自動車とオートバイの歴史が終わりつつある。

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<F1>鈴鹿サーキットが07年の開催を断念
エンジン付きのクルマが面白かった時代の終わりですね。
思うことをつらつら書く。
「自転車はあらゆる面で自動車やオートバイより優れている。これからの時代、車道は自転車が主役になり、エンジンを積んだ車は緊急車両と輸送目的のみになる」と言うと、あなたは笑うだろうか。だが、小学生の自分が名機PB-100互換機カシオFX-720Pを胸に抱いて「これからはコンピュータの時代だムニャムニャ…」と毎晩寝ていた。学校の先生や両親は「ゲームばっかりして」とおかんむりだったが、今どんなに役に立っているかは説明するまでもないだろう。
最近、若い人が昔ほど車やオートバイに夢中にならなくなった。と嘆く人が多いと聞く。ぼくはそれはそれらにもう未来がないことを、若い人たちがカンで嗅ぎ取っているからだと思う。そしてもうひとつ、それを嘆くということは、古い価値観はなかなか拭い去ることができないものだなあ。ということである。
自分は、CPU漬けに成り下がった自動車やモーターバイクよりも、全身で操作する自転車に未来を感じている。その感じは小学生のころ、コンピュータというものに感じたものと同じ種類のものなのだ。そして、「自転車で車道を走るなんて」「そんなにスピードを出すと危ない」という人びとの意見が、当時のぼくの周りの大人たちの、無知蒙昧なやさしさと、時代の先を見ることができない愚かさやもどかしさに重なるのだ。「自転車=どうせママチャリだろ」と、もし、今のあなたが思っていたら、1980年代「コンピュータ=どうせゲームだろ」と目くじらを立てていた大人たちが存在したことを、どうか、思い出してみてほしい。

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