人生初ホイール。

土曜の長野山天空のカフェの前輪は俺が一度組んで師匠曰く「いくら再利用したいってこんなリムは初心者はムリ」と組みなおしてくださったホイールだったので今回のコレが俺が初めて自分で(測って注文して)組んだホイール。テンションゆるゆるだけど一応センターでてフレも3mm以下です。

あと携帯をF-41bからF-51bに変えたのだが速度的には満足なんだけどなんだこのカメラ。iphoneみたいなクソ映像発生器みならって訳の分からないボケ処理入ってる気がする…最近のガキ(30代中心)がいい加減ワシらが1980年代に夢と希望で一杯だった情報デバイスにこういうクソみたいな仕事させるのやめてくんねえかなw

散髪しに隣町(柳井)まで20kmダム湖3個超えて。

散髪でも行くか~って隣町まで単車で緑だらけの山道を走るわけですよw東京でこんなの考えられない。田舎暮らしの夏が楽しくて笑いが止まらない。

そういえば普通自動二輪の免許取ってSR400で過ごした東京の夏はひどかった。高架下の渋滞なんて拷問だった。すり抜けみたいな下衆いことしないで都会で二輪車に乗るのは難しい。翻って田舎にずっと住んで免許取ってMOTOに乗ってたら、まあ、「二輪車としての楽しさはコレが上限」とか思っちゃって、日本人としての人生でマトモな日本人向けではない欧米基準の自転車に一度でも乗ることはなかっただろう。

2025年の梅雨は7月に入る前に開けていきなり猛暑で身体が慣れるか心配だったが古民家での夏はとにかく窓を開けてクーラーを29℃設定にする。なんとなくどっからか涼しい風が来ると心地よいのだ。底辺のスポットクーラー的味わいと言われたらそれまでだが、どうせクーラーつけっぱなしならこっちのほうが良いと思う。

ショック!152.5mmのコンパクトクランクをリカンベントにつけるとマジで坂が登れない…

ショートクランクについては別府史之氏ほか諸兄方が「平坦はいいけどスプリントとかトルクが必要な場面では困るで」とおっしゃっていたがその通りだった。周南市の長野山、天空のカフェの坂は平均10%が5kmぐらいなのでそんなに激坂でもないのに変に苦しい。おかしい。身体が衰えたにしても納得できない。体重も体調も万全。そうか、ショートクランクによるトルク不足か。これはキツい。頑張ればどうこう言う話ではない。出せるパワーが人為的に(俺じゃ)カットされてるのだ。今まで積み上げてきた経験がまるで生かせない。これではいくら平坦が楽しくても折り畳み輪行でマルチロールファイターやらせてるazub origamiとしては使えない。帰宅して170mmの105に戻したの図。平坦ではstravaでガンガン新記録出してたので正直悲しい。

しかし以下余談であるが、raptobike(美希号)でもショートクランクで周防大島の文殊山を登ったけどこんな苦しさは感じなかったなあ。もちろん「こりゃダメだ」と諦めて推して歩いたけど。器用貧乏やよい号とは違って無自覚天賦の才美希号はそういうバイクだから良いのだが、それにしても長年乗り続けたリカンベントで登坂の楽しさ(苦しさ?)の違いがあった。前輪駆動(チェーンの長さはロードよりちょい数コマ足しぐらいで駆動系のダイレクト感がトルク不足を補うイメージはある)と後輪駆動(チェーンの長さはロードx3でちょい余るぐらい)だと何か違うかも知れない。ただの感覚の話なのでなんの利もないがこの夏のテーマになりそう。

兎も角ショートクランクをクルクル回して走った長野山までの平坦は楽しかった。周南市の田んぼがほとんど水が張ってないのに驚いた。梅雨が異常に短くてJAがそう指導してるのか鹿野の渋川のさらに北に行かないと水田が現れなかった。

鹿野と言えば東京の立憲民主党や共産党でズタズタにされた女性人権運動の聖地二所山田神社だけど西京県の本流としては蔑ろにされている現状こそ誉。

石船温泉を過ぎたあたりで目観音様なる観音様を発見。網膜裂孔の自分は思わず参拝。そういえば前輪は師匠に教わって組んだR390です(あまりにリムがガタガタ(空気圧120psiとか入れてた時代のシロモノなのでサイドが膨らんでたとか)だったので俺が組んだあと師匠が組みなおしてたがw)。これでスペアのTPUチューブのバルブ長がおそろいで済むのだ。

あと天空のカフェの坂の入口あたりで五郎万橋を作ってた。長野山へ登る道は岩国側の道路はひどいもんだけど周南市は税収が良いのか頑張ってますね。

ショートクランクで苦しんでたどり着いた天空のカフェでカレーを食べる。こんなとこ誰もこないだろと思ったら割と客が居て20分ぐらい待たされたがお米を補給するとホント疲れない。

で帰り道定番のコッチネッラは…売り切れ!どうしたのよ岩国市と周南市。なんか賑わってるのか?

しかも去年から錦川沿いコースには江木商店があって自転車乗りとしては心強い。コッチネッラで補給できなくてもここで十分休める。夏の猛暑で100km走るには周防大島巡回コースしかない状況は変わりつつある。

amazonにてKQFCAZREコンパクトクランク152.5mmの2個目を購入し走りまくる日々。

昨今流行りのコンパクトクランク。リカンベント自転車なのでヒールキックが怖くて導入したいのだが152.5mmなんてどう考えても安いパワメの目途がなく、しかしヘッドアングルスペーサーにもできることには限りがあるし重量は増えるしで、せっかくだからこっちを選ぶぜと清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入したコレ、2個目買いました。(54歳爺のファンライド用途なので強度は問うてない)

前回まあまあ軽いなと思ってたら580gでした。ハッキリ言ってここ10年クラスの「買ってよかった逸品」ですな多分。なんだろうこの感じ。1回転で進む距離も11速で割り振られる距離も同じなのに瞬間的なトルクが細かく細分化されたのか高ケイデンス(50~60が60~70になっただけだが。そこ普段90以上の人笑うな!)維持が楽に→つまり坂とか長距離が楽に(感じられるように)なって体重が80㎏切ってきました。もう理論はどうあれ、仏教とかギリシャ哲学とかでいう修行というか実践とうか、この「感じられる」が重要なのよね。

男ってのは太っていると警戒されまくり。新次郎がかつて天下りと二分するほど忌み嫌われていた随意契約を企業とこれまた単なる癒着してコメを安く売ってもマスコミが好意的に報じれば日本人の朝三暮四ここに極まれり。そんなわけで今の人からは信じられないだろうけど実の母から「畳の上で死ぬのは恥ずかしい」とガチで教わった最後の世代の長州男子としては虫の湧いた買溜戦士古古古古古古古古古古古古古古古米を抱いて畳の上で死ぬ人間だらけの世間を長距離ライドを楽しむしかないのであります。

先週の5月25日、女房が防府で俳句の会があるってんでカーサイクルとしゃれこんで防府→山口市でみずほ銀行の通帳記帳→道の駅仁保の郷でつっぺ焼き購入して帰るコースを選んでみた。防府では晴れてたのに仁保から徳地まで気象レーダーに映らない雨で結構参った。

参ったと言えば仁保の郷がリニューアル中でつっぺ焼きが販売休止中だったこと。でもまあこれも記念と言えば記念。

あと動画では(もちろん)カットしたけど犬鳴滝の手前高瀬サンスポーツランドでおそらくウルトラマラソンなど嗜むお姉さん二人組(年齢表現については不問とする)ににこやかに話しかけられたこと。この冬は目と耳が氷点下のモトで再起不能な損傷を受けるぐらいに太っていたころに比べると痩せてから本当に人から気楽に話しかけられるのを感じる。スポーツ重要。機材選びも重要。

 * * *

さて今週の5月31日は日本最古の石器だと認められたニュースが報じられた冠遺跡付近まで行ってみた。そういえば国道434号の須川バイパスが3月に全線開通しててそこを通れたのも良かった。

国道434号と言えば寂地峡と言えば「菩提樹」の山田うどんとわさび丼。結構美味なのだがわさび丼についてはお上さんのアドバイスに従わずちびちびわさびとお米の割り振りを考えて食すのが俺流。

事前情報で冠遺跡は私有地だから入れないことは知っていたのだがいつの間にかドッグランの施設がきれいに整備されて建物もとても明るい雰囲気になっている。

犬連れてない自転車野郎でも問題なく食事やコーヒーで休憩できる施設で、見晴らしが良くなかろうとも峠にこれは、誠に誠にありがたい。子供連れが多いので気を付けなくては。

国道186号を南下して広島県道30号線から国道2号に出よう。とくれば周防大島の幸進堂と並んで安くて美味しい津保美堂で女房へのお土産を買う。特に白あんが美味い。写真は通りすがりの奥様に一生懸命支えてもらって撮影。スンマセンと告げると「津保美堂を宣伝してくれるので」で感銘を受ける。当日はマルシェかなんだかお祭りのようだったけど、自愛も大切だし地元愛も重要だなと思った由。

山口県は東京では叶わない夢がかなう場所だった。

暫くブログを休んでいたがその間に人生をひっくり返す偉い事が起きていたのだ。東京に居た時、知り合いが「一生に一度の買い物」ってことでポルシェのボクスター買ってたことを思い出した買い物。自転車用スポーク36本。アリスサイクルがamazonで売ってて4000円が届いた。

4000円のステンレスの36本の棒をポルシェと比べるのか。と一般人は意味不明だと思うけど、これ14×211…ほほうシマノのDEORE系のハブ、まあ36本だからフロントでしょうな。アレックスの451リムに?28穴リムですか。…この知識を得るために紙電子媒体問わずどの文献読んでもさっぱり分からない。なぜフランジを左右2回で測る人と1度で測る人が居るのか?リムの測り方に作法がなぜ何種類もあるのか?自分は細かい記述に「なぜこの人はこうしているのか?」が伴ってどうしても全体が理解できない人間なのだ。今回、AIではない肉体の先生から教えてもらって目から鱗が20枚ぐらい落ちてようやく購入出来た次第。14×211はシマノのDEORE系の安くて動作が確実なハブでアレックスのR390リムのフロントに適合する。今は胸を張って言える人間になることができました。東京ではプロショップは長蛇の列。やっとこさ暇そうなこれから売り出し中の若者見つけてもこっちの仕事が忙しい。長かった。本当に長かった。ありがとう山口県。

山口県岩国市周東町の自転車ショップ「サイクルショップやまだ」さんにて。「やまださ~ん、また東京の若造が逆立ちしても出せない精度でホイール組んでよ」「もう年で辞めた。フレ取りで足曲げるのしんどい」「マジっすか!じゃあ教えて」「いいよ~」の図。広げているのはDT Swiss Spoke Calc Wall Chartで、これがまた「なるほど!ラジアル組みと3本組だと長さがこう変わるのか!そりゃラジアルのほうが短いわけだ!そんでこのぐらいの差なのか!値が表になって(総覧性があ)るから分かりやすいですね!」「ここは3つ連続同じ値ですね。絶対正確に出せという人も居れば1mmぐらいズレても大丈夫と言ってる人も居る訳だぁ~」(先生:うるせえなコイツw)とホントに理解に助かりました。DT Swissをはじめ紙の表をやめて計算アプリになったの、あれ初心者向けじゃないと思うなあ。

GW後半。車で移動。二鹿梅津の滝とギャラリーカフェ石楠花、コッチネッラ、江木商店。

GW前半は一人自転車でダム巡りで100㎞ほど走ったがGW後半は妻と一緒にドライブである。なんか喋りながらアチコチ寄るので自転車より車のほうが移動距離は短くなる。こんな”当たり前”のことが他人ではそうでなはいらしい。

以前から「なかなか良い」と聞いていた二鹿梅津の滝に初めて行ってみた。いやマジで割と良い。写真で観ると割と見ごたえがある。滝つぼを見た帰りには喜和田鉱山の案内看板があって「へえ」と驚いた。

ただ割と良いだけあって不届き者も寄って来るらしく帰り道かなり派手にゴミが捨ててあった。環境省がらみで国連大学に出入りしてたので国の金で来てる地位なのに相当ヤヴァい外人連中見てきた日本人としてはマッコリ飲むような人間か…と思ったりする。

チャリンコで何度か走ってた道に見慣れない古民家カフェ「石楠花」が。「なんだコリャ」「寄ってみよう」

これは良いわ。建築のことは分からんがかなり頑張ってる。細かいツッコミはコーヒー飲んで言えば良い。うっすら冷房が効いている。対応してくれたマスター(水墨画の人)は「ここ冷房も暖房も効かないんですよ」と苦笑いしていたがわしは猛暑の避難所に良いと内心ほくそ笑む。

トイレもすごい。スイッチもすごい。フェルト立体の動物がいっぱい。これもマスター作との由。

完全に古民家オサレギャラリーである。メインは水墨画である。獺祭で有名なセンセの息子さんの山本一芯さんの書の展示もあって今ならオトクw

コーヒーは500円。セットで700~1000円。これも良心的である。

古民家のリフォームで結構ご近所さんが応援してくれたとか、いろいろお話できた。自転車の置物があるがオーナーさんが自転車乗りとの由。険道130号線は周東から二鹿まで離合もできない道だったと伝えると獺越を遠回りしてくる名もない道のほうが広いと教えてくれた。地元民だがこんな”当たり前”のことを知らなかった。

いつもチャリンコ一人なのでコーヒーだけ注文してた北河内のコッチネッラで念願の夫婦二人でピザ注文。カラスミとしらすのピザを食べた。自分はまあ普通の味だと思ったが妻のほうは気に入ったらしく「今日は天気が良い」を連発してた。ちらほら米軍の人が見えるなか、景色と食い物が快適である。インド=パキスタンのニュースを聞いてパキスタンのイスラム教が異端だらけなことと国連大学で旅費の受け取りで騒いだインド人科学者のことを思い出す。

コッチネッラの後は妻が「まだ行ったことない」と最近リニューアルして立派になった江木食品に寄ってみたら山陽小野田市のお酒・山猿が安かったので買ってみた。帰宅して当初失敗作だと思ってたけど何度か使ってると「割とイケてるかも」と思い始めた自作のおちょこで呑む。やっぱり酔っぱらうと扱いが雑になるおちょこは他の作家さんが作った華奢で丁寧な造りより重たくて野暮ったいほうが良いんじゃねえのかなあと下品に思う。「いい酒が手に入ったからお刺身食おうぜ」とイオン系のザ・ビッグで買った安い刺身だがこちらも品質が普通で満足。東京に居たころはバカにしていたがここ数年イオン系の品質は上がってて何が斜陽なのだと実感するのは難しい。妻はカツオを買って「今は新玉ねぎの季節」「当たり前じゃん」との由。

GW前半。山口県はイエローストーンだった!!周東の近場は結構楽しめた話。

4月29日昭和の日。まずは自宅3km手前でSX-Rがバーストするまでの話。

久しぶりにかきのき村まで行ってトイレ行ってお土産買って人力バイクに戻ったらモトバイク軍団に制圧されたの図w

でバイクおじさんに途中でみかけた「間欠泉」の看板について確認して行ってみた。中国山地のどこかに間欠泉と温泉があるらしい。ということは岩国物の怪地図研究会のtwitterでチラ見して知っていたのだが「どうせ物の怪さんが行ってる処なんて中国山地の秘境も秘境」だと思い込んでいたら中国陰陽連絡線つまりメインストリートである国道187号線すぐそばであった。

お店のおじさんに「30分ぐらいで出ますよ」とのことで坂登って5分ぐらい座ってスマホ見てたらマジで出てきた!!裏でおじさんがスイッチ入れてるかもしれないが割と感動。自宅からチャリで行ける間欠泉なんてイエローストーンに住んでるようなもんじゃん。小学生のころ別府の地獄谷行ったときこんなの期待してたのに何でもなかった記憶がある。つまり山口県岩国市は別府温泉を超えていた。マジで。

 * * *

5月3日。動力輪のSX-Rは諦めたのでひさしぶりにraptobike。どこにでもある28-451のSCHWALBE ONEなのでテンションだだ下がり。リムはサイドウォールがあるR390。あんまりカッコよくないなあと思いつつ、走りはロード寄りなので良い。

とりあえずGWなのでダム巡りをする。まずは向道ダム。なのだが国道376からダム事務所までの道が28-451に厳しい田舎の凸凹道で楽しくない(リカンベントならなおさら)。

向道ダムは日本最古の多目的ダムとのことで、高さが低い。あと造形がカワイイ。

次いで島地川ダム。世界初のRCD工法でウムへぇそうなのかと思うことが出来る。

外のトイレが故障中でダムカードを貰うピンポンを押して入れて管理棟のトイレを使わせてもらわないといけない。なんか悪い気がする。

で最後は川上ダム。日本初の嵩上げダムである。普通のダムでもっとこう嵩上げしたところから色分けとかしたらどうか。するわけない。坂を登ったり降りたりしたこのころになるとSCHWALBE ONEの定番タイヤの安定感に感謝の気持ちが芽生え始める。

そんなこんなでダムカード3枚貰うとなんかやり遂げた感じがしますね。ふしだらなチャリダーと思いなさい。