わえたので満足である。

お祭りのクライマックスは宮島からなんか怖いお兄さんがいっぱい乗ってる船が来て子供たちにモチ撒いて神主さんが祝詞をあげてまた宮島に帰っていった。そういうお祭りであった。どこかで地元住民らしき方が「ことしは明るいね」「7月11日は(旧暦でズレて)早いね」とか話していた。

で次の7月12日は岡山に羽山第2トンネルという珍百景をyoutubeでことさら秘境っぽいことが強調されていた場所へKHS T-20亜美真美号を車に積んで行ってみた。高梁市成羽複合施設たいこまるプラザから6km弱の、タンデムによる二人力の恩恵が得られる程度には斜度がある山道を登った場所であった。

素人がタンデムで危なっかしいことなく登れるお手頃観光地としては見ごたえがあった。これ妻みたいな自転車素人だと無理ですね。かと言って俺みたいな自転車玄人だともっと数十キロのコースの一部にしないと全然物足りない。KHS T-20を自転車野郎と自転車素人の夫婦コンビがたまに動かす理由としてはちょうど良かった。

福山センチュリーホテル近くの居酒屋てっぺいで飲んだ喜平ってお酒がなかなか美味しかった。いぶりがっことかトマトとベーコンの串焼きとかワシらが大学卒業~都内に就職したころの定番メニューが生きててこれも美味しかった。

で最終日7月13日は予定がないので「しまなみ海道でも行くかあ」と生口島。しまなみドルチェは初来店。肉まんも食った。なんか夏休みっぽい。

俺がランドネきたかんで初ブルベ体験して「なんでこんなバカなことをしている人々がいるのか」と思ってた頃始まった「ろんくらいだあす」の色紙もあった。

ついでに1本ぐらいしまなみ海道の橋渡ってみるかということで多々羅大橋を渡ってみた。夏っぽいですね。すごくさわやかだがこのころ厳島管絃祭でノーマスクだったので訳の分からない夏風邪に身体を蝕まれていた…