速い!(チューブレスタイヤ導入)

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 このクソ暑い夏、自転車通勤していない人は一体どういうコトになっているのか、想像するだけで気の毒になってくる。なんのための夏だったのか。なんのための21世紀なのか。8月の東京の空はraptobikeで通勤する俺のためにあった。


 9月になってワタナベサイクル鷺宮店のさんちゃんと話してたらしきりと「チューブレスタイヤはすごい!」と勧めるので導入してみた。
 ホイールはULTEGRA WH-6700。4万円前後で手に入るので自転車のホイールとしてはかなり安い。性能を体感した今となっては「もしかしたらSHIMANOがチューブレスを普及させるために将来投資を含んだ価格設定?」と思うくらいの破格値だ。タイヤはHUTCHINSON INTENSIVE。定価は8400円だが海外通販だともう少し安い。
 チューブレスタイヤの感想だが、結論から言えば、こんなに柔らかいのに、なぜこんなに速く転がるのか、ワケがわからない。これは新しい感覚だ。おすすめ。特にアルミのかっちりロードレーサーで長距離を走るとかなり恩恵があるのではないかと思わせる。
 特に私の、リカンベント・ローレーサーであるraptobikeは急発進すると前輪が空転するほど後輪(規格はフロントホイール)に負担がかかっているのでA-CLASS CITI1.0みたいなフロント1万円セットで2万円クラスのホイールだと長い下りで路肩にサッと逃げる時に段差が思ったよりあると、ホイールがブヨンブヨン歪んでいるのが背中でモロに感じてかなり恐怖だった。
 そこでGIOS LEGGERO(千早号)からEASTON CIRCUITを借りていたのだがさすがに6万円クラスのホイールだとそのようなことはなかった。今回WH-6700の剛性も同じ場面で全く問題はない。
 さらにチューブレスタイヤの性能である快適性は存分に感じることが出来た。ヘッドレストに頭を置いて鬼漕ぎなんて、実は今までなかなか難しかったのだ。EASTON CIRCUITにビットリアのルビノプロやコンチのグランプリ3000を履いていたのだがクリンチャーのタイヤでは地面の凹凸をしっかり拾い、それをヘッドレストで受けてしまうので、かなり負担だった。
 それが今回では少しできたような感じだ。明らかにチューブレスタイヤの感触は柔らかい。漕ぐのが楽になった。これは空気圧を落とせばクリンチャーでも可能かも知れないが、速さ、軽さが違う。レスポンスが違う。踏み込みやすい体勢がいつでもとれて、実際踏み込むとよく転がって、速い。疲れにくい。かなり良い感触だ。
 試しに問題なさそうな場面でチューブレスタイヤをロックさせてみたらクリンチャーに比べて柔らかい風船を地面でこすっているような感じ…。一瞬アレ?この感じはどこかで…と思ったのは、まさに教習所のCB400やSR400で急制動したときの感じ、そのままだった。
 そういうわけでチューブレスタイヤ、おすすめです。とにかく柔らかく、軽く、速い。面白いです。

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