佐世保事件で誤報を信じた地元住民…まとめサイトの鵜呑みは危険(東スポWeb)
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/298624/
私も今回、2ちゃんねる経由のまとめサイトの記事を見て「加害者少女の父親は弁護士」と思いこんでしまいました。その他いろいろ、あまりにもアッサリと違う情報を信じ込まされたのでショックを通り越してスルーしそうです。インターネットを初めて20年ぐらいでしょうか。ちょっと初めてかも知れません。何だかんだ言って自分では情報強者のつもりだったのに、今回のまとめサイトの勢いには全く歯が立ちませんでした。
「佐世保女子高生殺人・遺体切断事件に感謝」、2chまとめブログの炎上商法に人の死までもが利用される事態に(BUZZAP!)
http://buzzap.jp/news/20140731-sasebo-girl-murder-2ch-matome/
管理人が佐世保事件の犯人の実名を公開した記事で20万PV/日あったことを「もっとこうした事件が起きないかなあ」と言った論調で自慢したそうです。googleその他のアフェリエイト広告収入はほぼリアルタイムです。私もやっていますが結果が結構早く(場合によっては数時間で)分かるのでまさにゲーム感覚です。本人の自己申告では20万PVで7000円前後とのことですが、実際は複数のアフェリエイト広告を組み合わせて1万円以上~10万円以下/日ではないかと推測します。
私はまとめサイトについては「どうだって良い」という立場でした。所謂アフェリエイト・サイトだと思っていたからです。趣味でお金を儲けるのは当然の権利です。ボランティアだって収入がないのが当然だと思われている日本の現状には吐き気を覚えます。昔のはちマスとか好きだったし、今でも特定のジャンルに絞ったまとめサイトは真面目で有益なところが多いと思います。
が、どうも最近、「2ちゃんねる」そのものより「2ちゃんねるから生まれたまとめサイト」の勢いが気になります。アニメやゲームと時事問題をごっちゃにからめて「このサイトはアニメやゲームが主で、時々、同じノリで真面目な時事問題も扱うけど、冗談半分ですよw」というスタンスは要注意。というか、どうも最近の”日本の若者に毒をまき散らしているのは「2ちゃんねる」ではなく「まとめサイト」ではないか”。あるいは、”まとめサイトは2ちゃんねるの悪い部分をまとめて、さらに下劣になっている”という意見には、思わず首肯してしまいます。
騙されないように自衛しましょう
というノリは「大人」にこそありませんので