イントロとしてチューブレスタイヤはシマノがWH-6700で推してた時経験済み。乗り心地も性能もすっごくよかった。が当時ブルべばかり考えていたので出先でパンクした時のことを考えるとクリンチャーのカチカチタイヤに戻ったのでした。
で時は流れクソの東の京から寂れた西の京県に移って前回室津半島を走った時あまりの路肩のひび割れのガッタガタさに再びチューブレス化を考える。そういえばリカンベントraptobike美希号の後輪(前輪)racing 5はチューブレスレディ対応。抜重できないリカンベントは後輪だけでもチューブレスにすれば結構効果がある。そしてシーラントを使わない昔のガチチューブレスタイヤのキツさは「絶対出先でパンクしたくない」と思う程だったけどチューブレスレディは割とハメやすいとの由。
リムにへばりついてる赤いのはリムプラグ。今回実験なのでこの上にリムテープをつけてみる。
結果としては(145km程度走った様子見では)うまくいったようだ。チューブレスバルブはamazonのやっすいTRIWONDER。シーラントとタイヤはビットリア(ルビノ プロ)。
今回大活躍したブラック&ディッカーの空気入れ。確かにチューブレスレディはチューブレスにくらべてハメやすかった。いままで尻込みしていたのがバカみたい。ただしチューブレスタイヤと100psiまで入れられる電動ポンプの経験込みでの話。
これで俺も21世紀自転車三種の神器(ディスクブレーキ・チューブレスタイヤ・電動変速)のうち2つを手にしたことにある。人生初のチューブレスレディタイヤのテスト走行といえば日本有数の極上コース周防大島しかない!と向かったのだが…
なんと「シマクル2024」の真っ最中でした。いやホント知らなかったんだってば。実を言えばルビノプロ、金曜日の夜ディレクションがわかりにくくて天気の良い土曜の朝出発しようとしたら逆だったことに気づいて付け直した為曇りの日曜日になってしまった。
せっかくなので自転車屋さんのブースをのぞいてみる。
まずは「ミューラー」?聞いたことないぞ。ブッシュ&ミューラーなら鏡なのだが…お話を聞くと三重県桑名市の金属加工がメインでフレームを作っている会社のようだ。チタンはまあ俺が一生触ることはない男の夢のまた夢である。次がステンレス!?これは初めて聞いた。乗り心地が全くわからない。試乗するチャンスがあったら乗りたい。最後はクロモリ。
思えばカーボンなんてホントに年取ったら高速巡行できなくなって軽量化も高性能化もどうでも良くなってクロモリフレームで田舎の凸凹道をのんびり走りたくなるもんですな。まあ自分はリカ乗りなのであんまりひやかさないでおこう…と思ったら
なんかmiyataの文字が?しかもお洒落プリントしてある。俺が東京に住んでいたころgogowheelersでルイガノTR-1を塗装してもらった記憶が蘇る。しかし鉄フレームにプリントといえば古式ゆかしく安くてチープでお気楽スタイルかと思いきやフォークが現代的だしそうかと言ってブレーキがリムブレーキなのにお値段が150万超えてるしこういうことらしい。このディスクブレーキ全盛時代にこれは相当覚悟がないと乗れないバイクですよ。ミューラー。もし俺が鉄ちんフレームと言えば東京サンエス系ぐらいしか知らなかったけど相当気合の入ったメーカーでちょっと応援したくなりました。
しょっぱなからえらいことになったのでフラフラと気を落ち着かせるため一流メーカーの自転車を眺める。リドレーなんかロードを降りた俺がなんか言う必要なんかないメーカー。
まあここはロードからリカンベントになった俺には関係ない。よし次はアラヤ。ああしまったyonexの国産カーボンディスクブレーキ対応フレームを撮るのを忘れていた。しかしこれはいくら姿形を見ても乗らないと左右非対称が成功してるか分からないからまあいいか。
いいですね。おそらく今はやりの鉄ちんグラベルバイクにフロントバッグ。令和のサイクル野郎。このオレンジ色のオルトリーブはボクも持ってるんですよ…(ストラップのどこをどうつなぐのかよくわからないので正解を観察しようと近づいたら…)
ポリゴンのZETA FITTEが履いてるタイヤがどっかで見たパターン。
ちょw VEEのspeedsterやんけ!しかも1-3/8!(日本向けサイトで)カタログ落ちしたかと思ったら生きとったんかワレ!!ほほぅ、このタイヤのことをご存じで。なんかファンタジー小説の道具屋みたいな会話になってしもうた。speedstarの37-451はかつでミニベロ市場で心強かったシュワルベがあれよあれよという間にユーザーを裏切った後では451で太くて高圧な唯一のタイヤ。まだアジアでは現役らしく、こいつで若い奴らがドッカンドッカン走ったら楽しそうw
最後にkhodaabloom。もう車体のほうは評価も揺るぎない地位に固まってるので21世紀自転車三種の神器の最終品:リカ乗りなのでフラットバーハン用電動RDのWheelTop EDS OXに注目。8万円と電動にしては安いうえに7~13速のオールレンジ攻撃可能という電動ならではの一品。ついでにRDといえば気になるのはダイレクトマウントだけどまだまだ従来のエンドに対応してるとのことでお爺さんとしては一安心。ていうか見て良かった。ブースの数は少ないが内容がピンポイントで濃い。恐るべし周防大島シマクル2024。
そんなこんなで一応スタッフさんに「個人的なサイクリングですが一緒に走っていいですか?」と聞いたら「交通マナー守って各エイドで出される食べ物食べなきゃOK」とのことで一緒に走りました。写真はブルべでもないのに撮影ポイントで撮影した図。人生初のチューブレスタイヤを他のロードと比較しながら走る夢のようなテストライドに。
ここでようやく今回導入したチューブレスレディタイヤ ビットリア ルビノプロの感想になりますが路肩の凸凹に心置きなく突っ込めるので後ろから迫りくる車を捌くのが楽かつ安全。これが一番。あと体の負担も減るので長距離も楽。なんとなく登坂も楽なんだけどこの辺になるとプラシーボかも。あと下りはスピードが乗らない気がした。転がり抵抗がクリンチャーカチカチタイヤより大きいのかも。ただお爺さんになると峠の下りでブレーキ踏む率が減るのは負担が減る感じがする。
調子よく走ってるけど各エイドで食べ物にありつけないので補給食4本も食い尽くして腹が減って腹が減って…しかしそこは周防大島、ハウカリマでジェラートにありつくw食べる場所がいっぱいあって本当に良かった。
道の駅とうわでよく見た幸進堂の実店舗でブッセをお土産に購入。
帰りに大畠観光センターでも補給。菓子パンとかはないけどお惣菜があった。おからドーナツ。これはありがたかった。