2022年9月22日の松山市は雨だった。

女房が俳句の会に向かうのに路面電車を使うことにしたのだがJR松山駅から地下道使うなんて発想がないしJR松山駅前駅とか松山市駅とかおもてなし以前の命名センスも不親切だからかなり戸惑った。松山市民は岩国市民以上に田舎者である。

次の日(9月22日)は予報通り雨で20km程度のポタしかできなかった。しかし不具合の原因と改善が実感でき満足である。

夕方は句会を終えた妻と合流してCrepe cafe Cocoに行ってみた。高円寺の支店は都内で酒飲んだあと帰宅前に酔い覚ましのコーヒーの常連だったことを余計にも伝えると喜ばれた。

明けて23日は四国の最西端に行ってみようと立ち寄った道の駅ふたみの鯛めしが美味かった。そういえば2017年自分はここを福山から愛南まで人生初めての往復600kmをキコキコorigamiやよい号で死に物狂いで通り過ぎたのだった。

小学生か中学生のころ先生から「四国は運が良ければ見れる」とか騙されていたので「あれ大黒島じゃね?」「あれ屋代富士(嵩山)じゃね?」と島や山の形を知っていれば丸見えだったことを知り53歳になって驚く。

旅の終わりに宮崎・大分といっしょで四国最西端に行ってみた。あとはついに本州から四国へ9000円台でフェリー移動することに成功する。に続く。

ついに本州から四国へ9000円台でフェリー移動することに成功する。

伊保田に港を発見してから長年の夢であった本州から四国へ1万円以下でフェリーで移動することに成功した。

行きしは予約でいっぱいだったので乗れず、帰りの日の朝ダメもとで電話していたら松山の三津浜から周防大島の金魚の尻尾のさきっぽ伊保田の1日3本しかない便の最終(20:30発)の予約が取れたのだった。結果、片道9590円の領収書をゲット。行きしのETCの記録は玖珂IC→福山西(3,730円)+向島本線→今治(2,950円)+今治湯ノ浦→松山(1,490円)=8,170円となりなかなかいい勝負。橋は立派だが対面通行もあるしょぼしょぼ高速のしまなみ海道をちんたら走るガソリン代+ただでさえ二輪に比べて少しも楽しくない四輪を年寄りになってさらに苦しくなる一方の運転代行を考えるとフェリーのほうが安くて楽なのは間違いない。

とりあえず電話で「20分前には港に来てください」とか言われたので三津浜港を目指したのだが四国はやることがないので食事で時間をつぶそうと人生初の「くら寿司」に入ったのだが全てがドリフよりクルクル回っており落ち着いて食ってる場合でなく早々とファミマ 松山余戸南六丁目店のイートインでコーヒー飲んでボケーっと時間をつぶして1時間ぐら前に着くと係りのおじちゃんに予約番号と名前を伝えると4番レーンに案内されたの図。ここで車をいったん降りて受付に行くのだが出発30分前にならないと窓口はカーテンが閉まっててここでもなにもできずボケーっと過ごす。ちなみに三津浜=伊保田は現金決済のみ。

とりあえず利用者はそこそこ居て車はいっぱいでした。バックでフェリーに乗ったのはじめて。よく見ると伊保田で降りる車だけこっち向いている。

不満というかフェリー内の自販機は飲み物だけ。しかも外にあって風も強く寒い。津軽海峡冬景色ごっこ可能である。

しかし屋上は最高で銀河も見えれば離れ行く松山も見えた。財布や携帯入れたサコッシュが吹き飛ばされそうなぐらい風も強く見下ろせば暗闇にのたうちまわってる波もボケーっと見てるとひきこまれる迫力があり外洋航路でバイトしてたが外国人が命をかけてjump shipする気持ちも少し分かった。

ちなみに21:37に伊保田に着いたので自宅に23時前にもどることができた。これが柳井港だと23:05着なので深夜割引があってもあんまり利用したくない。しかし旅行2日前に往復割引かまそうと電話したら予約がいっぱいになるほど人気航路だとは思わなかった。がんばれ防予フェリー。

病み上がりにやよい号で周防大島(屋代島)のサフラン行ってきた。

スマホは泥10のTORQUE G04から泥12のF-41Aに変えたのだがクッソ遅い上にau以上にdocomoのアプリがてんこ盛りで在りし日のsony vaio P並みに遅くかつアンインスコできないクソ仕様なのでオンライン有害アプリで除去してようやく我慢して使えるかな?程度になったのだがカメラのピントが合わないのは日常茶飯事。いつまで日本企業はこういうていたらくなのか。まさかwin95がでたころぴちぴち紅顔の美少年が50過ぎて死を感じるあたりまで続くとは失われたン十年や氷河期世代よりひどい話である。

でまあセブンイレブン周防大島久賀店そばにあるサフラン。コンビニは一瞬イートインで休めるかと思ったらコロナで台無しとなりこうした雰囲気のゆる~い喫茶店は座って休める貴重な場所である。サフラン定食を頼んだらさぞかし黄色いのがでてくるかと思ったら普通のごはんが出てきた。670円でこれはなかなか。ひじきとかおしんことかそこらへんのスーパーのパックじゃないし。

外観はこんな感じ。21世紀のITも旬は短かった。

出だしは30℃前後で涼しかった(?)のだが午後イチになると35℃あたりに。日向でほっとくとBrytonが40℃示したりして100km弱のライドでも病み上がりの身体にはキツかったです。

夏の終わりに風邪ひいて2週間寝込む。

正直に体温37℃申告でも発熱外来になるのねw田舎でもちゃんとコロナ対策続いているようで良い事です。あとマイナンバーはじめてつかってみた。マイナンバーはアベノミクスの大成功の例の一つ。しかしろくろで作りかけのコーヒーカップみたいなの「あとで取っ手つけよう」と加湿箱につっこんでたらカビだらけになってそれを削ったりしたのが喉に悪かったので抗生物質を強く所望したのだがそこは田舎の病院しぐさでなかなか処方してくれなかった。東京だとボコボコくれる病院探すのは結構楽だったのだが…

これまた深谷峡温泉が岩国の自転車休憩ポイントだと判明。

TPUチューブでSCHWALBE ONE 28-451を田舎道で使うには120psiなんてカチカチではなく100psiで使うべし。と判明したので今度はVEE speedster 37-451をTPUチューブでつかってみたらどうよ。という話。

まず海方面の徳山まで買い物に行った帰り。街乗りと2号線のゆるい坂なら100psiあたりでSCHWALBE ONEと同じく回転が軽くなって非常に良かった。少々の荒れた路肩なんかいくらでも突っ込めそう。

次いで本日海沿いの次は山越えだってんで空気圧を90psiに下げて周東町からムーバレーを目指す。のだが温度計を見て眼を疑う。20℃を切る瞬間もあった。クソ寒いw

登ってる時はウキウキだったのに山を下りてから川沿いの平坦がどうにもこうにもズブい(SCHWALBE ONE 28-451と比べて)。ウーム。気分的なものか、やはり90psiはダメか?とCYCPLUSを取り出し「ここらでちょっと文明の利器でセッティングを…」と100,105psiと空気圧をあげてると…

AS2PROが素手で持つのが難しいぐらい熱持ったと思ったら大和民族では製造できない文明の利器であるプラスチックチューブRidenowのバルブが歪んでしまいましたw

TPUチューブはプラスチックなだけにホントに熱に弱かった。こんなクソ暑い日にちまちま空気圧を電動ポンプで変えてはいけないことを学ぶ。あとAS2PROに延長ホースの類を使えばこんなことにはならなかっただろうな…

途中金属銘板を盗られた訳ではないが名前がわからない橋で2匹のイタチを見かける。

くだらないことをして敵国chinaからしか手に入らない451のTPUチューブを1本無駄にして深谷峡温泉にたどり着く。前回深谷大橋を渡ったと妻に告げたら「どうやら深谷峡温泉、営業しているらしい」コレは実際に見に行ってみるしかない。と直接来たわけだがこの田舎の情報のユルさと、なんとなくワシらが学生~就職してすぐのころ「検索デスクの結果がgooやinfoseek、早稲田のkensaku.orgよりすごいサイトがあるらしい」と応援していたgoogleやwebそのものの凋落が肌に感じられて嬉しい。

営業時間前にたどり着いたので飲食店関連の様子は不明だけどオートキャンプ客の車がまばらに出入りしてて自販機と公衆トイレは24時間ぽいのを確認。これは自転車乗りとしてはありがたい。こんなに休憩ポイントが多い岩国、ちょっとすごいんじゃない?

深谷峡に来たならこれも気になってた風穴。

いやマジですごい。なにがすごいってガチで冷たい風が結構強めにふいてくる。しかもアクセスが県道降りて30秒ぐらいのところにある。こんな立地条件の良い(?)風穴って日本にそうそうないんじゃなかろうか。

んで日曜なので江木食品でビーチパラソルの下アイスと炭酸飲んでドテ走れ~♪(最近もち君のキーホルダーが壊れたw)しかしVEEのspeedster、徳山に買い物に行くなら良いけどブルべで山超えて制限時間気にしてたらちょっとTPUチューブで軽くなったとしても使いたくない感じ(trp spyreの調子が悪かっただけ)。ただ道中前半が20℃前後で帰宅するころは37℃とか表示されていたのでタイヤの評価する体調ではなかったのかも。

盆直前の大地震に怯える老人どもが一瞬だけ高千穂峡のボートの予約に隙を見せたので行ってみた。

東京ポリコレ地獄県の環境省と違って広島の超絶ホワイト土建屋ではお盆が9連休なのを知ったのは通知がゆるくてお盆直前。「9連休?マジ?」「どこ行く?」とトラベルコちゃんと右顧左眄していたのだが折からの地震へたくそ報道で高千穂峡のボートの予約が一瞬空いたので掠め取ってみた。

高千穂くんだり宿泊地として選んだ延岡市と言えば全アジア人の近代化をひっぱった土地の一つであり旭化成敷地内にあるハーバー・ボッシュ法から発生したカザレー式アンモニア合成塔の記念碑はその象徴である。一般に公開されているものではないので格子のむこうから覗き見なのだが当然これを参考に見に行くヴァカが居たら職員さんから明らかに歓迎されない行為なので配慮すること。

山口県からの移動と人類の遺産を見たのでこの日は終了。延岡第一ホテルの目の前に居酒屋があったので「青春の門」に行ってみた。

かなり安くてなかなか美味い。コスパは全国的に最高レベル。お店も女将さんの雰囲気も良くて延岡「青春の門」超おすすめ。

いよいよ高千穂峡のボートに乗る。無料駐車場で「(ボート受付のある)第一駐車場はどこですか?」と聞いたら「ハイハイ水族館行きのバスはこっち」と案内されて「水族館?」と思ったが水族館と第一駐車場はほぼ同じ場所にあった。写真は当日券の行列。このあとボート漕いで地上に上がってみたら誰も居なくなっていた。

ボート乗り場にカモが居た。

やはり我が山口県岩国市とくらべて全国レベルの観光地は違う。ぐぬぬ~と思いながらはしゃぐ。

で高千穂峡から天岩戸神社への移動はKHS T-20である。しかし九州のこのへんはどこも風景がカッコイイ。

もう最近はどこの観光地でもサイクルラックがあってそろそろ「大和民族は自転車に乗ったこともなければ見たこともない」と言うのをやめようかなあ。サイクルラックとはスタンドがない自転車を停めるための設備。ここから鳥居のところに戻ればサイクルラックがあった。

カポっと天岩戸のような髪型の神主さんに案内されて天岩戸を見た。

灯篭も神主さんの髪型に合わせてkawaii。

もう一つの見どころ天安河原は良かったが観光客が多すぎてありがたみがない。お盆だからしょうがない。

あまてらすの隠れカフェでそば食う。脂っこいけど暑いので美味しかったし地震が来たら崩れ落ちそうなテラスからの眺めも良かった。

さてこれで今回の旅の主な部分は終了。残りはどこへいこうか。

そういえば鉄印帳もらいそこねてた高森駅に寄ってみたらなんだか復興プロジェクトで人がいっぱいいた。我がJR周防高森駅もなにかやればいいのに。不祥事抜きで。

ミーハーな妻のリクエストにより上色見熊野座神社に行ってみた。人がいっぱい。しかも外国人。さすがに唾吐いたりウンコしたりはしていなかった。

なんか俺も神主さんみたいになりそうな写真映りのこのごろ。この日はホテルに帰って酒飲んで終了。

最終日。九州最東端の鶴見崎灯台に行ってみた。

なんだかおなかが空いたのでOITAしらすhoyomaru豊洋丸のテイクアウトの箱に入ってるしらす丼でとりあえず軽く昼食。と思ったら結構おいしくてしかも量があったらしくこのあと夕食までお腹が空かなかった。

ノンアルビールは偉大な発明ではある。すごく夏っぽい感じでお盆の旅行は終わった。

【朗報】夏終わってなかった。あと笠戸島はじまってたw

これは帰りに撮影したもんですけど、笠戸大橋がチト狭いし笠戸島もコンパクトなんですけど「ちょいと(周東町から100km未満で)寄ろうか」みたいなサイクリングにぴったりのコースでした。アップダウンもほどほどで今回みたいに気温が体温を超えたときの走りを考えるのにちょうど良かったです。ぶっ倒れそうになっても街中なのでコンビニ多し。

そして今回、笠戸島の国民宿舎大城が新しくて立派でお盆休みもあって人が多くて事前情報が全くなかったのでひたすら驚く。

2階のレストランではひらめ料理が美味そうだったけどかなりの人気で順番待ちの様子なので喫茶店にて。あと写真の缶コーヒーは飲み干して捨てようと思ってゴミ箱の場所聞いたらそのままでOKいただきましたw

食ってとりま新笠戸ドックのそばを走る。スゲー船が輪切りだよw紫電改600で新来島ドックのそばを走ったけどこんな明るい時間に造船所のそばを通ったのは初めてだしあとお昼休みだったのか音も鉄粉も飛んで来なかった。まあほかに見るものはなさそうなんだけど、調べてまた来ますw

笠戸島、周防大島を超コンパクトにした感じで良い。平生町の室津半島みたいに寂れてるのかとばかり思ってたら大間違いでした。ていうか室津半島が周防大島と笠戸島に比べて寂れすぎなんだよな。もっとがんばれ。超がんばれ。

でなんで今回 笠戸島くんだり来たのかと言えば:

・azub origamiやよい号のTPUチューブに変更してからカチカチの120psiしか試していなかったので今回100psi(気持ち105psi)で走ってみた。結果かなりモロー先生並みにまろやかな走りでこれは大満足。やはり120psiは時代遅れなのか。しかし80,90psiそれ以下はふにゃふにゃで下りで飛ばしてるコーナリングの時なんかハイサイドの予兆ぽくて怖くて俺には合わない。

・raptobike美希号でチューブレスタイヤで凸凹道の下りを試すあまり2本もボトルを吹っ飛ばして失くしたのでぼっくり屋下松店のサイパラで1650円かよと思いつつ一応新品らしきブツを購入。ついでにケージをradical designに直付けを試す。今回の海沿いは問題ないが要は70km/h以上出る山の凸凹道の下りだよな…

・前回山は涼しかったので今回海沿いを走ってみたら35℃前後で涼しかった。しかし調子に乗って海沿いから玖珂盆地に帰る道中、いわゆる垰越えで頭痛がして「ハッ」とbrytonを見ると39℃を示していた。ウーム。ウェザーニュースで36℃とか37℃の予報だとそりゃ場所によってはこうなるだろうなあ。ちょっと、やはり体温程度の37℃ぐらいなら200km走る自信はあるけど、サイコンの貧弱な温度計でも39℃示すような大気の下で地面から頭の位置が1mぐらいのやよい号でもコレだと頭の位置60cmの美希号だとツライ。下関200、天気予報によってはキャンセルも妥当か。