PC-486GRのOSを入れ替えるのは3日かかる。

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 EPSON PC-486GR。NECの天下だった1992年ごろに大暴れしたマシンである。ナローSCSIのスキャナの母艦として活用しているが、開けてみたらすごく熱がこもっていたので、熱対策としてHDDを3.5インチから2.5インチに変えることにしたら3日かかった。


 事の起こりはIDEフラッシュモジュールが5千円台だったのでつい買ってしまい、これがマザーボードのオスコネクタに刺すタイプだったので俺涙目。
 PC/AT互換機を使っている人にはワケがわからないだろうが、うちのPC-486GRはIDEがなかった時代なのでフルSCSI機である。IDEドライブは昔流行ったIDEのHDDを外付けSCSI-HDDにするガワから取り外したボードを使っているので、メスコネクタなのだ。
 しかたないのであまっている2GBの2.5インチHDDを使うことにした。最近秋葉原のENTERで売っている200円の2.5-3.5インチHDDコネクタ変換アダプタが基板をつかった丈夫なタイプなので設置しやすいだろうと目を付けていたのだ。結果3.5インチのスペースにも消しゴムで補強すれば2.5インチHDDが良い感じにハウジング。熱もケタ違いに少ない。
 しかしWin95のインストールは大変だった。詳しくはこちらの備忘録から察してください。あとかなり昔にNEC版MS-DOS5.0パッケージまるごと譲ってもらっていたのをこのたび開封したのだが、生まれて初めてEPSONチェックを体験する。むかついた。
 そうしてようやくGRでWin95が動き出したら次はNICを有線にしたくなった。漫画を描き始めてから結構な量の画像をやり取りするようになったので、LANを安定させたいからだ。ところがこの部屋のHUBは4ポートしかない。HUBを買うのにさらに千円だか700円だかの出費なんて冗談ではない。第一見た目が美しくない。
 会社の移転の時にもらったIODATAのへっぽこプリンタサーバとXBOX360は無線にできるわけが(お金をかければできるけどお金が)ないのでつぶしの効く3台のPCをどうするかが問題になる。元々お絵かきメインマシン(Athlon64x2)と下書きスキャナマシン(K6-III化GR)を有線でつなぐのが目的だから、残りの生贄PCを有線LANから外して無線LANにすることにした。
 この生贄PCとはASRockのK7VM3にGeodeを載せてる静音サーバを目指していたのにいつの間にかadobeとかappleの有害ソフトを入れたり、エロ動画サーバと成り果てた可哀想なPCなのだが、こいつのUSBポートに無線LANアダプタWLI-U2-KG54があまっていたので刺してドライバ登録したらプチっと画面が消えた。
 あまりの衝撃にしばらく呆然としたが、調べてみたらWLI-U2-KG54はUSBのくせに2Wも電気食う仕様だった。結局、120Wの非力な電源が原因だった。この電源はファンだけ壊れてて捨てられていたのを拾ったのだが、適当に付けたファンがうるさくて全然静音PCになってない原因でもあった。
 で、これまた譲ってもらった400Wの電源が余っていたのでケースに合わせるために穴掘って付けてみたら、これが余りに静かなのでビックリした。よく見るとAopen製だった。400Wなんて私の時代からしたら超弩級電源のイメージだったので「なんかうるさそう」と敬遠していたのだが間違いだった。いろんな意味で申し訳なかった。
 マトモというかステキ電源に変えたK7VM3のGeodeマシンはもともと静音マシンを目指していたので本当に静かになった。俺にもこんな静音サーバが組めるのかと感動するぐらいだ。まさに遅れてきたステキサーバ。しかし中身は糞ソフトとエロ動画だが。USB無線もうまくついた。

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