サイクルモード2012。

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 入場して0秒で生ユキヤ。これはお得感あり。しかし16時近いのでガチロード会場からゆるゆる自転車が多い会場へ急ぐ。


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 途中であのブラッキーさんが子供が集まらなくて焦っているのを見かける。なんかテレビ東京のアナウンサーさんも居たみたいです。
 ブラッキーさんの惨状を心配しつつ、ゆる自転車ゾーンをふらふらしてるとまず支那の人なのに日本語が上手な人に話しかけられる。ミニベロや折りたたみ好きな人はちょっと気になってる(3-08)CHANGE BIKEの質感はこんな感じ。
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 よくも悪くも支那製品。よく言えば質実剛健(欧州の安全基準合格してるそうです)悪く言えば高級感がなく重そうだなあ。ということ。とにかくフルサイズのMTBやクロスバイクを折りたたんで小さくしたい人はこれを選んで正解。

 いたって真面目な造り。キワもの、おバカな自転車が好きな人にはちょっと物足りない。
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 (3-10)ウェルドワン初めて間近で見る。
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 WEBでチタンの焼き具合がウリだと知識では知っていたが実際見てみるとかなり男前の処理。これはアリ。
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 (3-12)taokasのブースで「あれ?なんでORI-BIKEのSURPAZがあるの?」と思ったら、まあ、そういうことだった。
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 台湾製品全体にいえることだが、スペシャのS-WORKSっぽさのコピーが見事すぎて、コピーしたぞっていう失礼さというか、アジアの強烈さと言った個性まで消えている。
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 (3-25)いよいよ出るのかMINDBIKE
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 パーツ単体を見れば確かに自由なカスタムができそうでは、ある。が、オサレ過ぎるのがどうも気になる。思わずウンコしちゃいました!とかゲロ吐きました!とか、そっち方向のカスタムは無理そうだ。
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 BBの位置は自由なのを確認。クランクフォワードなんか一発で作れそう。
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 nanoo bikeだって。
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 試乗車はないのか!

 micro bikeがもっとガチ系になったって感じ。ただハンドル周りの折り畳みがちょこまかめんどくさそう。
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 Bag & bikeも試乗できなさそうなのだが周りに誰も居ない。もしかしたらスタッフの私物なのかも。
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 こちらも造りは男前つーか…うーん。35,700円ですか…。数年したら駅前のオリンピックとかで売ってそう…。
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 (3-32)やっと出ましたよ。金曜日にブース設営が間に合わなかったぽいブース。最初だっさいカーキ色のミニベロぽつんと置いてなにこのブース?と思ったらラッピング車両とかに使われているシールを使ってお宅の自転車飾りましょうって商品らしい。いいですねこの手作り感。シールもだっさい模様しかないのがポイント高し。いやホント褒めてるんですよ。これ元手あんまかかってないから発展させたら面白い予感がする。WEBで好きな画像送ったらシールにして帰ってくるとか。もちろん飽きたらペリペリ剥がせるそうです。
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 (3-26)これもいい。WACHSENなんて自転車じゃないと思っていたのだがmavicを意識してさらにそれを上回る臆面のないロゴの連打。ここまでやれば欲しいと思わせる一品。
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 (1-11)同じメーカーのチタンでも溶接のようすはシクロクロスとロードで違うもんなんだなあ。
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 (2-22)raptobikeのフレーム修理でお世話になったSILK自転車さんとこに震災の経験から作ってみた自転車とのこと。これは平時でも役に立ちそうだ。発電機は普通のリムダイナモ。
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 (1-28)Weehooのトレーラーは子供が足を巻き込まれないようチェーンがチェーンチューブにバッチリ収納されている。リカンベントに乗っている人なら常識である。
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 とか講釈たれてたら女房が「これ泥除けない自転車にくっついてる方に乗ったら泥だらけじゃない?」との至極マトモな指摘が。ほんまやで。いや意外と接続パイプで泥止まるのかも。
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 (2-53)BTBの輪行箱(そういえばwindows8だとIMEで「りんこう」で変換されるようになりましたな)。まあただのダンボールなんだけど…リカンベントはまず入らないから…諸般の事情であまり興味なかったけど一見はしておくか。と近づいた。
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 「見てください!こんなに出し入れが簡単になりましたよ!」と実演してくれるのを見て「あーこれなら買ってもいいかも」と思いながら(いままで皆さんどんな苦労してはったんですか…)と思ったのは内緒だ。
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 (2-49)スポーツバギー。繰り返すが日本人は27インチの車輪の上に子供を乗せるバカ民族である。マトモな地球人なら子供はできるだけ低い位置に乗車させる。で、こいつを引っ張る仕組みなのだが…
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 接続部分は球体関節であった。これを前方からスライドさせてはめ込む。なるほどこれなら大丈夫そうだ。数年前の某日本国内の自転車リヤカーだとこの辺の処理がメチャクチャであった。(そういえばムラマツ車両見るの忘れたなあ)
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 (S-01)チーバ君がいた。
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 (1-46)カイユウはあのバカっぽいけど面白いワイヤをやめてごく普通のステアリングのリカンベントになりつつあるようなのでスルー。
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 (1-32)今年はリカンベント少ないからなあ。と思ったらタイレルにマトモなトライクが。
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 カイユウよりこっちのほうがよっぽど面白そうだw
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 (1-24)esrMagnesia。素材はマグネシウム。私とマグネシウム合金のファーストミーツと言えばvaio N505。バブル真っ最中の20世紀のころのノートPCの筐体の技術なんて今と違うだろうが、それでもN505を触ってみた感じは金かかる割にプラスチックのような高いんだか安いんだか分からない(面白い)感触であった。このメーカーもマグネシウムフレームということで軽量化と柔らかさ、そして環境負荷の少なさがウリとなっている。だが、ひっくり返るほど軽量の完成車が出ているかといえばそうではない。(カタログを見て8.8kgで8.5万円のD211RZ-FBなら「おっ」と思うが)展示されているバイクもどこかで見たようなデザインばかり。ブランド名もインパクトがあるとは言えない。せっかくの展示会なのだからハッタリでもいいのでもっと色気を出したモデルを展示して注目を集めて欲しかった。リサイクルも容易、海水からも抽出できる、といった環境負荷が少ないというのは大いに応援したいのだ。
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 あとはまあ試乗三昧。面白いのは(1-48)ユーロバイクのブリッツぐらいですが。ていうか乗り始めは相当手強かったですコレ。
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 試乗も飽きて帰る途中に生有名人と私。まずはイマニャカ社長と。
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 その隣にいらっしゃる単なるおっさんはあの三船さんですか?
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 夜になって子供たちが集まってくれたらしくブラッキーさんが輝いていた!
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 いよいよ帰ろう。その前にガチロードブースを一回り…と思ったらビバンダム君がいたのでカメラ取り出そうともぞもぞしてると女房が悲鳴をあげた。「うわ!こっち寄ってくる!」ホントだ!と思う間もなく捕まってしまった。カメラ向けてもあんまり動かないチーバ君とはえらい違いでした。
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 行きしに図書デザイナーの女房と「日本の本は起承転結がはっきりしている。洋書はダラダラとまとまりのない本が結構ある」という雑話をしたのだが、つくづく俺も思った。映画「ゼイリブ」の喧嘩シーンのように外人のクドさは半端ない。が、それはそれで良い。それに対して日本人はサラっとしたのが好みであり、得意だ。そして、これが重要なのだが「結果、日本の本はどんなつまらない内容の本も割とマトモに見える」のだ。ただし、ここで「見える」と言っているのは外見とか中身とかの話ではない。より正確な用語を使えば、仏教のタマネギ剥き剥き後的本質の存在―”寸在”の話である。
 YMOをはじめ、日本人のサラっとした感性には無国籍な完成度がある。それが良い方向に行けばいいが、中身がカラッポ(繰り返すが外見中身の話ではない―寸在―魂の出発点からカラッポ)のものにも通用してしまう諸刃の剣である。その日本病が台湾や支那朝鮮製品にも伝染しているようだ。サイクルモードも2012年になって、どの自転車もサラっとした完成度を見せるようになってきた。自転車特有のオサレ感が自転車文化の首を絞めている。面白い自転車が見えにくくなっている。

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