さようなら、デゲ様。

cyclingnews-degenkolb-2015-roubaix

写真は
http://www.cyclingnews.com/races/paris-roubaix-2015-wt/results
より

マルティンと警察で同僚だったからか知らないけど一緒にHTCに入って、そしてアルゴスシマノというちょっとパッとしないチームにやって来て、土井ちゃんと同僚になったもんだから徐々に認識するようになって、走って登れるスプリンターだから自分のためにもチームのためにも苦手な坂にも一所懸命な姿が毎回見られて、お顔もヒゲの笑顔が往年のハリウッドスターのニセモノって感じで、投げキッスしてくれたり、どっちらけレースでも2位に入っただけで一人だけ無邪気に喜んでガッツポーズして観る者を和ませたり。。。そんな彼をアタシはだんだん好きになって、仕舞いにはきゃーきゃー言いながら「デゲ様」と呼んでました。

でももうそんなデゲ様とは、これでお別れです。

cyclingnews.comの写真は完全に王者の顔です。狙った獲物を打ち取って返り血を浴びて貫禄十分の顔です。2013年のパリ=ツール、去年のヘント〜ウェヴェルヘム、そして今年、ミラノ・サンレモと、なんと言っても今回のパリ=ルーベ。なんちゅう並びですか。完全に王者です。もうおちゃめな様子がきゃ~カワイイ!!なんて言えなくなりました。ボエックラーが「アホの子」から「社長!」と皆から呼ばれるようになったように、もはやアタシが「お顔がウルリッヒ様以来の安心して観れるイケメンだから」と言う理由で「デゲ様」と呼ぶのは失礼です。

勝って当たり前。長距離を走れるスプリンター。「ねえ、パンチャーよりのスプリンターってどんな選手のことを指すの?」「んー、ちょっと前ならハスホフト、今バリバリならデゲンコルブだなあ」そう、歴史に名を刻む王者の一人、デゲンコルブ。まだ26歳。応援してます。

HC WORKSさんとこでChallenge Chamsin取扱い開始。気になるお値段は?

chamsin

4月4日の記事ですがHC WORKSさんで問い合わせ絶賛受付中です。

美しい。なぜ人はこんなにもChallenge Chamsinに惹かれるのでしょうか。やっぱりデザインでしょう。うるさいこのスケベ。406/700のローレーサーに乗っているとやはり前後700のハイレーサーは乗りやすいでしょう。ただし、輪行はキツイと思います。

そのお値段ですが40万円でお釣りがしょんぼり。とのことでした。まあ予想通り。どうせ相場というかその日の気分で上下します。そもそも、自転車に決まったパーツがついて、決まった値段が存在することが当たり前になっている日本は、かなり異常な国です。車重についても同じようにその日の気分で増えたり減ったりするようです。そんなバカな。と言う人は在りし日の(元気だった頃の)秋葉原のソフマップイリュージョンを思い出すべきです。水着のねーちゃん(orババア)の話ではないですよ。かつて秋葉原はPCパーツのメッカだったのですから。

女房に「ねえ、どうする?」「車と単車売れば金が」「本とCD全部売れば置き場所がつくれるよ」って聞いたら「どうでもいいよ」とのことでした。怖いですね。

そんなこと言われても 自分 ポン・デ・ビーチだし

grunge-gears-set16-18

 ぬっふっふ。タイトルとの意味が分からない人が居るかもしれないので説明しよう。響はぼっち。ぼっち=シングル。。。

 思い立って最初に入ったサイクルパラダイス高円寺にグランジのギアセット16&18なんてものがあったので早速購入し来るべき日に備え意味もなくセットして気分を高めてみました。

 14T-18T

 以前カーボンで自転車を自作したとき(すごい)治具を使わなかったもんで(ものすごい)チェーンラインがマトモに出なくてトップ11Tなんてやったらチェーンスティを削っちゃうフレームが出来たとき(呆れてモノが言えない)購入したトップの14T、お前の出番だ!トップなら厚みがあるだろうっ!ってんでシングル化セットのコグと比べてみたら大して変りないです。なんでコグの厚みを気にしているかと言えばこういうこと。まあシマノ用のコグならフリーボディの溝が一個だけ幅広対応な分かみ合わせが良い。。。かも知れない程度。期待外れ。

【緊急速報】【緊急速報】【とりあえず速報】Raptobike、Elanに譲渡されて4月から営業再開か。3月21日は閉店セールらしいぞ!

http://www.raptobike.nl/elan-acquires-raptobike/
As of April 2015 Elan will acquire RaptoBike and take over all it’s activities.
More information is available at the RaptoBike site or via email at info@raptobike.nl.
To facilitate the move the current RaptoBike shop will close after March 21 and will hold a sale on March 21.
press release
http://www.raptobike.nl/nl/


ikuzos.jpg
わかるわ…

前輪駆動車 美希号(Raptobike)に取り付ける406のリアホイール考。

 Raptobikeは前輪駆動なので406のホイールと言えばフロントなのにリアホイールになります。後ろは700cか559のフロントホイールです。この面白バイクにありがちな大小の組み合わせは、高速コーナーで406はクイックなのに頭の後ろの700で発生するジャイロ効果が病みつきになります。つまり最高なのです。まるでポルコが言っていたあの”粘り気のある翼”がついているように感じられます。
 そういうわけで700は普通のロード用ホイールの考え方で良いのです。軽くて丈夫な既製品を探す。それだけです。問題は406です。スピードが出るリカンベント・ローレーサーなのでディスクブレーキ対応ハブでなくてはなりません。ディスク対応の406ホイールはあまり種類がありません。雑な私は扱いが簡単なクリンチャーのみになります。軽量化よりコスト重視なのでAEROSPOKE以外リムは全部DA16です。
 そんな我が家の406リアホイールの重さを測ってみました。
・AEROSPOKE…1220g。
やっぱり重いです。高速巡航性能はピカ一なのですが、山や輪行、寄る年波にはキツイです。お値段も5万円前後で円安のバカヤローです。
・アキコーポレーションのWH-CW-024 COMPLETE WHEEL 9R…940g。
ヨドバシカメラで3万円の洗濯機を買った3000ポイント使って5000円以下で買いました。36Hで頑丈さだけが取り柄かと思ったら意外と使える重さです。FH-RM66も鈍いと言えば鈍いですがスピードが出ればそこそこ回るので、長距離ツーリング用として賢い選択だと思います。
・サイクルハウスジロで組んでもらったDeoreハブ・ブラックスポークの406ホイール…920g。
AKIの9Rは注文しようにも欠品が多いので、いつでも気軽に注文できるディスク対応の406ホイールとなるとここら辺りになると思います。DEOREの32Hなので街乗り、ツーリング、山登り。目を閉じてバンプに突っ込まなければ、どの場面も問題なく使えます。
 で、今回、某所で新たに406ホイールを組んでもらいました。
DSC_0824.jpg
 2万円+αで885g。しかも金澤輪業のエアロブレードスポークです。FH-M785-Lのハブ穴にはそのままでは通らないので溝を掘る必要があります。
 ここまで重さは全てリムテープなしです。と、ここまでは順調だったのですがいざリム穴の処理をしてタイヤをはめようとすると問題が。
alotof-rim-hole-plug.jpg
 さらなる軽量化という訳で406の32Hにveloplugのリムホールプラグを使ってみたのですが、リムの溝の底が上がって私の技術ではタイヤのビードをはめることが出来ませんでした。(慣れたら出来るらしい)
 これはちょっと旅先でパンクしたときなんか大変そうです。そこまで軽量化を求めていないので(32Hだし)鈍くて努力を嫌う私は普通のリムテープを使うことにしました。
raptobike-kanarin-spoke.jpg
 ブレーキパッドの調子を合わせるために15kmほど乗ってみた感じはAEROSPOKEとの違いが説明しにくいほどです。つまりコストから見れば大成功です。
 リカンベントは寝そべったままなので抜重がうまくいきません。リアの700が壊れた経験は一度もありませんが、最初に衝撃を受ける部位である前輪は何度も壊しました。AEROSPOKEは車体が吹っ飛ぶような段差もOKですが、沈み込むようなグレーチングにハマるとやられました。そうして壊れた場合(恐ろしいことに)ちょっと時間を置いて、接着面が分解するように壊れます。
 32Hのスポーク組ホイールの強度ですが、よほどの段差、それこそ乗り上げて車体全体が宙を舞うような段差でなければスポークは折れない感じです。そして、折れた後でも数十キロ程度なら安全に走れることは経験済みです。これについては私はAEROSPOKEより安心感を持っています。
 この新ホイールも普段から使い、長距離、美ヶ原ヒルクライムにも使うつもりです。