本日はさる事情があり、マイカー通勤をした。
私はカーナビを持っていない。代わりにGarminのeTrex Legend 日本語版を使っている。カシオペアA-51があればWWWでルート検索はできるし、なによりどこをどんなスピードで走ったかログがばっちり取れるから。
なにより、俺は他人が作ったシステムで空間を移動させられるのが、もう、生理的に大嫌いなのだ。
で、帰りは自由なので、普段自転車で通勤しているときと全く同じルートを走って、自転車と自動車でどっちが早く帰宅できるか記録してみることにした。
一番最近の自転車で帰宅したログ探したら10月17日のがあった。この日は某所で会議があったので不慣れな場所に行くためにeTrexをつけてたのだ。ただしTR-1である。LEGGEROでないのが残念だが都内最強クロスバイクということでいいだろう。新宿では自転車はアルタ前を通って大ガードに入るが自動車で同じところを通るのはフェアじゃないので明治通りから靖国通りに出るルートを取った。さらに以下のPOTファイルを見れば分かるが、俺はT字路だろうが一本道だろうが(自転車で)完璧に信号を守っていることに注目。ちなみにマイカーはK12マーチ。
さて結果はカシミールなどで開くことが出来るPOT形式のテキストファイルである。ちなみに自宅や会社の位置を公にするほどバカではないのでログの前後数百メートルを無茶苦茶適当にカットしてある。プレーンテキストの時刻は日本標準時刻じゃない、GMTもしくはUTC。
kitaku-bike.POT
赤坂→高円寺 自転車(33分)
kitaku-car.POT
赤坂→高円寺 自動車(43分)
なんか拍子抜けである。なんだかんだ言って本当は自動車のほうが速いと思ったのだが…。
* * *
自動車はこれからどうするのだろうか。走りの楽しさ、環境、健康、そして速さでも自転車に負けである。いいところはひとつも残っていない。
クラシックな1980年代までの自動車なら俺も好きだ。いちいち車種をあげたらきりがないが、それはCPUで制御されていない、本当に自分の責任で走るクルマだったからだ。
昔Tipoで俺と同じこと(今の自動車はウンコである)を言ってた館内端が「自動車が好きだから歩いて鈴鹿へF1を見に行く」というのをやってて面白いと思った。
某日某展示会搬入の手伝いをしたときPCを遠隔操作したりWEBカメラ仕込んだりしつつ、離れた場所の頭と尻尾だけの世界であるwwwは、空間移動手段とまた別の存在価値があることに気づいた。
もはや自動車は自転車の敵ではないことは明らか。もはや、自転車のライバルはインターネットしか残っていないのである。そこでインターネットのバックボーンかなんかのケーブルを、自転車で辿ってしまうというのはどうだろうか。
そういうケーブルがあるのかどうかも知れないが…