どうやら俺の理想の自転車は20インチ折り畳みディスクブレーキだったのだがDragonBikeさんよぉ~

まずはシートポスト。80kgi以上のデブがクソ田舎の凸凹道を時速30kmキープするだけで下がる下がる。バカ力で締め付けないと実用にならないので俺は良いんだけど妻の細腕では高さ調節できないw 普通20インチの極小でない折り畳みミニベロったら家族で使い回して乗るもんだろ!しょうがないのでシートポストの径を測ってみると33.9mmという訳の分からない数値が。これはDAHON のカーボンシートポストが下がる件 その5 【橋輪Blog】見て分かったのだがDAHONのサイズらしい。しかもこの変な紙が貼りついた樹脂製のシムが突き刺さっててカーボンポストを傷つけない用とのことでアルミシートポストなのに要るかこんなモノ!と

アルミっぽいの買ってみた。こっちならついてる傷具合を見るとまあそこそこ締め付けて3日通勤して1mmか2mm下がる感じで十分実用になります。

で次は樹脂製のふにゃふにゃシフター。ただでさえタッチがフニャフニャで気持ち悪いのに寒くなるとシフトダウンしたらレバーが戻らんwwww あとこのワイヤー。しなりは十分良いので「使えるかも」と思っちゃうんだけど曲がると形状記憶気味でアウター通すと結構力が要るwww

これはレバーが戻らないのはシフターよりワイヤーのせいだろうけど両方交換する。ここら辺でハッキリ分かったんだけどこの安物レベルでこの品質では、支那の工業レベル、恐れるに足らずと言い切ってしまおう。高くて良いならそこいらのホッテントットでも作れる。安くて良いものを大量に作るのが現代の工業製品の王道なのだ。

ちょうど9速アリビオとパッケージにもなってない(たぶん新品のシフターのおまけについてたやつ)ワイヤが家にひっ転がってたんでつけてみた。こんなクソみたいなグレードでもタッチが全然違う。シマノという企業は、安物でもまあまあ使えるというのは、貧乏自転車乗り&適当な性能で十分楽しめる自転車乗りにとって非常に有難い。シマノさんは価格帯が上のほうでいろいろと気にくわないことをやっておるが13時間で200km走る程度の人間にはあまり関係ないのでやはり親方日の丸が一番なのだw

いやここまでなら自転車ヲタを喜ばせるネタを提供して面白いのだが2021年11月22日の結構な大雨、笑えない事が起こった。片道20kmの雨通勤が終わるころ、最後の交差点で後ろのディスクブレーキが全く効かなくなっていたことに気付いた。これはこの写真のspyreと同じパッドが(片押しでw)使えるのにスナップピンが要らないという、この安っぽくてバカっぽいけどメンテが雑で楽で高性能じゃないけど生活の範囲でちゃんと動作する(重要!)名前もないキャリパーのせいじゃないだろう。マトモに効くフロントのパッドだけはあまりの音鳴りの酷さに雨天の数日前にAHLのに交換していたからだ。

つまり原因はこの写真右の訳の分からないブレーキパッド。もしかしてだけど、もしかしてだけど表面のコーティングみたいなのがなくなった途端に効かなくなるんじゃな~い?ふざけんなコラ!!悪質にもほどがある!!ブレーキだけは誤魔化すな!!正直死ぬわ!!いや本当にこの(薄い色のコーティングがすり減ってて)山だけがいっぱい残ってる状態でめいっぱいブレーキレバー握っても押し歩きでジワジワスイスイ進むんだもん。これほど支那製品に呆れたことはない。これは表題にある通りAK20、ミニベロでディスクブレーキで値段が7万円以内に収まる珍しいバイクだけどオススメしない。対策してれば良いんだけど。買ったのが一応いじれる俺で良かった。

写真左のAHLのクソ安いけど一応止まるパッドはコーティング層なんてなく最初から最後まで同じ素材である。支那製だけどちゃんとしてるものはちゃんとしてるのだ。この判断は「wiggleで売ってるから」とか販売店の品ぞろえと検品がどうなってるか利用者の記憶にかかっている。分かってますか?DragonBikeさん。

そんなこんなで泥除けつけて通勤からポケモンGOからガンガン使ってますRifle AK20春香号。最後の自転車一台残すとなったら間違いなくこいつでしょう。フレーム剛性、特にヘッド周りは優秀で、アップライト気味なポジション(小柄な日本人だと強制アップライト?)も「そうかあ。ロードがツラいのは前傾姿勢のせいなのか」と気付かせるには十分の正統派ミニベロだと思う。ペダルも最初へなちょこに感じられたけどこれは折り畳みペダルに慣れてなかった私の経験不足。今は十分。ギア比も良し。DragonBikeさんは販売を続けるならまずブレーキパッドをマトモなものにしてください。シートポストシムは金属製に。あと梱包と輸送はディレーラーハンガーひん曲げないマトモな業者を選んでください。

晴れてサイクルショップやまだの客になる。

とにかく岩国に都オチしてビックリしたのが都内に比べて路面がボコボコで、かつ海や川に沿ってる幹線道路はともかく住宅地がジロもびっくりな激坂ぞろいなこと。

これはタイヤを太くしなくちゃ。とタイヤもチューブも選択肢がない451をあきらめ、どことは言わないが岩国中心近辺のチャリ屋にてタイヤが選り取り見取りな406のフロントホイールを組んでもらったのだが、どうも様子がおかしい。偶然知ったサイクルショップやまださんに見てもらうと「…これセンターでてないよ」w

写真は直してもらった406。あたしゃホイール組みの良し悪しは知らないけどコレすごいかも知れない。この後でてくる559もそうだけど、ディスクブレーキのキャリパーとローターの位置合わせが一発でキマった。こんなことは東京ではなかった。

ようやく日本で安心できる自転車屋にめぐりあえたのでraptobikeもリアを700から559に変えてフレームに太いタイヤが入るようにする。ところが入手したサイクルデザインの559のノーブランドのハブが走る気が失せるほどのゴリゴリハブ。リムが激重でバルブ穴が米式なのは良いとして、こちらもサイクルショップやまださんに依頼してヤフオクで安く手に入れたTOURNEYなTX505のハブで組み直してもらったところ期待以上にクルクル回る。どうやら中身をグリスアップしてもらった由。QRを締め付け過ぎなければ速度こそ維持できないけど漕ぎ出しはなかなか軽く、都内のCRにはキツいだろうが岩国の田舎道には向いている。こういう五式戦みたいな限られた資産で頑張ってる機械は大好きである。

やることは機械だけでは済まないところが好きなだけで乗っても良い4輪やモトと違うのが自転車で、この1年アウターをとっぱらった千早号で片道20km通勤して軽いギアに慣れて来たのでタイヤが準備OKになったraptobikeのチェーンリングを53Tから50Tに変えてノーズを伸ばしてみた。同じくorigamiもノーズを伸ばす。これらはペダルを踏んづけるようなケイデンスからポケモンのソーナンスみたいに足をチョコチョコ「俺にしては高ケイデンス維持な」走法に変更気味風味な感じということなのだ。なにが正しいかは知らない分からないが、とにかく坂道ボコボコの田舎道を気持ちよく走るためなことだけな気持ちと気合は確かである。

そんなわけで夢に出てくるような青空のもとソオタス シバタベリーファームへ試走としゃれこんでみた。

ひとりで食う変なおっさんと自転車の図である。途中峠の下りで70km/h出したら「今度は吹っ飛ばないだろう」と満を持して仕込んだ釣り竿とカヤック用の安全旗が見事に吹っ飛びやがりましたw