定格民初の4GHz超えCPUであるFX-4170。私がこいつを買った理由は「自転車レースをエンコするため」である。が、7月に入りツール・ド・フランスが5時間も6時間もぶっ続けで面白いレースをタレ流すもんだから正直ツラくなってきた。
486時代からAMDerの私としてはintelのCPUは見るのも嫌だがエンコ専用サブマシンとしてなら使ってやらないこともないことにして2ちゃんねるを見ていると↓こういうスレが立ってた。
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1341888013/
このスレでFX-4170の対抗CPUとしてCORE i5を紹介され秋葉原arkに行く。PCケースはサイズのeveという電源の位置を工夫しないとすぐにケース内が70度ぐらいの灼熱地獄になるふざけたケースが余っている。電源は300wのが余っていた。それらに加え4万円以内でFX-4170の対抗PCを組みたいと告げて店員さんに選んでもらったのが↓。
Core i5 3450(3.1GHz):15,580円
ASRock Z77 Pro4-M:9,970円
メモリ4GB:3,160円
Windows7 HOME:10,250円
対するFX-4170は3月24日早朝に並んで買った朝10:05刻印のレシートが悲しい12,680円であるが
ハッキリ言って↑のmicroATXでも良く冷えると評判のCPUクーラーを購入しないと使い物にならないほど夏場はリテールファンがうるさい。いやホント。音楽聴く気が失せるほど。20年近くwindowsマシンいじってる(OCはK6時代まで)がこんなの初めてww尋常じゃない速度で回ってるwwwいじってたら(俺の)爪が折れたwww
さすがに世界一可愛いと評判のKABUTOクーラーを召還するとFX-4170も静かである。エンコ中もPCケース近くの温度計が37度指すような状態でないと60度超えもない。intelのリテールファンはちょっと冷却効果が低いが音は静かだ。eveの外からi5-3450に向かって500円くらいのUSB静音ファン回せばこちらも60度超えはそうそうない。そういうわけで1.2万円のFX-4170と1.5万円のi5-3450はコストの面でも互角とする。
で、上記2chのスレでとりあえずの勝負がコレ。
3時間11分のPV3で録画したDVファイルをaviutlの拡張x264(高速)でmp4に圧縮どっちが速いか。
・FX-4170(定格4GHz超えの爆音マシン)
encoded 344555 frames, 35.73 fps, 3223.70 kb/s
auo [info]: x264エンコード時間 : 2時間40分42.3秒
auo [info]: NeroAacEnc で音声エンコードを行います。 AAC-LC ビットレート指定, 128kbps
auo [info]: mp4box でmuxを行います。音声mux:on, tcmux:off, 拡張モード:なし
auo [info]: 総エンコード時間 : 3時間 4分42.4秒
・i5-3450(ケースありゃ4万以内で組める静音マシン)
encoded 344555 frames, 45.40 fps, 3223.70 kb/s
auo [info]: x264エンコード時間 : 2時間 6分30.1秒
auo [info]: NeroAacEnc で音声エンコードを行います。 AAC-LC ビットレート指定, 128kbps
auo [info]: mp4box でmuxを行います。音声mux:on, tcmux:off, 拡張モード:なし
auo [info]: 総エンコード時間 : 2時間31分22.0秒
intelのほうが2割ほど速い。ただしaviutlのx264エンコの設定は「高速」です。この設定だとAMDは意外と速いです。結構使えます。しかも次にやる「バランス」と画質を比べると「なんか細部がホンワカしてるかも知れないけど言われないと全く判らない画質」だし、挙句「ファイルサイズは「高速」のほうが小さい」というオマケつき。普通の人は「高速」でエンコするつもりで安価なAMDでも十分だと言う事ができます。いやホント。
しかし私は「バランス」でエンコしたいのだ。「バランス」でエンコさせろ。言い訳は聴きたくない。その結果がコレ。すごいことになってます。
3時間11分のPV3で録画したDVファイルをaviutlの拡張x264(バランス)でmp4に圧縮どっちが速いか。
・我等がFX-4170
encoded 344555 frames, 13.96 fps, 3516.00 kb/s
auo [info]: x264エンコード時間 : 6時間51分30.1秒
auo [info]: NeroAacEnc で音声エンコードを行います。 AAC-LC ビットレート指定, 128kbps
auo [info]: mp4box でmuxを行います。音声mux:on, tcmux:off, 拡張モード:なし
auo [info]: 総エンコード時間 : 7時間16分15.9秒
・憎いほど速いi5-3450
encoded 344555 frames, 19.04 fps, 3516.06 kb/s
auo [info]: x264エンコード時間 : 5時間 1分38.5秒
auo [info]: NeroAacEnc で音声エンコードを行います。 AAC-LC ビットレート指定, 128kbps
auo [info]: mp4box でmuxを行います。音声mux:on, tcmux:off, 拡張モード:なし
auo [info]: 総エンコード時間 : 5時間28分20.7秒
ほぼ2時間の差。動画においてはホントintelが3割速い。こうなると勝負にならない。巷で「intel最高、AMDは屑」というのはホントでした。悔しいけど認めざるを得ない。
※ちなみにMSEなど常駐ソフトは切ってない。普段の生活での「ふとエンコ」「出勤前のいきなりエンコ」「シェフの気まぐれエンコ」を対象としているためだ。