自転車で湿度が高いとスピードが出るのはホントか→ホントだった。ただしリカンベントに限る。


 試してみたらeTrex LEGEND HCx→カシミールで拾えたログには57.9㎞/h。瞬間的には58km/hが表示されてたの見た。普段は52km/hとか出たら大喜びだから、やっぱり「速い」と思うわけだ。
 湿度が高いと速く走れる。この感じはRaptobikeだと顕著でmistralだとまあまあ。ルイガノTR-1だと全く感じない(俺は)。湿度は75%以上だとペダルが軽くなったのを感じる。80%以上だと結構嬉しくなっちゃうレベル気象庁で確認できるから便利になったもんだ。
 同じ場所で38歳のとき67km/h出たのは湿度が高かった日だったのではないか。42歳の今試そうとは思わないが。

今朝の外堀通りはやばかった。

 湿度が高いと空気抵抗が減る。これはバトルマウンテンからの常識である。
 家出た時から「お、今日は空気抵抗少ないぞ」と感じていたのだが、新宿越えたごろから「え?こんなに少なくなっていいの?」みたいな感じになってきた。
 多分、空気抵抗に対して、Raptobike、リカンベント・バイクのローレーサーで2013年の7月5日の朝8:30~9:30ごろ外堀通りを通勤してたのは俺だけだと思う。だから何を言っても無駄なのだと理解しつつ書く。
 地球は、宇宙はこの瞬間俺のためだけに存在した。それぐらい粘り気のある加速を味わった。人生の目標をひとつクリアしてしまった気分だ。魔法みたいなものだった。アニメみたいだった。世界中の富と全人類の知恵を集めても、あの1時間、都内の青梅街道~外堀通りの湿度を上げて空気抵抗を減らすことは不可能だ。
 本当にえらいことを経験してしまった。GPSとか持ってなかったが速度とか数字で表すものじゃない。とにかく一度漕ぐと減速しないのだ。粘り気のある加速としか言いようがない。あまりにすごい現象に身体全体を包まれると、声も出せないと言うが、その通りだった。

普段のRaptobikeでどこまで登れるか(美ヶ原ヒルクライム2013に出てみました)。

 まずはこの美しい写真から見ていただきたい。美ヶ原の王ヶ頭ホテル付近から天狗の露地駐車場を写したものである。
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 ホントに俺は妻を愛している。いや、この愛とはしずかちゃんがのび太を心配する気持ちかもしれない。この愛すべきバカ女房は、ゴール地点に応援バスから降りたった後、あろうことか王ヶ頭ホテルへトレッキング。牧場や高原の美しい自然を満喫し、王ヶ頭ホテルが「まだ営業時間外なんですけど…」というのをたたき起こしてコーヒーをせしめ、書を読み、「トイレが有料だ」と悪態をついた挙句、唯一俺が映っている可能性のある画像が↑。聞けば「帰りのバスが12:00発だから30分前に戻れば良いのかと思った」そうで、当然、その時刻は安全にバスが下山するために競技者は全員山を降りた後である。「会場にもどったら誰も居なくてさみしかった~」とかほざいているが、さみしかったのはこっちだ!ていうか、ゴールして当然祝福してくれるはずの妻が居らず、結構マジで心配して、滅多にお話できないチャンスに話しかけてきてくれる他のリカンベント&タンデム参加者さんをお断りしつつ、疲れた身体でゴール会場を探し回ったんだぞ!!
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 アホ女房のアホ自慢はこれぐらいにしておいて本題に入る。これは下山してからの会場での一コマである。ご覧いただきたい。フロントシングル65T、スプロケは10速Deore11-36T。旗&前後ライト装備。サイドバッグのELANにはウィダーインゼリー3個と水500mlにウインドブレーカー。勿論替えのチューブに携帯ポンプと工具。がっつり平地も山もどちらもいけるツーリング仕様である。これで美ヶ原ヒルクライムをタイムオーバーなしで登ったのだ!もう誰にもツーリング中に「そのバイクかっこいいけど、山登れないでしょ?」とは言わせない。所要時間は2時間39分00。前回スプロケ11-30Tのときは3時間以上かかったので今回は10速Deoreを投入し2時間30分台で行くつもりだったがギリギリ39分とは…詳細はyoutubeにHX-A100の動画をUPしてからにします。そう、Panasonic HX-A100、日本製品としては珍しく電池が2時間39分もったのだ!(848×480 30fpsだけど、まあ十分でしょう)こいつは驚いた。まあ今回は余計なことは言わずにPanasonicを褒めたいと思います。
 以下、youtube動画のサムネイルが8個もあるのでここから先を見ると重くなります。↓

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ツールド東北、リカンベント参加不可で糞イベント決定。

 こんな態度じゃまず東北の復興なんて無理だわ。
 まあ自転車のイベントに出る気はないけど、リカンベント不可と言われると「あまりに高性能だから排除されてる」「GTRと勝負しても1000㎞走ったらリカンベントが買ってしまう」「今の大和民族のレベルでリカンベントに乗られると文明バランスが崩れる」そう思われてるとしか思えない。
 イベントの募集やってるサイトもリカンベント可で検索できるとこなさそうだし。
 あとyoutubeに定期的にUPしておかないと事故ったとか死んだとか思われるの嫌なので動画UP。

 なんだか新しい自転車ネタがない。なにをやっても結局Raptobike。雨の日も風の日も、東京で人間が移動するならどう考えてもリカンベント。SR400も日産マーチも電車もバスも飛行機も、Raptobikeに比べりゃ発展途上の次世代に残すのが恥ずかしい乗り物。リカンベントを超える乗り物は今後現れそうにない。このブログも終了かも。

Raptobikeの後輪はなぜ559だったのか。その4。ALX320 DXという存在。

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 もしかしたらtwitterで単なる与太話と思って交わされた「FFリカンベントの後輪はラジアルよりクロスのほうがよいのでは?」という考え方は、案外イケるのかも知れない。
 まず、ALX320 DXの剛性は高くないと感じた。が、なぜか直線で不安定さを感じ、カーブでは不安定さは感じなかった。どういうことか。
 ここでちょっと私が感じている不安定さはホイールから来るものではないかも知れない。実を言うと経理の私は決算の時期(3月末~日本の法律で決まってる3か月間、つまりこの6月まで)の間に5㎏以上痩せた。今は夢の75㎏台が見えている。さらに私のRaptobikeは前のフレームにヒビが入った経験から、今はシート下にモールドスプリングを仕込んである。普通の状態ではないのだ。
 そうなるとALX320 DXのクロス組による横方向の効果はある、あった、と思う。これ以上の性能を求めるとcosmic eliteみたいなセットで6万超えホイールの「ラジアルだけどスポーク数が多い」ものを買えばいいのだろう。最近ピスト用にバトンホイールが10万円を切る金額で出ているが、それを買っても良いかも知れない。どちらにしても日常の通勤用として私は選択しない。
 ちなみに、ALX320 DXの高速域での性能はなかなかのもので、vento reaction cxとは明らかに違い、WH-6700と同じかそれ以上であった。ただしタイヤの空気圧は前述の理由からフレームに優しい60psiでの話。次回はこれを70psiぐらいに上げて走ってみたいが、それ以上にはしたくない。フレームを痛めた頃は調子に乗って120psiとか平気で入れてたわけで、チューブレスタイヤを選んだ理由も低い空気圧での性能を重視しているからだ。
 ここまでのまとめでvento reaction cxとALX320 DXの高速の伸び比較動画をUP。ventoの出だしの良さは捨てたもんじゃないのだが動画ではどう表現したらいいか分からんのでこういう動画になってしまった。

 が、それにしてもWH-6700が1万ちょっとで買えるのがどう評価していいのやら。確かにチューブレスは空気圧低めでもスピードが落ちない。しかし交換作業のめんどくささと値段が4000円前後なのにintensiveの耐久性が1年とちょっとのは通勤用として悩む。zaffiroなんかY’sで安売り色付き(美希色が選べる!)が1000円だ。FFなので雨の日は乗らないし、700cを駆動輪として使わないRaptobikeにとって、後輪タイヤの性能はzaffiroで十分というのが正直なところである。
 ALX320 DXがあんまり軽くないzaffiroをつけた重さは1280~1260gなのでホイールは軽さについては頑張っている。剛性が評判通りチト弱い?感じと、チューブレスと比べてはなんだがやはり重い。が、それでも高速巡航性が良く、FFリカンベントのRaptobikeで使うならWH-6700と肩を並べてる感じ。値段がネックだが、後輪を売りとばして5年使うとどうだろう。あとは使い慣れたクリンチャーの安心感か。
 ALX320 DX、日本製ベアリングを使っているのが売り文句の一つらしく、結構よく回るのでその動画もUP。実際、いろんなホイールを使ってみるとこうした体重をかけてない状態でよく回っても、道路での性能には直接関係ないのがホントのところなのだが、やはり9分間ぐらい回っていると自転車のことを良く知らない人と一緒になって「すげー」と思う。

Raptobikeの後輪はなぜ559だったのか。その3。ventoの出だしの良さ 2日で飽きた。

 やっぱりWH-6700はいいっす。40km/h以上の伸びが違います。空力考えたスポークは伊達じゃない。いくらventoは出だしが軽くても高速域だとリミッターかかってるみたいです。
 ただし今回「ホイール交換したい」と思うきっかけになったWH-6700の不安定さはintensiveを新調しても変わらず。何が原因なんだろう…
 とりあえず今回のまとめ。
・軽量化を考えつつRaptobikeの後輪の強度を上げたいと思っても、700Cではラジアルしかない。
・唯一ラジアルではない※G3組のvento reaction cxは、WH-6700とどっこいどっこいか、チト柔らかめ。
・ラジアルでもスポーク数が多いEASTON CIRCUITなら強度が十分と感じた。ただし時速40km/h巡航するリカンベントで空力を考えてないホイールはツライ。

※ALX320 DXもありましたな。ただ16HなんでWH-6700から変えることを考えるとイマイチ。