外見はちょっとパチモン臭こそすれ性能はそこそこ悪くないエアロホイールALX320DXは少々リムハイト気味なのでフロアポンプの種類によっては空気を入れることが出来ません。
さらにRaptobikeは逆立ち状態で室内保管しているのでタイヤは空中にあります。そんなとき、ブラック&デッカーの電動空気入れだとフロアポンプより手軽に空気を入れることが出来ます。
それまでの電動空気入れは自動車の30PSIとか200KPaの低い空気圧までのものばかりでしたが、一応この製品は自転車の100PSIまで対応しています(100PSI≒7kgf/cm2≒6.8bar≒689KPaあたり)。草レースに出る人なら120PSI以上も普通に入れるので物足りないですが、普段の街乗りならまあ使えると思います。
ところが、やはり悲しいかな自動車向け米式バルブ前提の製品なので、自動車よりはるかに高級かつ未来志向の乗り物である自転車向き仏式バルブ用アダプターは申し訳程度の使い勝手です。説明書通りにバルブにはめて、そこにヘッドをセットして…などとやっていたら、レバーはうまく閉まらない時もあったり、空気は漏れたら全部やり直しだったりで、やってられません。
自己流ですが最初からヘッドにアダプタを装着して、ヘッドを手で持ってバルブに押さえつけるようにしても結構空気が入ります。ただしヘッドを抜くとき、ゴムのリングがバルブにかなりの確率で残ります。勢いよくヘッドを外すと、ゴムリングがどこかに吹っ飛んでしまうので注意が必要です。使用感としては…便利に使えないこともないけど満足感はそがれます。2万円以上する製品の割には安っぽいかなあ…。そんな感じです。