HPt510にsophos XG Firewallを入れるにはメモリ2GBでは足りない。

 HP t510にUTM導入その後。当初こそ普通に動いていたものの、数日経過したらメチャクチャ遅くなります。原因は良く分かんないけどやっぱりメモリ不足でしょう。XGの上限は6GBまでっていうから2GBでも動くかと思ったらそうでもないようです。

 HP t510の1個しかないSO-DIMMスロットにはsamsungのM471B5773CHS-CK0が入ってました。両面実装の2GBでCが1.5V、K0がDDR3-1600を表すそうです。とりあえずarkで4GBのノーブランド品を1,880円で購入。普通に認識してくれました。
 ついでにSSD化もやります。

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 今まで使っていた1.8インチのIDEからあきばお~謎シリーズで売ってたパトリオットの60GB SSDにコピー。

 t510にはsataのメスコネクタがありますがコンピュエースで買った300円ぐらいのsata延長ケーブルだと背が高くて蓋が締まりません。

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 amazonで買った変換名人のヤツだと背が低くてOKでした。

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 SSDは2.5インチHDDケースに入っていたままではt510の筐体に収まらないので割ります。SSDはホント便利ですねえ~。

 4GB&SSD化でVIA Edenx2のUTMはいまのところかなり満足できる速度で動いてます。

オサレ神奈川県立近代美術館(葉山)にクエイ兄弟を見に行きました。

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 女房は筑波大の総合造形なのであの頃流行ってたらしいです。私はソビエト時代のユーリさんとかと比べるとどうしてもオサレ系に見えるんで興味なかったです。

 ただ驚いたのは葉山から鎌倉を通って先日放送がはじまったろんぐらいだぁす!の飯田牧場に行こうとしたら鎌倉の切通というんですか、渋滞がすごくてデニーズから出るときもクルマが詰まってたし、途中であきらめて帰りました。

 それよりもさらに自転車の多さにも驚きました。10台や20台じゃなかったです。なにかイベントがあるかと思いましたがゼッケンも反射板もないしローディだけではなくクロスバイク、ミニベロ、果ては電動自転車にのった方まで…

 ドイツでは2030年までに内燃機関を使った自動車販売を禁止する法案を検討中らしいです。生涯で一度でも(自動車よりお金をかけた)自転車に乗ればこれぐらいのことは当たり前以上にやらなくてはならないことだと誰もが理解できることなのですが…オサレ鎌倉近辺の自転車の多さを見るとトヨタに支配された国で少し心強く、また「オサレ系も少し許してやるか」と感じました。

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サザンセト・ロングライド山口行ってきました。

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 まずなんと言ってもこうしたイベントで初めて(知り合いではない)他のリカンベントと出会いました。これは嬉しかったなあ。九州から参加のハイレーサーのBARONでした。やはりカーサイクリングでしょうか。

 とりあえず今回はブルベに向けた新装備を試した結果報告です。

(その1)11-46Tでフロントシングル化。

 いままで私のやよい号ことAZUB origamiのフロントは57-42Tの2枚で指でFDしてましたw
 フロント42でリアは36Tだったので28-451のDURANOを履いているときは1545÷3.14≒タイヤ外径492ということでローは1回転で1.8m進むことになります。
 今回CS-M8000 11-46Tを導入したことによってフロントは57T固定ですから一番軽いギアで1.92m。1.8m→1.92mの差を今回試した訳ですが、この150km、ブルベ200kmの縮小版と言ってもいいです。結構な坂が初心者向けに間隔を置いて配置してある良コースです。

 あともう一つ、46Tの一つ前は37Tです。このガクっと変わるのはどうよ?という問題もあります。

 結論から申し上げますと1.8m→1.92mの差は「どうでもいい」37T→46Tの差は「意外といい」でした。

 むしろランスもアレなことだし一時流行った「なんでもかんでもケイデンスを上げる」ではなく「できるだけ無理のない範囲で重いギアで頑張らないと結局、記録が落ちてドンドン後が苦しくなるよ」というスタンスから言えば、良かったです。自分に軽いムチを入れるというか、できるだけ頑張って「こりゃダメだ」となったら「ま、まだ46Tがある!」と。まあこれも相対的なものなのですが…自転車をやっていると本当に人間の存在と言うものは相対的だと思い知らされます。

(その2)rim plugで8気圧。

 とりあえず前回完走できなかったとは言え千葉600で「こ、これが自転車というものか!」平地なら30km/h以上をキープ。「単車や自動車に乗るのが馬鹿らしいやんけ!!」と10年以上乗ってるのに改めて感動したわけですが特にミニベロに有効だったrim plug。今回も平均20km/h出せました。

 空気圧と言えば東京→山口は飛行機輪行したのですが羽田空港で「タイヤの空気圧が8気圧ぐらいなんですが…」「全然大丈夫ですよ」とのことでした。10年前北海道行った時は「ちょっと落としてください」なんて言われてたもんですが時代の流れですね。また携帯ポンプで8barは苦しいと思い今回初めてco2ボンベを準備したのですが空港でも自己申告のみでOKという手軽さ。しかし飛行機で気圧を落とさなかったので出番ナシ。

 ついでに鉄道の方ですが 高円寺(東西線)→日本橋(エアポート特快)→羽田空港 がちょっと歩くけど今まで使ってたモノレールより全然便利でした。エアポート特快が20分間隔だからせせこましい歩行者用の経路検索だとこれが結果としてあまり出てきません。

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 このサザンセト・ロングライド山口はエイドステーションが充実しすぎだし間隔も密なのでブルベ向きデータが取れるのはせいぜい第1、第2ステーションまでなんですが、この序盤に「やよいPですか?」とデレマスP(女性二人組+男一人)に話しかけられました。しかしこのとき私は平均速度で頭が一杯だし、去年のサザンセトでアイマスジャージ(特に千早やら貴音やら765プロも多かった)をいっぱい見ていたので(アイマスPなんか珍しくもないだろ)と邪険に扱ってしまいました。

 それから全行程走ってみてなんか今年はアイマスジャージ少なくね?と感じました。いくらP引退したからと言ってアイマスの灯が小さくなるのを感じるのはツライです。早速帰ってからやよいジャージ(O4A)を2着購入。話しかけられてもちゃんと答えとけばよかった。あの時声をかけてくれた346プロの皆さん、すんませんでした。

(その3)Tシャツトレパンをやめてサイクルジャージを着てみる。

 ジャージと言えばリカンベントは千葉600でDNFするまでこのいろんな意味でこっ恥ずかしいサイクルジャージを着なくても良い…と思いこんでいましたが今回150kmとは言え上下とも正式なサイクルジャージで走ってみました。皮膚と布の縫い目が擦れないのはやはり身体の負担が全然違います。またリカンベントでは不要かと思われたお尻のパッドもお尻がシートの縁に当たるのを避ける役目がありそう。これは長距離で有利になるかも知れません。

 あと向かい風の抵抗が違いました。これは大きい。ホント私10年以上自転車に乗ってて何やってたんでしょう…?BRM300の霞ヶ浦CRでローディ達が向かい風のなか30km/hでびゅんびゅん走ってて「すごいなあ」と思ってましたがサザンセト・ロングライド山口では海風がかなり強いので衣服の効果を身に染みて感じました。空気抵抗がまるで違います。1万のホイールと10万のホイールぐらいの差があります。「リカンベントだから」という思い込みは捨てるべき。今回走ってみて心底感じました。

(その4)カーボンシート。

 大枚はたいて200gしか軽くならず…と思っていたのですが輪行だとやっぱり「うーん、軽い!」と思います。しかしこの軽さ、走っている最中はやっぱりあんまり関係なかったです。それよりも気をつけるべきは一緒についてる新品のクッションがヘタってないので首の裏に当たって100km超えるとチクチク痛いです。これはブルベの400,600では明らかに不利です。布をあてがうなど対策が必要だと感じました。

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 ゴールした時の様子なのですがヘッドレストの下にコンビニ袋を巻いて急場をしのぎました。ちょっとカッコ悪い。平均速度は散々休んで17.5km/hなのでかなり満足。去年は17km/hなかったです。

Azub Origamiのカーボンシート キター!!

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 キター!!

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 FRPシート、重ええええええ!!

carbon-seat-weight

 カーボンシート!

 …

 …200gちょっとの軽量化か…

 まあいいや!!カーボンやでええええええええええ!!!

 * * *

 Azubさんからチェコくんだり取り寄せなのですが一緒にunder the seat bagも注文したら「こんな風に取りつけるんだよ」とちゃんとセットして送ってもらえました。パーツの取り付け方とかナニがナンだかよくワカラナイまま乗ってる私にはありがたいことです。私に代わってチェコの人と相談してくれるHC WORKS様様であります。

ubuntuがうまくインスコできないHP t510をUTMに。

 MSがubuntuを採用したおかげで今まで「linuxをやってみたいけどcentOSかubuntuか決められない」私もubuntuに決めることができ家に転がってるシンクライアントにインスコしてみたのだが(どうもunityのせいかも知れないが)VIA Eden x2ではインスコ直後から表示が乱れて使い物にならない。そこで最近流行りのUTMになってもらうことにした。

 とにかくここの情報が頼り。

ttp://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/shimizu/740093.html

 sophosという名前はmac使いの妻は知っていたのでいい加減な会社ではなさそうだ。

 で問題はNIC二枚差しである。HP t510にはmini PCI-eがあるのでebayで2,500円ぐらいで買ってつけてみた。支那語だらけで詳細は不明。

t510-nic2mai

 コードやPCIブラケットをどこかにしまっておくのも面倒なので

t510-sophos-utm

 にょにょーんと上に伸ばしてつけることにした。これはこれでバカぽくてお気に入り。

 手こずった点は、最初登録する時、法人名をバカ正直に、しかも日本語で打ち込んだら172.16.16.16:4444の表示が文字化けして乱れまくることぐらい。sophosのサイトでMy Profileを訂正して(個人はHomeでいいよ。とある)システム>管理>ライセンスで同期を選ぶとスグに解消された。

 あとwebフィルタはなし。最初はどのサイトがブロックされてどのサイトがスルーされるのか見て調べるだけなら楽しいのだが設定するとなると物凄く面倒くさいので。

 前述の妻なんか出版関係の仕事をしているのでフォントの都合上OS9や時にはG3のOS8まで使わなくてはならないのだ。このあたりmacやapple、各フォント会社の印象は悪い。そこにUTMがあると絶対安心というわけではないが、やはりある程度心強いのであった。

 以下速度について。

“ubuntuがうまくインスコできないHP t510をUTMに。” の続きを読む

今年は600kmクリアできず。これは「汚名挽回」を使うチャンス!

 インターネットでこの手の話題を検索すると「汚名返上が正しい。いや違う!」ときのこタケノコ論争みたいな糞の掛け合いが見られますが結局最初に言い出して「声に出したい日本語」みたいなウンコ本を売ることに成功したどっかの大学の先生が儲かっただけの話。それに乗っかる人間は間違いなく養分。俺は「HENJO~」みたいな言葉だと腹に力が入らない。問題はこの一点のみ。「BANKAI!!」なんと腹に力が入る言葉だろう。「来年こそは、ちゃんとしたサイクルウェアを着て600kmで汚名挽回だ!!」こうでないと言葉じゃないですよ。あんまりみんな挙げませんが、私が一番記憶に残っている”汚名挽回”はコロコロコミックで轟一番が言ってた場面です。話の内容は鉛筆がどうのとかワケ分からない漫画ですが、少なくともあのシーンはカッコよかった。私は右顧左眄して周りの様子を伺いつつ恐る恐る「お、汚名返上…」とブツブツ呟く弱弱しい人間にはなりたくないです。

 さて。

 千葉600もリタイヤ。

 泥除けが壊れたこと、GPSの平均速度の表示が意図しない値になったことなど、あるけど、やはり普通の普通のTシャツにジャージといういで立ち、特にパンツを普通の下着で走ったのが原因だった。DNFして帰宅してみると脚の付け根、内股あたりがパンツのラインにそってうっすら化膿していた。私の経験ではこれは疲労した筋肉にも炎症や痛みを引き起こす原因である。(と私は信じている)やっぱり自転車に乗るときはサイクルウェアで。ということですね。

 とりあえずまとめ。

・悪かったこと。
1)ウェア、紫外線対策。
2)泥除けが壊れた。
3)GPS頼みは良くない。キューシートに時刻を。

・良かったこと。
1)それまで平均17km/hも出せなかった自分が平均20km/hでホテルに飛び込めた。(タイヤの空気圧)
2)windows phoneであるkatana01。
3)補給その他、300km以上のブルベが初めて楽しいと感じたこと。

 悪かったこと その1。ウェアについて。

 そもそも、リカンベントで100kmや200kmなら普通のTシャツにジャージという格好で問題がなかったからこそ、この600kmまで走ってきました。でも300km、400kmは皮膚が擦り切れてもなんとか走り切っていた状態だったのがこの600kmでハッキリしました。思えば最初にランドネきたかん400kmを勝手ブルベで走った時、落車して(これがブルベ唯一の落車)おもくそピチピチパンツを破ってしまい、帰りの常磐線でお尻をプリプリ丸出しにしながら帰ったのが恥ずかしくて「もうレーサーパンツ穿かない!!」と思った由。しかし今回のことで思い知りました。(尻だけに)リカンベントにパッドは要らぬとか言ってる場合ではない。長距離は「下着はないほうが皮膚が擦れることによるトラブルが減る」コレ基本ですね。

 紫外線対策については今回BRM917をアームカバーなしで走ってみたんですがずーっと曇り空で時折雨がパラつく程度というまさブルベには絶好の条件で、こんな天気であれば日焼けに関しては市販の日焼け止め(アネッサのSPF50+)で十分ということを確認…なのだが、どうしても腕で顔を拭いて「目が~!!」状態に。癖は簡単には直らない。とにかく目が見えない、見え辛いのは困る。危ない。ホントに危ない。
 おまけにサングラスやらバックミラーやらGPSにも日焼け止めのベタベタがついて、これが走っている最中自分の息や霧がついて視認性ガタ落ち。息がバックミラーにつくぐらい荒い時って重要なシーンですよ。ちょっとしたことが事故になるようなミスを誘うかも知れない。やっぱり危険を招くようなことはどんな小さなことでも避けるべきです。アームカバーも必須アイテムにしましょう。日焼け止めは首の後ろを護るのがメイン。そして頬につけすぎないように。

 その2。自分でつけた泥除けがぶっ壊れたw

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 泥除け自体は406についてたSKSを、2mm厚のアルミ板で位置をずらしてつけてたのですがそのアルミ板が折れてしまいました。なんでこんなことしてまで位置をずらしていたのかはorigamiが折り畳みの際シートステーが可動するため。

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 てっきりネジ穴の弱いところから折れたと思ったら金属疲労が分かりやすい折れ方です。ちなみに折れた場所は片倉ダムから有料道路通って鴨川へ降りるところ。70km/hぐらいしか出してないのに…(ウソ。70km/hはワタシに出せる最高速度)

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 原因はアルミ板をガッチリ固定していたからでしょう。ナイロンナット+ゴム板で「わざとぐらぐら作戦です!」。これは一味違うはず。早く600kmに再挑戦したい!

 悪かったことその3。GPSの平均速度表示について。

 eTrex LEGEND HCxの話ですが、ホテルに宿泊して、指定の時間に目覚ましで起きて、さあ再出発だ。eTrexよ頼むぞ。と電源を入れたら平均速度が19.8km/hのままだった時はショックでした。なにを任せても安心だった副隊長が突然「…わに!」とか言い始めた気分です。自分はブルベ走行中、全部このeTrexの平均速度を状況判断の基にしていました。次からはホテルに着いたらUSBでもつないで測位しっぱなしにして「今は動いてないぞ」ということをGPSに教えつつ、電池交換は出発寸前に行う…といったことしか対策はないですかね…。

 結局GPSの表示する平均速度が頼りにならなくなった瞬間、私の自由度、ブルベでやりたいこと、楽しさは激減しました。自分の位置が分からない。(空間的な位置は分かるけれど時間的な意味で)なにをどうしたらいいのか分からない。精神的に苦しいのは肉体が苦しい以上に苦しいです。ブルベの途中で走るのが楽しくなくなったらDNFしてもいいんじゃないかなあ。

 とりあえずGPSが想定外の状態になった時に備えてキューシートに各ポイントの通過予定時刻を書き加えておくべきでした。特に今回初めて平均19km/hで300km以上走ることができたので、最終締め切り時刻の平均15km/hの欄と、理想的にコトが運んでいることを示す時刻の平均19km/hの欄を並べておけばよさそうです。

 それにしてもこのeTrex LEGEND HCx、というか初代eTrexと合わせて、私のGARMINはフリーズしたことが一度もないんです。でも最近の多機能になったGARMINは違うようですね…やっぱりGPSにあまり頼らない走り方も探求しておく方が、今後のためにもよさそうです。

 話が長いので良かったことはMORE以降で。

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