闇バイ東京から逃げ出して瀬戸内海沿岸に引っ越したらフェリーで訳の分からない島に行こう。廿日市市阿多田島に行ってきたら釣り掘り島だったので驚いたレポ。
左翼だらけで頭がおかしくなりそうな東京から陶芸家になるべく周東町に引っ越したら廿日市市の会社からお呼びがかかって毎日40km原二で通勤しているのだが途中の大竹市に小方港というちっこい港があって、瀬戸内海ならではのちっこい島へのフェリーが時々見えたりして、ああ地元の人がひっそり利用してるんだな。と思ったら前述の廿日市市の会社が「釣り堀行きたい人~」とか募集したもんだから言ってみた由。
今まで見た中で一番ちっこいフェリー。結局乗り込んだ自動車は郵便局の軽トラ1台だけ。なのだがこの阿多田島フェリー、朝9時30分出航なのに8時30分でほとんど35台分の駐車場が埋まっていたのだ。船が小さいもんだから釣り道具踏むな押すな大賑わい。正直、驚いた。
家賃15万円で50m2だった東京から逃げ出して家賃3万円で100m2ある古民家は地上デジタル放送のアンテナがないので新造船とおぼしきかなりキレイな船内放送で1年ぶりぐらいに地上波を見る。
そんでもって当たり前だが宮島その他の島々を普段見かけない角度から見ることが出来てはしゃぐ夫婦。わしも2級免許いつかとりたいのう。ギギギ、あんちゃん、そうじゃのう。
これが阿多田島だっ!!しかし今回は10分ぐらいしか島に滞在しない。
阿多田島港からさらに釣り堀やってる業者の船に乗るのだ。このとき「どこまで行くのだろう」とワクワクしてたら目的地の海上釣り堀は数十メートル先の阿多田島港内でしたw他の釣り堀ではない本格的な釣りを楽しむ人たちはどっか遠くのポイントに行ってるんでしょうね。
まあ結局手ぶらで来た素人は釣れない。ただ波の穏やかな海でのんびりときどき補充される魚の影をながめて日焼けできました。ここで今回の記事の注意点。
・まず我々は会社のイベントにただ乗りしただけなので料金などは一切不明。「NHKがタレ流して都民が信じ込んでる『あらゆる地方は疲弊困窮してて瀬戸内海の島々も全て困窮のドン底にあって革命を起こして日本をchinaに売り渡せ!!』は大嘘で阿多田島は釣り客だらけで下手な都内の汐留や六本木の某施設より賑わっていた」という事実を目の当たりにしたこと。
・なんか「離れ小島で釣り」ったらプロぽいけど素人向け海上釣り堀もやってること。これ趣味の施設としてはかなり優秀だろ。
・海上釣り堀上でのサービスはちゃんとしたトイレと釣り具のレンタルがあるので手ぶらで参加してもいいけどあんまり良い道具貸してくれないよ。会社のみんなは自前のクソ良さそうなタックルとなんかブクブクしてるバケツに生餌もってきてバンバン釣ってたよ(皆やさしいのでワシらにも少し生餌くれた)。あとルアー、ジグの類は禁止ぽいよ。釣り堀の外に糸を垂らすのも禁止だよ。でも誰も何も言わないよ。
・ただし飲食関連施設は皆無なので飲み物とお弁当は必ず持ってくるように念を押されます(特に水分ね)。あと日差しを遮るものがないので帽子も。季節によっては防寒も必要でしょうね。
そんなこんなで坊主保証サービスを受けた我々。このあと自宅の台所でさばいたけど素人仕事ではお刺身はあんまり美味しくできなかった。ただ切るだけなんだけどやはり技術が必要なんだなあ。しかし煮付けは美味かった。冷凍して保存してあるけど、1週間たってもまだ食べきれてないw
広島県廿日市市のまちの駅大野ADOAの「きいろ」おすすめ。
まちの駅ADOA大野は国交省から金もらってる道の駅でもないのにうまくいってる施設でここで売ってる「きいろ」という個人(?)がやってるお店のお菓子が美味い。なんか小麦粉が美味い。不思議と美味い。東京でも出会うのは難しいレベル。
で食事もできるのだがアドア日本酒の会なるものがあるらしく、ここは広島県廿日市市なのに山口県岩国のお酒である黒松が案内されており、ほほう。と思った。
ついに本州から四国へ9000円台でフェリー移動することに成功する。
伊保田に港を発見してから長年の夢であった本州から四国へ1万円以下でフェリーで移動することに成功した。
行きしは予約でいっぱいだったので乗れず、帰りの日の朝ダメもとで電話していたら松山の三津浜から周防大島の金魚の尻尾のさきっぽ伊保田の1日3本しかない便の最終(20:30発)の予約が取れたのだった。結果、片道9590円の領収書をゲット。行きしのETCの記録は玖珂IC→福山西(3,730円)+向島本線→今治(2,950円)+今治湯ノ浦→松山(1,490円)=8,170円となりなかなかいい勝負。橋は立派だが対面通行もあるしょぼしょぼ高速のしまなみ海道をちんたら走るガソリン代+ただでさえ二輪に比べて少しも楽しくない四輪を年寄りになってさらに苦しくなる一方の運転代行を考えるとフェリーのほうが安くて楽なのは間違いない。
とりあえず電話で「20分前には港に来てください」とか言われたので三津浜港を目指したのだが四国はやることがないので食事で時間をつぶそうと人生初の「くら寿司」に入ったのだが全てがドリフよりクルクル回っており落ち着いて食ってる場合でなく早々とファミマ 松山余戸南六丁目店のイートインでコーヒー飲んでボケーっと時間をつぶして1時間ぐら前に着くと係りのおじちゃんに予約番号と名前を伝えると4番レーンに案内されたの図。ここで車をいったん降りて受付に行くのだが出発30分前にならないと窓口はカーテンが閉まっててここでもなにもできずボケーっと過ごす。ちなみに三津浜=伊保田は現金決済のみ。
とりあえず利用者はそこそこ居て車はいっぱいでした。バックでフェリーに乗ったのはじめて。よく見ると伊保田で降りる車だけこっち向いている。
不満というかフェリー内の自販機は飲み物だけ。しかも外にあって風も強く寒い。津軽海峡冬景色ごっこ可能である。
しかし屋上は最高で銀河も見えれば離れ行く松山も見えた。財布や携帯入れたサコッシュが吹き飛ばされそうなぐらい風も強く見下ろせば暗闇にのたうちまわってる波もボケーっと見てるとひきこまれる迫力があり外洋航路でバイトしてたが外国人が命をかけてjump shipする気持ちも少し分かった。
ちなみに21:37に伊保田に着いたので自宅に23時前にもどることができた。これが柳井港だと23:05着なので深夜割引があってもあんまり利用したくない。しかし旅行2日前に往復割引かまそうと電話したら予約がいっぱいになるほど人気航路だとは思わなかった。がんばれ防予フェリー。
2022年9月22日の松山市は雨だった。
女房が俳句の会に向かうのに路面電車を使うことにしたのだがJR松山駅から地下道使うなんて発想がないしJR松山駅前駅とか松山市駅とかおもてなし以前の命名センスも不親切だからかなり戸惑った。松山市民は岩国市民以上に田舎者である。
次の日(9月22日)は予報通り雨で20km程度のポタしかできなかった。しかし不具合の原因と改善が実感でき満足である。
夕方は句会を終えた妻と合流してCrepe cafe Cocoに行ってみた。高円寺の支店は都内で酒飲んだあと帰宅前に酔い覚ましのコーヒーの常連だったことを余計にも伝えると喜ばれた。
明けて23日は四国の最西端に行ってみようと立ち寄った道の駅ふたみの鯛めしが美味かった。そういえば2017年自分はここを福山から愛南まで人生初めての往復600kmをキコキコorigamiやよい号で死に物狂いで通り過ぎたのだった。
小学生か中学生のころ先生から「四国は運が良ければ見れる」とか騙されていたので「あれ大黒島じゃね?」「あれ屋代富士(嵩山)じゃね?」と島や山の形を知っていれば丸見えだったことを知り53歳になって驚く。
旅の終わりに宮崎・大分といっしょで四国最西端に行ってみた。あとはついに本州から四国へ9000円台でフェリー移動することに成功する。に続く。
夏の終わりに風邪ひいて2週間寝込む。
正直に体温37℃申告でも発熱外来になるのねw田舎でもちゃんとコロナ対策続いているようで良い事です。あとマイナンバーはじめてつかってみた。マイナンバーはアベノミクスの大成功の例の一つ。しかしろくろで作りかけのコーヒーカップみたいなの「あとで取っ手つけよう」と加湿箱につっこんでたらカビだらけになってそれを削ったりしたのが喉に悪かったので抗生物質を強く所望したのだがそこは田舎の病院しぐさでなかなか処方してくれなかった。東京だとボコボコくれる病院探すのは結構楽だったのだが…
盆直前の大地震に怯える老人どもが一瞬だけ高千穂峡のボートの予約に隙を見せたので行ってみた。
東京ポリコレ地獄県の環境省と違って広島の超絶ホワイト土建屋ではお盆が9連休なのを知ったのは通知がゆるくてお盆直前。「9連休?マジ?」「どこ行く?」とトラベルコちゃんと右顧左眄していたのだが折からの地震へたくそ報道で高千穂峡のボートの予約が一瞬空いたので掠め取ってみた。
高千穂くんだり宿泊地として選んだ延岡市と言えば全アジア人の近代化をひっぱった土地の一つであり旭化成敷地内にあるハーバー・ボッシュ法から発生したカザレー式アンモニア合成塔の記念碑はその象徴である。一般に公開されているものではないので格子のむこうから覗き見なのだが当然これを参考に見に行くヴァカが居たら職員さんから明らかに歓迎されない行為なので配慮すること。
山口県からの移動と人類の遺産を見たのでこの日は終了。延岡第一ホテルの目の前に居酒屋があったので「青春の門」に行ってみた。
かなり安くてなかなか美味い。コスパは全国的に最高レベル。お店も女将さんの雰囲気も良くて延岡「青春の門」超おすすめ。
いよいよ高千穂峡のボートに乗る。無料駐車場で「(ボート受付のある)第一駐車場はどこですか?」と聞いたら「ハイハイ水族館行きのバスはこっち」と案内されて「水族館?」と思ったが水族館と第一駐車場はほぼ同じ場所にあった。写真は当日券の行列。このあとボート漕いで地上に上がってみたら誰も居なくなっていた。
ボート乗り場にカモが居た。
やはり我が山口県岩国市とくらべて全国レベルの観光地は違う。ぐぬぬ~と思いながらはしゃぐ。
で高千穂峡から天岩戸神社への移動はKHS T-20である。しかし九州のこのへんはどこも風景がカッコイイ。
もう最近はどこの観光地でもサイクルラックがあってそろそろ「大和民族は自転車に乗ったこともなければ見たこともない」と言うのをやめようかなあ。サイクルラックとはスタンドがない自転車を停めるための設備。ここから鳥居のところに戻ればサイクルラックがあった。
カポっと天岩戸のような髪型の神主さんに案内されて天岩戸を見た。
灯篭も神主さんの髪型に合わせてkawaii。
もう一つの見どころ天安河原は良かったが観光客が多すぎてありがたみがない。お盆だからしょうがない。
あまてらすの隠れカフェでそば食う。脂っこいけど暑いので美味しかったし地震が来たら崩れ落ちそうなテラスからの眺めも良かった。
さてこれで今回の旅の主な部分は終了。残りはどこへいこうか。
そういえば鉄印帳もらいそこねてた高森駅に寄ってみたらなんだか復興プロジェクトで人がいっぱいいた。我がJR周防高森駅もなにかやればいいのに。不祥事抜きで。
ミーハーな妻のリクエストにより上色見熊野座神社に行ってみた。人がいっぱい。しかも外国人。さすがに唾吐いたりウンコしたりはしていなかった。
なんか俺も神主さんみたいになりそうな写真映りのこのごろ。この日はホテルに帰って酒飲んで終了。
最終日。九州最東端の鶴見崎灯台に行ってみた。
なんだかおなかが空いたのでOITAしらすhoyomaru豊洋丸のテイクアウトの箱に入ってるしらす丼でとりあえず軽く昼食。と思ったら結構おいしくてしかも量があったらしくこのあと夕食までお腹が空かなかった。
ノンアルビールは偉大な発明ではある。すごく夏っぽい感じでお盆の旅行は終わった。