そもそもこれから記事にする問題は、前輪駆動の、リカンベントの、ローレーサーでないと起きない非常に稀な事例なので読み飛ばしてください。
我がRaptobikeを11速化した最大の目的は11-42Tなのです。しかしRD-M8000には(M590とかにはなかった)出っ張りがあって(チェーンスタビライザーと言うらしい)それが時々シューズの踵に当たってしまうのです。
ここに踵が当たるとどうなるのか?それはつまり全力で走行中にフロントフォークの片側を蹴っ飛ばしているワケで、二輪車にとっては非常に危険な状態なのであります。私はRaptobike美希号がなんで好きかと言えば「平坦であれば永遠に手放し運転が出来るのはRaptobike lowracerしかない」のでありますが、すなわち、手放し運転しながら漕いでいるときにフロントフォークの片側を自ら蹴っ飛ばすことの意味がお分かりいただけるだろうか。
azub origamiにM590を譲るためとは言え大枚はたいてM8000を導入したのにこの体たらく。Twitterでボヤいていたら某氏からペダルエクステンダー、ペダルスペーサー、ペダルワッシャー、等々、「Qファクターを変更するためのパーツを使えば?」との有難い情報をいただきました。ここにその結果を報告し、御礼申し上げます。
とりあえず「ペダルエクステンダー」の検索で出てきた長野県岡谷市のタカヤマサイクルさんからBIKEFITの20mmペダルスペーサーを購入。
結構ずっしりした造り。88.5g。うーむ。これなら少々全力でモガいてもビクともしないだろうけど…重さが気になるなあ…
取り付けに普通の15mmのペダルレンチは使えません。当たり前。
おお!素晴らしい!これは踵が当たらないか、当たってもフロントフォークが回転するような力が加わることはなさそうです。とりあえず30kmぐらいの距離を通勤してみた限りでは全く問題ありませんでした。
あと、44gの節約になるならRD側だけにしました。Qファクターが2cmズレる?ケツの皺程度の誤差だろ。
走行中、右脚の踵をクイクイとぶつけようとしても当てるのが難しいほど。よっしゃ、これならどんなに(ブルベとかで)疲れ果ててもRD-M8000の出っ張りに踵が当たってフロントフォークが回転してすっ転ぶことはなさそうです。いや、良かったです。
以上、前輪駆動リカンベント・ローレーサーにshimanoの42Tの11速を付けた時しか役に立たない情報でした。