栃木県西那須野にある栃木県畜産酪農研究センターの「第1回畜産酪農研究センター公開デー」に行ってきた。
写真は駅を降り立った我々をこれから起こる出来事を暗示するかのように不気味に見つめるピカチュウ。
口蹄疫予防のための消毒液シート。自転車を失った我々は翼の折れたエンジェル。ほとんどの客が自動車のなか徒歩で入場。
とにかく歩き疲れたので売店でビールと牛肉を買う。この催しは8月ごろにやる予定が震災の影響でこの紅葉シーズンまっさかりになったのだが、俺が絵を書いたのにサンプルのポスターをくれないからわざわざ取りに行ったのである。県内から来るならいざ知らず、東京から那須に行くのに自動車はマズいだろうと歩きで来たのだが、お酒が飲めるのはいいね。
んでまあNTTXストアで1万5千円で買った時に合わせた時計が1ヶ月で30分も狂う糞品質のガイガーカウンターの電源をONしてみると…なんじゃこりゃ!!こんな数字利根川CRでも見たことないぞ!!
時間の経過とともに(肉が減っていることに注目)そんなバカな…?数値がどんどん上がっていく…!?
今回初めてブザーが鳴って周りの客が携帯を確認する騒ぎに。
乳搾り体験コーナーであどけない子供たちが行列で待つなか数値は0.7マイクロシーベルトを示していた。
殺伐とした栃木県畜産酪農研究センターにみるひぃ君が登場!!俺以外誰も反応しないまま乳搾りの列に並んでたらいなくなってた。
頼みのみるひぃ君も去った。どうしようもないので乳搾りを初体験する俺。結構簡単にお乳がでるので感動。
ハヤテのマリアさんよりも図太い神経で自分のグッズ売り場で愛嬌を振りまくとちまる君発見!!これが大人気で女房も「栃木の期待の星」と大興奮。自分のホームグラウンドでこの人気を見せつけられたであろうみるひい君は何を思うのか。
帰りのバス停(千本末)までの遊歩道っぽい林のなかが一番ガイガーカウンターがキツかった。こんな挙動不審のガイガーカウンター片手にどうすればいいのかこんなブログでなんか言えるわけねえだろ。林から出た道路とかバス停は0.3~0.6マイクロシーベルト。建物や乗り物の中は東京の自宅と変わらない。
でも放射能よりも怖いのはこういう田舎に急速に自動車の道路が整備されていること。自動車がないと生活できない街を作った人たちは自分たちが老いて自動車に乗れなくなったときどうするつもりなのだろう。伝統がない場所とは歴史がない場所であり、歴史がない場所とは未来がない場所のことである。持続可能性が感じられない街は死の街だ。原発に未来は本当にあるのか。自動車社会に信じるに足りる伝統はあるのか。伝統とは芸能文化の話ではなく、未来へ通じる考え方の話だったのだ。そんななか西那須野の若者はみんな眉毛をそってなかったので意外と田舎ではなかった。
田舎だから自動車が必要なんだろ・・・
東京なんて田舎の集合体だ。必ずどこかに自動車を使わずにコミュニティ・地域共有体を作る方法はあるのだ。
これは大和民族の存続がかかった問題だ。私は予言するが、大和民族が滅ぶとすれば戦争でもなければ災害でもない。この問題だ。