tartaruga type F やよい号、復活!

 タルタルーガFことやよい号、私にリカンベントの良さを教えてくれたセミ・リカンベント、ていうかほとんどクランクフォワード車なのだが、ここ数年は全く乗っていなかった。背もたれをどっかのアダルトトライクから持ってきたのだが取り付け方が稚拙で30㎞みたいなチョイ乗りの距離で仙骨(?)のあたりが痛くなるのだった。
 これを解決するには溶接でシートフレームをなんとかするしかない…。と思っていたらエポキシ系接着剤(日本製の接着剤ではダメ)アラルダイトで0.8cm x 8cm = 6.4cm2もあれば1トン近く耐えるらしい。(あくまでも理論値だが)
tartaruga-backrest.jpg
 それならば接着剤でやってみた。背もたれは写真みたいに二本の棒の間に仙骨がくるようにすれば痛くならない。8x8mmのアルミ角材と3mm厚のアルミ板をかまして、週末からこの月曜と、30~40㎞乗ってみたら、本家のバカでかいシートにはかなわないけど、かなり改善したことを確認。100km以上はちょっと躊躇するけど、40kmまでの距離ならホイホイ乗れる。そんな感じ。
tartaruga-at-solscoffee.jpg
 はしゃいで会社の近所のコーヒー屋さんで撮ってもらった。(よく考えたら俺が座ってたら肝心のシートレストが映ってない)コーヒー持つ手がヘンなのは熱々のアメリカーノだからだ。このクソ暑い時期に冷たいものを飲むのはアホ。水分補給は沸騰した熱湯をフーフーして飲むのが一番である。
 さてこのクランクフォワード車、タルタルーガF、一言で言って「自転車は自動車と競争して走るもの」という概念を崩す乗り物でした。いつも私は常識外れがスタートでゴールは普通だったりする。
 6月は総会や役員会でやんごとない事が決まる月なら7月は法務局やら税務署をぐるぐる回る時期なのだが、今まではRaptobikeやクロスバイクで自動車が通る道をぶっ飛ばしてたところを、タルタルーガFだと「すい~」と脇道に入って(時には歩道も!!)暑さでみんながダラダラ歩いているいるなかスイスイ都内俺だけ一人天国状態。いやこれはたまげた。ビックリした。自転車は自動車と競争しなくてもいいのかも知れない。なにより、このクソ暑い時期だとそのほうが楽で楽しいのかも知れない!
 あとチェーンチューブも外してます。アイドラーに脱輪防止装置つけようかと思ったけどめんどくさいからつけなかったが(時速50㎞目指して鬼漕ぎしなければ)全然問題なかった。そしてチェーンチューブを外したらペダルが軽いのなんの。これはmistralのバカ長いチェーンチューブ外してアイドラー仕様にしたら相当なもんじゃなかろうか。
 兎に角このtartaruga F、こうなると折り畳むと普通のロードバイク用輪行袋に入るサイズであり、相当使えるバイクになりました。我ながらあっぱれ!と思っていたら帰り道ひどい土砂降りにあってしまった。
 土砂降りのなか泥除けがないと私が所有するバイクのなかで一番泥を浴びるバイクであることが判明。だが、しかし、雨でも走れるバイクとなると、どうしてもディスクブレーキである。フロントフォーク交換か?ウーム…そこまでする必要があるのか…。いやしかし「クソ暑い夏のんびりスイスイ走るバイク」としては夕立対策は必須か…?

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