ウチの女房はカメラおたくである。本人は否定するが暗室で銀塩フィルムを現像した経験があるのだからすごい。こんなことを今言っても何のことやら分からない人間が居ても全然不思議でないのもすごい。
で、その女房の愛機はRICOH CX3なのだからそんじょそこらのオバサンカメラウーマンとは違うのである。ちなみに一眼レフはニコン派であり、彼女に言わせればキャノンはプリンタのメーカーである。
さて、そのCX3の画像をJpegAnalyzerで見る事象に遭遇した。SDカードのデータ破損らしい。女房は半泣き・半狂乱・こっちはいい迷惑であるがその情景描写は割愛します。
は?exif情報がスッカラカンでびびる私。実画像サイズが640×480ですよ。ぐらいしか情報がない。RICOHのCX3ということすら出てこない。そもそも、CX3の設定は3648×2736の画像であり(破損していない画像は3648×2736ピクセルで正常に表示される)このexifはおかしい。
これがD80なら
この10倍ぐらい、あーだこーだとexif情報が詰まっているはずなのに。
exifが変なら本家本元の画像データはどうなのか。CX3の画像を解析してみる。
SOIとEOIが二個。一つの画像ファイルに大きさの違う二つの画像が埋め込まれてます。CX3のjpegはどれもそのようです。このファイルは破損ファイルなので一つ目の大きなイメージは壊れていましたが、二つ目の640×480の画像は正常でした。とりあえず生き残ってたVGA画質のほうを保存し、妻に「サイズが小さくなったけど、復旧したよ」と手渡しました。
D80のほうは一つのイメージデータしかなかった。これが普通なんだろうけど、もしD80のSDカードに事故が起きたら、画像の復旧は難しいだろうなあ。RICOH CX3はなんかヘンなカメラ。やはり名機は迷機。ひと味違いますね。