飲酒運転と3人乗り自転車について。

osake-noride.jpg
 昨日は6月30日。退職する人が居たので飲み会になり、もはや雨の日でも自転車以外の通勤手段を選ばない私は、自転車を会社に置いてお酒を飲んだ。既に職場では私が自転車乗りなのは周知のこと
 「飲酒運転はイカンぞ」「判ってますよ」
 うるさいなあ。と思う反面、みんなが自転車を重大に捉えてくれることは本当に嬉しい。こういった小さなことから、自転車をバカにしてはいけない。自転車は天皇と同じぐらい重大なもの。という実体験を、私の身の回りから、少しずつこの国に積み重ねていきたい。
 私は2004年に5万円でルイガノTR-1を買ってから今までに200万円ぐらい自転車にかけた。対して300万円の初代カルディナが私が所有した一番値段が高い自動車だが、それがゴミに思えるぐらい、自転車のほうが、性能、満足度、なにもかも段違いで上だった。しかし、いくらこういうことを口で説明してもしかたがない。基本は経験であり体験である。言葉では他人には伝わらない。


 だからこのブログでもできるだけ自転車は第二の父母だ。自転車は宗教以上の存在だ。自転車以外の乗り物もスポーツも全部ゴミだ。と、言いたいところをグッとガマンしてきた。
 しかし、3人乗り自転車については、ほんとにもう、日本人はクズだ。としか言いようがないほど情けない状態である。
 こないだ自殺した韓国のおっさんがリヤカーに子供乗せている写真を見て、哀れな日本人がはしゃいでいたが、あれは実はリヤカーが世界標準なのである。はしゃいでいた日本人がバカで下劣で浅ましくみっともないのだ。
 そもそも、筋肉、頭蓋骨、骨格が発達していない子供を650の車輪の上に配置するなんて民族はアジアの下等民族のみである。子供を大事にする地球の知的生命体は車輪よりできるだけ低い位置に子供を配置する。
 こんな重力や物理の法則を理解している人間なら誰でも判る事をいちいち説明する気にはならない。たとえば自分がcarradice(サドルバッグ)を買うときのイギリスの自転車店SJSCでは子供を乗せるリヤカーが常時販売してある。値段を見れば判るが5万円以上のものがほとんどである。私がやれフロントフォークを買おうリカンベントを買おう、そう海外の通販サイトを見るたびにどれほど日本人の恥ずかしさを耐え忍んできたことか…!かたや本日、報じられる日本の主婦たちは5万円以上の、慣習によって不完全ではあるが行政がようやく安全対策に本腰を入れ始めた自転車(まだ子供の位置は高いが三輪車にするなど努力はみられる)を「高すぎる」とほざく始末。高いのは値段じゃねえ。子供の位置だ!!
 いかに日本人が子供を大事にしていないか。口先だけの安全と世界を知らない乏しい知識でマトモな経験も体験も冒険もせず、懐疑も知的探究心もなしに、自己満足で無理を強い、おぞましいマゾヒスティックなガマンをし続け、怠惰と安寧だけを重んじた惰性で突っ走っているか。自転車をきっかけに考え直すべきである。

カテゴリーbike

“飲酒運転と3人乗り自転車について。” への2件の返信

  1. 私の住んでいるアメリカの田舎町でも、1人で乗れない子ども達は乗用のトレーラーに乗せて引張ってますね。二人乗りのトレーラーもあります。
    (日本と違って、エクササイズとして乗っている人が多いですが。)
    普通に町の自転車屋さんに売ってます。

  2.  イザケン様またお返事遅れてすみません。情報有難うございます。やっぱり通販しか考えられない日本とは違いますね。自分もアメリカに旅行したとき、リゾート地だったんですがレンタル自転車の親子はトレーラー必ず使ってました。
     あと、やっぱり「自転車=エクササイズ」って表現がぴったりでしたね。誰もカゴなんかつけてませんでした。
     宿泊したコテージの冷蔵庫になにもなかったから近くのスーパーに買出しに行って、いっぱいタルタルーガに積んで走ってたら珍しいのか子どもが「ワオ!」って顔してたのが印象的だったなあ。 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください