半田家の様子。

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 地震直後。
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 家中足の踏み場がないので片付け作業1時間以上やってようやく家の中の移動ができるようになる。台所小麦粉爆発。水道・ガス・電気異常なし。
 花粉症の上にホコリ吸って死にそうになる。風呂に入れるのはありがたい。
 一休みしたのでこれからコンビニかスーパー行ってくる。

おすすめCD。


 俺はアコーディオンの音が好きなので買ったのだがこれほど実験音楽系でうまくまとまったCDははじめてだ。おすすめする。YMOのテクノデリックやBGMをはじめて聴いたときぐらいの好印象。
 ただし俺は小学生のときシールドを聴いて「YMOの3人のうちユキヒロさんだけが天才だな。あとの二人はこの程度の曲しか提供できないのか…同じ凡人としてマジ同情するわ…気の毒だなぁ…かわいそうだなぁ…」と思っていた人間なのであまり当てにしないでください。
 で女房にこのCD薦めたらえらく女房も気に入って「このCD聞いて!」と紹介してくれたのだが俺バイオリン系の音大嫌いなんだよね。全然良くなかったわ。音楽としての内容は良いと思う。
 でもせっかくだからMP3にしてブリューブリューの文化ポップフォルダをつくってWindows Media Player用のジャケ絵を探したのだがwwwにないのでスキャンした。誰か使え。
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クリスマス。我が家にも地デジ化がやってきた。虫の息で。

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 ついに先週末から「なんか屋根がギシギシ言うぞ」と表に出てみたらサンタクロースならぬ「地上デジタル」とか書いてある箱と軽トラが置いてあって壁におっさんがよじのぼっていた。事前になんの連絡もないのがムカついたが「ついに我がアパートも地デジか…」と思ってたら電波が弱くて液晶テレビのチューナーだとそこそこ映るけど時々真っ暗になるし、ていのいい妻へのクリ・プレとして買ったtorneのチューナーはまるで受信できない有様。
 液晶テレビのアンテナメニュー見てみると50あたりの「あともうちょっと」の数値なので安物ブースターでもつけようかと思ったが共用アンテナ。そもそもこのアパートの設備が75Ω前提。このクソ寒空にどこにどう整合器がはいっているか調べるのも面倒なので諦めた。大家さんに文句言ったら再度の工事は正月明けになるそうな。今年の年末年始もVHSが活躍だ(俺はテレビを見ない。が見る)。
 しかしsony製品はそびえたつ糞、日本製品はさまよえる糞の集団と連呼する私であるが、torneはまあまあ、そこそこ、いいと思った。ていうか誰でもこれぐらいのスピードで番組表がシャカシャ動いてポチりたいもの。日本製のIT関連機器で「金返せ」と思わない製品は何年ぶりであろうか。つくづくPS3は斜陽のゲーム界からちゃんと離れて、よりリビングPCとしての形、たとえば拡張SLOTを備えるとかすればもっと大成したであろうに。惜しい製品だ。

中野でパスタ。

病院帰りの女房と中野でおちあう。
女房が「カプリチョーザいこー」と言うけど
多分、混んでるから「グランパ」に行く。
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伊織が「あんたみたいな貧乏人はシャルドネかソービニヨン覚えときゃいいのよ」って感じでシャルドネを注文。
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しかし空きすぎ。落ち着く~
しこたま飲み食いしました。月曜がなんぼのもんじゃ。

楽な死。

 ある随筆を読んだ。
 …映画「おくりびと」で有名な青木新門の「納棺夫日記」には”最近とみに、ぶよぶよとした死体が多くなってきた。ナイロンの袋に水を入れたような、青白いぶよぶよ死体である。私が初めて湯灌・納棺の仕事を始めた昭和四十年の初期には、まだ自宅死亡が五割以上もあって(略)枯れ枝のような死体によく出会った”とあるそうだ。
 続けて世田谷区の特別養護老人ホーム「芦花ホーム」の石飛医師が”八丈島で食べなくなった高齢者が水の少量補給だけで安らかな往生を遂げる事実からヒントを得て”著書を発表したり、老人ホームでそれを実践していることが紹介してあった。
 つまり、近代施設の整った病院でチューブにつながれ、無理矢理栄養分を注ぎ込まれ、水の張ったナイロンの袋のようになってしまう死よりも、食事がとれなければ無理にとらずに水分だけをとり、枯れ枝のようになってしまう死こそが、良い死であり、楽な死なのではないか。その期間は、およそ2週間とのことであった。
 さらに「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」には、”高齢の末期患者が飲食しなくなった場合、無理に胃ろうなどの処置をとらないでいると、生存期間は短く約2週間ほどであり、あまり苦しまずに死を迎える”と、米国でも同じような報告があることをその随筆は添えていた。
 …私が読んで「へえ~」と思ったのはここまでである。もしかしたらこれが地球上に住む生命の究極の安楽死かも知れない。自転車と同じように極力道具も薬もいらない使わないというのは、私の直感にせまるものだった。