katana01を買いました。やっちまったなマイクロソフト…

 11月24日にfreetelがkatana01を「11月30日に12,800円で売る」と発表したときは驚いた。
 それまでwindows10 mobileを狙っていた人の多くがgeaneeの1.28万円の4型WPJ40-10の2016年初頭販売を狙っていたからだ。
 iphoneや泥になれた人なら、なぜそんな激安低スペックモデルに注目していたか不思議に思うだろう。それは:

windows phoneというOSは超軽量なので、激安低スペックでもそこそこ使える。

 のはwindows phone7/8を既に持っている人なら常識だからだ。

 そんなこんなでkatana01を予約し待機していた26日、突然ヤマダ電機が「Every Phoneを11月28日に販売する」とブチ上げる。その内容が「中途半端に高機能」なので「さすがヤマダ」「これはイランわw」と本来軽量低スペックであるべきwindows phoneを分かっている人は笑ったし、中途半端にwindows10 mobileを分かっている人は「3.9万円も出してContinuumなしかよ!」と嘆いたりしてた。
 と、ここまでは余裕があった11月27日、今度はマウスコンピューターがMADOSMA Q501Aを予約開始。既に販売してるQ501WHをw10moにアップデートしただけなので「秋葉原とかにある直営店にQ501WH持ってきたらQ501Aにしたるで。どや!これが国内最速(ヤマダの11月28日より1日早い)windows10 mobileや!!」と発表した。これは驚いたし、羨ましかった。
 さらに27日、マウス直営店でwindows10 mobileにした人を「いーなー」と指をくわえて眺めつつ、28日にヤマダのEvery Phoneを買った人を「あんまりうらやましくないなあ」と思いつつ、30日、katana01が我が家に向かって発送されつつあるなか、トリニティがNuAns NEOとしてContinuum対応(後で暫定版と判明w)のハイスペックwindows 10 mobile機を出すと発表した。これはヤマダのEvery Phoneを笑った我々も「Continuum対応なら値段が高くてもOK。ていうかこれで軽くてシンプルなwindows phone時代が終わり、ビッグデータと密接につながるwindows10x時代が始まるのか…」と大いに感慨にひたるのであった。…

こんな胡散臭い早売り合戦、あのAMDのAthlonとintelのPentiumの1GHz対決以上である。

 まさにこれが秋葉原に足しげく通った頃の、かつてのパソコン趣味の楽しかったあの頃を思い出させてくれた1週間であった。

 さて、ともかく昨日届いたkatana01であるが、もう一度言う。

windows phoneというOSは超軽量なので、激安低スペックでもそこそこ使える。

 そもそもwindows phone7が出たとき、我々はひっくり返った。あのMSが、iphoneよりお洒落で小粋なOSを出すなんて。本当に信じられなかった。
 そう言うわけで、上記の「早売り合戦」そしてそれは「安売り合戦」でもあるのだがそれをwindows phone7のときやっていれば

iphoneみたいなデコレーション超弩級スマホは軽快かつ激安のwindows phone7の大群に、あれよあれよと轟沈されただろう…

 やっちまったな、マイクロソフト。これはウソ偽りない感想です。それぐらいwindows phone7のシンプルさは、当時palmとかSymbianとかにイライラしていた人ほど、ヤラれたのです。シビれたのです。が、これほど過去形でwp7を褒めると言うことは、その通り、windows phone8はwp7より豪華仕様になり、そしてwindows10 mobileではとうとうwindows phoneの良さはほぼ消えて、iOSと同じようにモバイルとデスクトップでのOSの統合を図ろうという方向になってしまいました。だけど、それは当然です。ここ数年のPCやITインフラの進化がメチャクチャ速いんだもの。

 と、いう訳でkatana01は適切な時期よりも遅れて激戦区に投入された、勇気のある、安くて、スジの良い、捨てゴマの一番機です。

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左からlumia525、iphone5c、katana01。どう考えてもkatana01のモンドリア~ンなスタート画面は素晴らしい。

 誰も書いてないので超初心者向けに書くと:

・いろんなところで言われているけど、katana01のセットアップ直後はバックグラウンドでなんか動いてます。私もそう感じました。とにかく電源入れてMSアカウント設定したらそれ以上のことはせずwifiつないでしばらく放置しておいたほうが良さそう。

・ヌルヌルサクサクなのかはまるで参考にならない拙作youtubeをご覧じあれ。

↑何故だか分かりませんが木の机の上だと戻るボタンや窓ボタン・検索ボタンが使いづらいかも知れないです。手に持ちあげての操作、あとタオル敷いてその上だと素直に動作するみたいです。

・とにかくwindows phoneはMSアカウントがないと役に立たないのでこの際取っておくこと。カラッポのMSアカウントでもいいから作っておいて:

 設定→アカウント→メールとアカウント→[+]アカウントを追加する

でGmailアカウントが追加できます。

・例えばそのGmailのメールはどこにあるかと言えば:

 Outlookメールを起動→左上の"三"(ハンバーガー・マーク)→アカウント

にMSアカウントやGmailアカウントができてます。ここをいちいちクリックしてGmailを見るのではなく

 右下の"…"を押す→スタート画面にピン止め

するのがwindows phoneからの流儀なのです。スタート画面にピン止めする場面は他にもいっぱいあるので慣れると楽しい。

Cortanaの認識率は相当すごい。

 いろいろ試したけど(テザリング、インターネット共有が『モバイルホットスポット』に名前が変わっていたのには参ったが)やはりCortanaがすごいです。ただし(特に初めてwindows phoneを触る人は)Cortanaは音声認識機能の名前ではない。ということを意識しなくてはなりません。
 Cortanaとはマイクロソフトが今、windowsを捨ててでも取り組もうとしているITインフラの、特にビックデータを「こんな風に使えるよ」と提供しつつある(音声認識だけではありません!)いろんな機能や仕組みをひっくるめたパッケージの名前なのです。(それは既に始まっています。Cortana Analytics Suiteとか言われてるみたいです。)

 つまり、「Cortana使うときにあんたのデータを頂いちゃってもいい?」には必ず「はい」と答えてください。

 もしも貴方がマイナンバー制度に反対するような人で、Cortanaでも自分のデータを提供する気がないなら、Cortanaは使うべきではないし、使えないし、使う資格も権利も品格も自覚もクソもないのです。

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katana01にpriori2のカバーつかえました。やっぱりやよいスキーはオレンジじゃないと。

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残念。4.5インチのkatana01に4インチ用製品の流用は無理が多いみたいです。

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