日本製のGPSなんて使い物にならない。そう考えていた時期がありました。
いや実際自己ブルベだーとか言って15時間連続で走ったりするには使えないけど、この夏休みにちょっとそこらへん40kmぐらい走る。という場合はやっぱり日本人がこさえた日本地図が便利ですなあ。
自転車は時速100km出る。とか、100km以下の距離なんて走ったうちには入らないとか。日本人はなかなかそういう事実、真実、神の、あるいは地球の有り様を、認めたがらない。だから原発をぶっ放して死ぬ。
自転車に乗るということは、地球がどういう仕組みで動いているのか。森羅万象を創造した神はエネルギー効率において人間よりどれぐらい劣っていたのか。重力とはなにか。体重をかけるのはサドルではない。とか、空気抵抗とは?風とは?温度とは?人間の皮膚はお風呂に入って汗を流すと長距離を走るのに全く適さなくなってしまう。とか、スポークが平らになるだけで気が狂うほど負荷が減る。とか、そういう事実を、そういう感動を、このNV-U37は一切捨てて、そういった世界とは全然関係ない日本で使う製品で、「あ、この道の向こうにコンビにがあったのか」とか「あの学校の名前は○○小学校だったのか」とか、そういう楽しみで便利です。
ツール・ド・フランスの実況で雑談していた浅田さんが「良い自転車が記録が出るとは限らない。それは実は乗りやすい自転車かも知れないからだ。乗りやすい自転車とは必ずどこかで性能を犠牲にしている。つまり、乗りやすい自転車とは記録が出にくい自転車だったりする。…」そんなことを言ってました。
ママチャリなんかその最たるものですよね。前に進むという性能を一切否定することによって乗りやすさを実現している。乗りやすさを追求するその延長に今の自動車がある。生き易さの追求の果てには原発がある。なにを犠牲にするのか。
そうです。自動車やオートバイみたいなオモチャにつけるような道具ですが、これは便利です。
コメントありがとうございます。
大変参考になりました。
もっともっと欲しくなってきました。
さっそく購入したいとおもいます!