人生初のチューブレスレディタイヤを美希号ことraptobikeに履かせてテスト走行しに周防大島に行ったらシマクル2024の真っ最中だった話。

イントロとしてチューブレスタイヤはシマノがWH-6700で推してた時経験済み。乗り心地も性能もすっごくよかった。が当時ブルべばかり考えていたので出先でパンクした時のことを考えるとクリンチャーのカチカチタイヤに戻ったのでした。

で時は流れクソの東の京から寂れた西の京県に移って前回室津半島を走った時あまりの路肩のひび割れのガッタガタさに再びチューブレス化を考える。そういえばリカンベントraptobike美希号の後輪(前輪)racing 5はチューブレスレディ対応。抜重できないリカンベントは後輪だけでもチューブレスにすれば結構効果がある。そしてシーラントを使わない昔のガチチューブレスタイヤのキツさは「絶対出先でパンクしたくない」と思う程だったけどチューブレスレディは割とハメやすいとの由。

リムにへばりついてる赤いのはリムプラグ。今回実験なのでこの上にリムテープをつけてみる。

結果としては(145km程度走った様子見では)うまくいったようだ。チューブレスバルブはamazonのやっすいTRIWONDER。シーラントとタイヤはビットリア(ルビノ プロ)。

今回大活躍したブラック&ディッカーの空気入れ。確かにチューブレスレディはチューブレスにくらべてハメやすかった。いままで尻込みしていたのがバカみたい。ただしチューブレスタイヤと100psiまで入れられる電動ポンプの経験込みでの話。

これで俺も21世紀自転車三種の神器(ディスクブレーキ・チューブレスタイヤ・電動変速)のうち2つを手にしたことにある。人生初のチューブレスレディタイヤのテスト走行といえば日本有数の極上コース周防大島しかない!と向かったのだが…

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周防大島は走りやすい。室津半島は…

とにかく周防大島は路面状態も良く公衆トイレがいっぱいあって走りやすい。自転車の練習コースとして完璧に近いものがある。しかしGWなので人が多いだろうな~めんどうくさいな~と走りながら考えてローソン 柳井柳北店で室津半島に向かう。

やはり周防大島に比べたら公衆トイレが少なく路面も悪い。120psiのタイヤ引っ提げて「ぜひまた行こう」って感じではない。だから岩国に引っ越してきた当初37-451なんて変なタイヤ探してたりしてたんだな。そうかと言って20インチでチューブレス出して欲しいような、欲しくないような…

コース自体はとても良いコース。海を眺めながら、やはり、チューブレスの太くて低圧なタイヤ…前後700cのハイレーサー…そうなるとどう考えても車一台分は出費するコースしか思い浮かばないw

岩国市周東町から広島県廿日市市佐伯の津保美堂にあげぱんを買いに。

美和のあたりは東京から岩国に来た頃走って美和にローソンがあることを知りびっくりした思い出。今回行ってみたら岩国市立美和病院が新しく建設中との由。ここから県道2号の岩国佐伯線は傾斜が緩くて本当に良い。いきみイキイキセンターまごころの里の近くになぜか周防高森城跡があったりする。

浅原交流会館にも多分1年以上ぶりに来た。施設も新しいままでマックスバリュも入ってて運営は順調そうでなにより。暖かくなって来たこともあるけど広島県側はチャリダーやモトとこれまでより多くすれ違う。山口県側を走ってると自転車ブームは終わったと思うほど(周防大島は別)。まあ広島側のほうが都会だということでしょうw

ソフトクリーム200円は安い!と思ったらセルフだった。とぐろが巻けずおばちゃんに笑われる。思わず楳図かずおを思い出す昭和世代。

途中満月農園や三興中学校跡といったところあたりに踏み切り跡らしいものがあったのだが検索してもサッパリわからず。

津保美堂に到着。あげパンと佐伯だより(どら焼き)と二重焼き(所謂アレ)を購入して帰りは渡ノ瀬ダム湖経由の国道2号で帰宅。二重焼きがフレッシュパックなるものでパッケージングされており多分風味とか落ちない工夫なんでしょうな。やっぱり有名なだけあった美味しいです。

今回は腰痛であまり走れなかったけどそれでも6時間以上かけて110kmの距離を運動できるのが自転車の良いところ。

リカンベントではフレームとシートの固定ボルトを使ってキックスタンドみたいな余計なものはつけないほうが良いことが分かった。あと最近のホモの気持ちも分かった。

日記(このブログ)のraptobikeの項を検索してみたら2022年の4月にはキックスタンドが映ってなくて2022年の7月には串本200で写っているのでどうもこの間に取り付けたっぽい。当時はロックワッシャ一枚で固定していたから扱いも慎重で地面が平らな場所でそっと使っていたのだがこの1年半の間に周南の悪路を好んで走るにつけ坂道で固定を繰り返しロックワッシャが効かなくなってきて最近は走るたびにボルトの緩みを治すような感じになっていった。走行距離100km程度の走行で平均15km/hがなかなか出せなくなって、悪路を走ってるのと年齢のせいだろうとあきらめていたのだが、よく考えたらこのボルト、シートとフレームを固定するボルトだった(しかもBB、つまりパワートレイン側)のだ。本日出発前にキックスタンドがゆるゆるだったのでもうボルトを締めなおすのも面倒くさくて頭に来て取り外したところ走る感触が違う。平坦30kmキープがらくらく、登りも20km/h以上で行けるところは行ける。10km/h切ることがメッキリ少なくなる。キックスタンドの固定をやめたので、フレームとシートの固定がraptobike本来のモノになっていたのだ。

坂を登っていると過去の自分がなんでraptobikeのバーエンドにこんなものつけたのか1年半ぶりに思い出したの図。踏み込むときraptobikeのハンドル(ティラー)をそのまま握っていると体重を下方向にかけてステムをへし折ってしまうのでダンベルで上腕二頭筋を鍛える時みたいに身体を引っ張るためだったのだ。朝7時半に玖珂盆地を出て10時45分ごろには伊保田に着いているのだから平均18km/h強はありそう。これならブルべに出ても恥ずかしくない走りが1年半ぶりに出来たことになる。リカンベントはこれがあるのが面白い。

1年半ぶりにキックスタンドがない美希号ことraptobikeの姿をぱちぱち撮っていたらフェリーがやって来た。なかなか立派なフェリーである。港の施設も新しい。

本人は「ああこれが松山に行くのか」と感激したが10時47分なので伊保田→柳井の便であったw…が待てよ。柳井から松山に行くより道路距離で40kmぐらいは松山に近づいてるのだからここ伊保田から防予フェリーに乗れば自動車と比べる料金になるのでは!?と思って調べてみた。日産マーチでわしと女房がふらりと松山に行くときの計算である。

まず柳井港=松山(三津浜)は往復で:
車料金(運転手+同乗者)21850+5800=27650円。
これが周防大島(伊保田)だと14630+3680=18310円。むむっ安い。
ちなみに原2ケツ(joker90)だと8390+4890=13280円。
チャリ(タンデムT-20)だと7190+4890=12080円。伊保田に着くまでに半日かかるがw

ここで福山からしまなみ海道を通って松山で行く高速代はETC割で5960×2=11920円。やっぱりクルマは安い。これに道路距離250kmとしてガソリン代は3000円行かない感じで往復で5000円とすると≒2万円なので伊保田からなら良い勝負になる。海路だってガソリン食うけど運転しなくて良い安全面のプラスは大きい。ちなみに時間は高速で3時間半。フェリーで3時間10分とか。

さてはて。見事に復活した俺と美希号。久しぶりにロードバイク並みにガシガシ走って腹が減ってコンビニ食では物足りなくなり今まで週末は混みそうなので敬遠していた道の駅とうわで昼食をとる(11時半ぐらいならそんなに混んでなかった)。サザエうどんを食したところどう見てもお酒のおつまみみたいな味付きサザエを刻んだものが入っててなかなか美味かった。さらに新しい人生の発見が。食ったら出したくなったのでトイレに行ったら近くでサッカーやってたみたいでなかなか美形のゼッケンつけた男子中学生がドアを開けて出てきたので「おっ」と思いつつ入れ替わりに入ったのだがその瞬間ウチの女房なんか比べ物にならないぐらい良い香りがしたのでほとんどビックリ仰天した。そういえば普通の生活で大の男が女性の事後のトイレに入るのは妻ぐらいしかないがいやこれは芥川龍之介の「好色」の平中の気持ちというか最近某画像掲示板にやたらホモが増えた理由も分かった。ライドというものはいろいろ分かって面白い。否、いいのかこれで!?いやよくねえよ。なんだよ最近の若い男は…どうなっちょるんだ!?いやドアを開けたら地獄みたいな老人が飛び出して来て地獄臭だったらそれはそれで嫌だな…

サザンセトとうわの売店は奥まったところにあるので幸進堂のみかんをつかったお菓子をおみやげに周南あたりをふらついてる人ならわかるが周防大島から玖珂盆地にゆるい斜度で帰る県道151号線ではなく割とキツい国道437号線で帰って(昼食+結構アチコチで休憩)平均16.1km/hであった。割とマジでここ最近良くても15km/h台だったので嬉しかった。あといい加減美希号で悪路走るのはやめてタイヤ太くしたやよい号に任せよう。

痩せたのでraptobikeのシートにヨガマットをつけてWORLD CYCLEで買った空気圧計付きCYCPLUS持って大星山登ってみた。

俺的にかなりヒットだった「リカンベントのシートにヨガマット」最近割と瘦せたのでraptobikeにもやってみることにした。ステム(raptobikeのアーノルドさんはtillerと言っていた)が可変ではなくシートとの間が狭くてデブだとシート上にマットがあると潜り込めないのだw

ついでになにかとtwitterで新製品やら使用感やら有益情報を流してくれる有難い存在のWORLD CYCLEからエアゲージがついたCYCPLUSがついに出たので買ってみた。結果としては70点ぐらいかなあ。正確な値は知らんがSamuriding SIG-FP006のゲージで110psi以上からがわしとしては気持ちいい感じなんだけどCYCPLUSでは451-28のエアボリュームすら1本110psi入れたら終わり。という印象。もちろん空気圧が80psi程度なら数本入る感じはする。

普段チャリンコ乗るときに持っていく小道具にCYCPLUSを追加する。タイヤレバーも入る小袋が付属していてなかなか小癪な真似をしておる。虫よけ・目薬・花粉症対策、これにブルべの際はカフェイン剤も追加だったりする。ティッシュとマックオフの曇り止めがキッチリ入る小袋はお気に入りである。4iiiiのボタン電池も含めた電池類。wiggle/CRCがなくなって今後どうするか考えなきゃならない補給食類。…

リカンベント特有の話になるがradical designのシートバッグsolo aeroの底(長さに注目)にダミーの木のきれっぱしを入れているのは700cとの隙間がタイトだから。これが650Bだと問題にならない。今回CYCPLUSを導入したのでsolo aeroの底に合わないロードモーフを除却するの図。120psiまでポンピングがフロアポンプ並に楽なロードモーフが210g、110psiからがキッツいPWTが190g、同じくGIYOが180g、木片が60g。CYCPLUSが140gなのでどうでもいいといえばどうでもいいがGIYOを選択。これでまあCYCPLUSで80psiまで入れて110psi以上で走りたいときはポンピング俺頑張れという由。あと田舎なのでクマよけスプレー。最後にsolo aeroのボトルのポケットに銀色のボトルカバーがあるがこれがあるとないとでは気温がマイナスのときの保温ボトルのモチが全然違うことに今年の冬から気付いた。夏は氷がどれほどもつか楽しみではある。

前日室積半島へ行ったので今日も南下して大星山展望台に行ってみた。ヨガマットは滑らないので登りながら姿勢を直すなんてことも出来てやはりありがたい。平坦でもよく踏めてスピードは出るし空気圧を高めにする意味があるというもの。やっぱりチャリ系は痩せないと楽しめない趣味なのか。それとも楽しみ方がアレなのか。

大星山展望台への道は前輪が滑る斜度が連続しててなかなか歯ごたえがあった。公園付近はちゃんと木が刈ってあって見晴らしがよく良かったです。ヨガマットがちょっとめくれているがこれは両面テープで貼っとこう。

節分。

年明けにブログの更新が止まったのは1月20日半年以上ぶりにGIOS MITO FLAT 千早号を引っ張り出して玖珂盆地から柳井の20kmなんて余裕wとレーパンを履かずに往復するとその後トイレ行く度に呻くぐらいチ●コの付け根が痛くなる状態が2日ほど続いたから。あたしゃ夏にドカタやめるまで岩国から廿日市市までFLATな国道2号線の片道20kmをレーパンなしで毎日通勤していたのでかなりショック。

2回600kmブルベ完走したSRな俺としては片道20kmの山越えなんてと思っていたが半年のブランクはこれが自転車初心者の気持ちかと痛感。自転車文化普及啓蒙活動をもうろくもといもくろむ身としては貴重と言えば貴重な経験であった。レーパンを着用すればこんな痛みはでないし普段から(アップライト自転車に)乗って鍛錬していれば良いのは分かっているが、しかし、どちらも「普及」という点から真によろしくない。誰でも気軽に乗ってある程度車の代替手段として比較対象となりえる量の距離と山越えをこなさないと意味がない。

これからの人類はただの(アップライト)自転車をあきらめ、リカンベント自転車(クランクフォワード)を選択するしかないのではないか。チャリが好き、自転車が好き。と言いつつ俺が乗って居るのはリカンベントである。あるいはクランクフォワードを推していかねばならぬのか。割と今年は人生の節目なのかも知れない。節分だけに。

ところ変わって1月27日の山口市。リカンベントで柳井まで行こうかと思ったら妻が中原中也記念館に行くというのでセットで行ってみた。妻はその後句会。わしは秋吉台へ。の途中で岩国からなくなったモッチモ発見。

秋吉台。この日の国道435号線は雪が残っててダウンヒルは割と緊張。

で本日(2/3)節分の日妻は通化寺窯で自分の焼き物を売りまくって私はリカンベントで千早号の辿ったコースで柳井に行ってみた。写真は旧新納鉄工溶鉱炉跡らしいがなかなか見ごたえがある。ちゃんと管理すればいいのに。

帰りに小行司にこにこパークにキッチンカーがあったのでホットコーヒーを所望したが美味い。東京のころ高いカネ払って飲んでたバールのコーヒーは(もう4年も前の話だから当時の流行なんだろうけど)頭に来るぐらい苦くて(マズイとは言わない)それに引き換え田舎のコーヒーはガチで飲みやすくて味の方もなかなかレベルが高い。コーヒーは徳山か光市のコーヒーボーイの豆との由。今度豆買いに行こうかな。節分だけに。

島根に行って田吾作定食の美味さにびびる。次の日そこらへん走る。

岩国からは187号線で行ける益田市の田吾作。なんかいきなり女房が行こうってんで行ってみた。アジの揚げたフライ?がガチで美味い。頭まで食べてしまった。

岩見美術館の北斎の展示も見ごたえがあった。展示してあるチャリのタイヤは650Aであった。わしはこのサイズのタイヤは見るのは人生で初めてなので割と感動。

次の日島根県はすごいけど山口県はしょぼいなあ。と思いつつ今朝走ってみたらアチコチでなんか野焼きしてて天気も良くて割とクソゲなのにグラすげえ状態であった。ちなみにこのraptobikeの前輪は451で後輪は700Cである。