まず苫小牧沖のさんふらわあフェリー火災で亡くなった船員さんのご冥福をお祈りする。私も十数年前まで船でアルバイトしていたので人ごとではない。私の働いていたところも、私が辞めてから火災で死亡事故も起きている。やっぱり船員さんは大変な職業で、海は危険を伴うのだ。お客さんとして船に乗るときはこのことを忘れないようにしよう。職務を全うされた方には最大の敬意を表したい。
さて、タイトルの通り、今年の夏休みはしまなみ海道を自転車で走ってみることであった。そんじょそこらの有象無象の自転車乗りならロードバイクで新幹線。だろうがハイソなおいらはリカンベント二台+女房つき。輪行は不可能。そこでオーシャン東九フェリーの東京~徳島を利用しようと思っていた。
とにかくフェリーは遅い。適当に言って20時間かかる。具体的には7月20日(月)の海の日を利用して、7月17日(金)に有休を取り4連休として、16日(木)の19:30に強行出発、翌7月17日の午後13:20着という行程をもくろんでいた。問題は台風11号である。あろうことか四国をめざしてやってくる。だが!7月16日には「俺達がしまなみ海道走る19日、20日ごろには四国を超えてどっか行ってる」という予報がほとんどの天気予報で出そろい「ワッハッハ」「さすが俺。日ごろの行いがよい」と思っていた。…「プルルルル…」仕事中、携帯に電話。オーシャン東九フェリーである。ははあ、宿泊先と同じで予約確認の電話ですな。ここ10年ぐらいで宿も新幹線も飛行機もインターネット予約が当たり前。予約確認のメールが来るのも当たり前。フェリーは(いろいろ割引を使うつもりだったので)電話だけど、電話だから電話なのだ。と、ワケが分からないが至極真っ当な思考をしつつ電話をとると…
オーシャン東九「台風でフェリーが欠航になりました」
俺「?(数秒の間)おいらが乗るのは17日ですが」
オーシャン東九「ええ。ですので、台風の影響で船が来ないので17日も出航できなくなりました」
俺「ガーン。ああ!そうか!LCCと一緒なのか!」
“しまなみ海道に行ってきました(その2)しまなみ海道にカーサイクリングで行く手段として夜行フェリーはかなりアリ。” の続きを読む