糸島でボンw

筑前前原駅近くのホテルニューガイア糸島に着く。

とりあえず夕飯に ビーチ食堂 Mr. BEACH に入ってみる。

とにかく美味い。糸島これはただモノではない予感。

ここへ来る前に岡山で買って気に入って使ってたコーヒーカップを割ってしまったので唐津焼 高麗窯でまたまたコーヒーカップを記念に買う。妻はお箸を買っていたようだ。

感情が高ぶり、ただの石を拾う妻。それぐらい海がキレイ。

観光地化されまくって逆に潔い。ゆる~く走る(実際は結構馬力がある)タンデム自転車が良く似合う。

2日目は やきとりあばれん坊 まず頼んだたまごサラダが量が多くて「おっ」と思う。前日と打って変わって大衆的にお得で美味い!

ありま猛のあだち勉物語21話 にも出てきた糸島。良かったですよ。

BRM723近畿200km串本(30kmぐらい800m越えの山)をRaptobikeで走ってみました。

一度走ってみたかった南紀串本。鯨は竜田揚げに限る。岩国市から串本くんだりやって来ました。朝4時ごろセットアップするのだが暗くてどうも捗らない。前日の日本酒もなんか身体に合わなかったみたいでお腹が痛い。万が一夜間走行になったときのヘッドライトの単三電池を入れ忘れているのに気が付いてコンビニに走る。この時点でいろいろぐだぐだで準備不足を痛感する。

とりあえずスタートであります。人数少な目で12名。駅の看板でトルコ友好都市であることを思い出す。

なんとまあ良い天気でブルベ趣味は最高で困ってしまう。2,3日前まで戻り梅雨だったことが信じられない。しかも涼しい。スタート時のぐだぐだは忘れて「来て良かった~」と感動しつつ虫食い岩。お腹の調子も二日酔いもすっかり良くなる。写真はraptobikeもこうしてみるとロード並みに軽快なイメージ。実際は15kg。いざ大雲取越えへ。

さすがに30kmの山場は登ったり降りたりで重たいリカではつらいのよ。ろくに事前にマップを見てないので「やった!下りだ!」と思ったらまた登りでむかついてくる。ブリーフィングで「ほとんど売り切れの自販機がある休憩所(地蔵茶屋跡)」を過ぎたあたり登り14%の看板を見て「チクショー!!」と思った坂を登りきったところ。

ブリーフィングで「前日までの雨で枯木や落石だらけ」と聞いていたけど東京から山口県の岩国のクソ田舎に引っ越してほとんど里道化してる林道にびっくらこいて対策しておいたので非常に良かった。スプロケ51、前後タイヤ幅35以上。下りもディスクブレーキでガッツリ速度を落として安全に下る。リカンベントは高速コーナーが得意だけど落下物や荒れた路面に対しては抜重ができないからしょうがない。道路を横切るトカゲを何匹も観る。キジも横切った。しかしほんとに野生の鹿がニルスの不思議な旅OPみたいに目の前を横切った時はいやらしく上手い発音のタケカワユキヒデの声が聞こえ感動。亡者の出会いどころではない。実をいうとこのradicaldesignのシートバッグには熊スプレーを仕込んであるw

14%の坂を振り返る。これぐらいの前輪駆動の駆動輪が「ズリっ」と滑るぐらいの坂は東京じゃ考えられないけど岩国市から廿日市市あたりの住宅地ではほんとに全く珍しくないのでスプロケ変えたりしたらすぐ練習できます。全行程一度も脚を着かなかった(補給休憩は除く)。と同時にこれから日本で本気でチャリ普及するにはディスクブレーキが必須だと思いマス。今回のコースは激坂が売りじゃないから全クリアした気分なのだがこれが20%とか25%ぐらいの坂になると覇王翔吼押し歩きを使わざるを得ない。

気分も地点も最高気分。見えている海は多分、(南)太平洋(BGM:高橋幸宏)。下界は夏なんだろうか?南紀は涼しい、このコースは涼しいと聞いていたが本当に涼しい。平均速度はLEZYNE読みで13.2km/hまで落ちるがまあ平坦でとりかえせるだろうと余裕こいていた。

しかし…

山では24℃ぐらいだった気温が下界に降りるとLEZYNEの無責任温度計が35℃とか示して何時までもいい旅夢気分で走行してるとすぐ体温が上がって判断力が鈍り始める。さらにブルベ慣れしてコースやキューシートをよく見ていなかったせいで今回のコース、ちょっと戻るところ(道の駅 瀞峡街道熊野川)と行きと帰りでクロスするところ(くじらの博物館)を思いっきり連続ロスト。合計15kmぐらいミスコースwwwこんなのはじめて。天国から地獄。まさに涙目。

心身ともにクソ疲れているのに来た道を帰る。これほどツライことがあるだろうか。ほぼ心を折られてDNFの連絡をしたらちょっとごにょごにょしてもらいましたw最後の最後に準備不足を露呈して反省…

最後と言えばいきなり汚い我がK12マーチの車内の写真なのだが岩国=串本600kmを走るにあたって妻から「段ボール敷いて土禁にしよう」と提案があったのだがコレが良かった。最近潰れたsarisの車外キャリアではなく車内にraptobikeを積むときは乗員タンデムなのだが運転しない人が後部座席で休むのに土足禁止だと疲労回復の度合いが靴を履いている時とけた違いに良かったのだ。ビックリするぐらい順調に高速を走れた。運転手と同じ風景を観なきゃならない助手席より良く休めたのかもしれない。このごろしまなみ海道行くだけ(300km)でも疲れてた二人あわせて1世紀超え夫婦にとってこれは大きな発見であった。

RaptoBike美希号の動力(フロント)ホイールをサイクルショップやまだスペシャル(自分で勝手に言っているだけ)に。

451では定番のR390に11速のXTハブでやよい号でも実績のあるgarbarukの11-51Tに。実は交換前のXDハブもやよい号でSRを取った時のgarbarukの10-46Tなのでチェーンも現行では足りず、交換。

東京に居た頃は手組ホイールの注文なんて老舗自転車屋さんにはとても無理で、訳の分からない通販か地域の自転車屋さんのお情けでどうにかやりくりしてる若者に頼むしかなかったのだが山口県岩国市に引っ越してまだ日本の本当の自転車屋さんが残っていたことの幸運と価値と感謝は計り知れない。年収が半分になってもずっとこの価値の方が大きい。多分あと何十年かしたら日本でマトモに自転車に乗ることはできなくなるのは一応頭に置いておいた方が良い。

やっぱりやまださんのホイールはすごい。パコっと入る。これが若造ホイールだと結構な確率で微調整が必要なのだが、まあそのへんは詳しく話さない。さらにおニューのKMCのチェーンも良い。さらにさらにコネクタピンもついてる。炎天下でほくそ笑む。

嗚呼それに比べて日本のshimanoは…日本の自転車関係者の本音は「スポーツ自転車なんか流行られたら原価0円商法あがったり」という姿勢の表れなんだろうがサイクルショップやまださんみたいな本当の自転車屋さん、ひいては力学を知らんおっさんに力学通りに回ったり進んだりするということはどういうことかを教えてくれる乗り物を維持する環境が、若い人たちに引き継がれないのは残念だ。51歳の自転車界では若造どころかクソ小僧がぶつぶつ言いながら作業する。

外したチェーンを袋に入れて保存。リカンベントはチェーンが足りなかったり余ったりするものなのだ。多分、何年後かに私がこの袋を見ても何を言ってるのか分からないだろう。

試しに50kmばかり走ってみたが今度はワークマンのfindoutの訳の分からない(クルクル商品が変わる)薄手の長袖のシャツが走ってて寒過ぎてビックリする。本当にお腹壊すぐらい寒かった。長袖シャツは日焼け対策だが別途寒さ対策にglimmerの蛍光半袖シャツが必要なぐらい。未来の日本人たちはウェアについては心配いらなさそうw

田舎と言えばなんか農作物をもらうことなのだがもらったトマトが美味しくてびびる。

環境省がらみに入る前はテレビ局で働いてたし環境省がらみで名刺貰うキュレーターは朝鮮人や中国人だらけ(SDGsで酷くなる一方)なのでテレビに関係するもの、それを匂わせる一挙手一投足が嫌いなのだが田舎暮らしでご近所様から毎日新鮮な野菜もらって今回特にこのなんの変哲もない絶品(テレビ局では食物類にこの言葉を使わないとchina情報局(公安局ではない!)からお咎めがあるそうですw)トマト食って「うめ~w」と思いっきり口に出してしまったw

このタイプの(つまり普通の、ていうかでかい!)トマトで今まで食ったことがないぐらい甘くて美味い。プチトマトだと、まあクッソ甘いのはあるんだけど。ドレッシングかけるつもりが何もかけずに半分以上バクバク食って慌てて写真撮った。キュウリも頂き物だがこっちは普通のキュウリだったのでドレッシングかけて食した。「夏だもんねえ」と妻が言った。そうか自転車乗りにとって夏至が過ぎたら悲しいだけなのだがそうでもないようだ。

雨ブルベ初攻略。(100周年記念のAJ福岡BRM611に参加しました。)

去年の200kmは腹痛(当時インスタントコーヒーのBlack in BOXにハマってて飲みすぎてたのが当日の緊張で腹にキタらしい)のためリタイヤしたので今回この300kmを走らないと次は来年400kmになってしまう。そ、それだけは避けたい。体調管理をしっかりして望んだ。

6月11日は梅雨の真っ盛り。近年温暖化で予測が難しいが、GPV予想ではほぼ終日薄い紫色圏内。前半はまあ降るだろうけど夕方には晴れる感じ。私は雨ブルベは極力避けるタイプ。マトモに雨の中走ったと言えば伊豆300での帰りに小田原から逗子通って二子玉川への100kmを気温10℃の土砂降りで死ぬ目に遭ったこと。しかし今回はそれほど強い雨でなさそうで気温も10℃前後なんてことはないだろうということで頑張ってみた。

結論から言えば気温が20℃ぐらいで雨が霧雨・小雨程度のブルベは楽ではなかったが大きなトラブルなしに切り抜けられることが分かった(前輪駆動のraptobikeは諦めた)。よく道路に凍結防止等で自治体が設置してある温度計といつも+2℃ぐらい誤差があるlezyneの温度計は夜の北九州でも20℃を下回ることはなく、雲が薄くなり陽が差すと25℃ぐらいの時もあってまあ全行程20℃前後だったと思う。寒さ対策が必要ないのはこのぐらいなのかな。

・SPDシューズは濡れてぐちゃぐちゃになるだろうと古くて擦り切れているのを使ったが、それでもほぼ靴下が濡れないので驚いた。アップライト自転車だとどうしても身体から流れ落ちてくる水が脚を伝ってシューズ内に入ってくるのだが、リカンベントでは靴が上を向いるせいでそれがなかったためだと思う。今回の霧雨から小雨ぐらいの雨が150km続いてもイケてしまった。これは収穫。しかし古いシューズなのでクリートが腐っててラスト50km越えて体力がヘロヘロになったあたりでペダルになかなかハマらず結構ストレスだった。

・服装については下は普通のパールの夏用レーサーパンツ。上はglimmerの蛍光色の安物速乾半袖Tシャツに

日焼け対策で薄手の長袖を探してたらミズノから安くて黄色なのが出てたので買ってみたらかなり良かった。この2着のみで肌着類はなしでときどきもうちょい寒くなったら薄手の撥水上着着ようかな~と思いつつ全行程走ってしもうた。

・携帯電話と財布それぞれに紐とカラビナつけてシートバッグからアクセスを良くしたのも便利だった。リカンベントは乗ってるときは楽だが乗り降りは結構身体に堪えるのだ。酷い時は脚を攣ったりする。今回も第6回JAL向津具ダブルマラソン大会の後片付けしてるブースをシークレットとカンチガイし「アっ!」と急停車(よくない)した瞬間脚がキて3分ほど訳の分からないデブリカンベントが道端でウンウン呻いていたが脚付きの悪い海外製+451インチアップでこの有様。今後何とかしたいのだが…

ほぼ中間地点センザキッチンで時間に余裕があるので「早く出るモノ頂戴」とお願いしてでてきた肉うどん。どちゃくそ美味かった。やはりコンビニうどんとはまるで違う。

山陽小野田から下関へ向かう2号線あたりで晴れてきた。練習で走っておいて良かった道である。このあとも北九州の市街地は信号ありアップダウンありで辛かったが、とにかく救われた瞬間だった。

AJ福岡さんのブルベを完走することができて良かった。なにしろコースが150km地点仙崎を過ぎ大ヶ峠を越えてからほぼ下り基調でありがたかった。これがAJ西東京とかだったりすると後半キッついルートラボでは拡大しないとわかんないいやらしいアップダウンが控えていたものだがそれがなかったので感動しつつゴール。

女房が祝勝会を開いてくれた。その中でも美味かったのがコレ。

玖珂の酒屋さんでこれだけがおつまみとして売ってる由。都内から田舎に来て大丈夫かと思ったがなかなかオシャレなものが色々あるのだ。

東京から岩国に引っ越して気付いたこと。

クソ田舎の荒れた路面に対する装備がそろった3年目にようやく気が付く。瀬戸内とは海沿いを走れば都内にて「荒川CRのそばに住みたい」という夢が実現したんじゃないかと思うぐらい平坦コースが選べる。そして中国山地へ向かえば、都内からなかなか抜け出せなかった道志道、秩父、ときがわ町や東北へ向かう山への扉もそこそこある。

椿峠、「とうげ」ではなく「だお」。中国地方ではゆるい峠のことを「だお」という由。3年目の今のところ山口県の瀬戸内海側で「とうげ」と呼べる峠があるのは県道136号線の中峠などがある岩国ぐらいな感じがしている。それほどゆるい峠(だお)だらけ。

でこの椿峠を越え富海の文字を見ると自分は勝手に周防から長州長門に入った気がするのだが堀越・末田の焼き物のバス停あたりから見えて気になってしょうがない塔みたいな建物のそばに来てみたらただの工場だったの図。

防府から八王子の交差点で国道262号線松竹梅道路で山口に向かう。非常に走りやすい道だった。ただ周防往還自転車道の入口は見逃すと次は高速道路入口なのはいただけない。

 * * *

次の週は防府から海沿いの県道338号線を通って周防大橋を渡るコースをやめて橋を遠くから見てみようとそのまま2号線で新山口駅の北側を回って県道212号線を通ってみたら大潮らしく山口湾の干潟にビックリしたの図。これは結構壮観であった。そう言えばカブトガニが居るとか聞いた記憶がある。また麦秋の名の通り麦が実ってあちこちで野焼きが行われていた。しかし国道2号といい県道212号線と言い自動車専用道路ぽいのに自転車が通れる道が多い。山口県にはローディが多いというのもうなずける由。

その後県道219号線→国道2号線と進むのであるがこのあたりの国道2号線は片側二車線だったり一車線だったり自転車で走れないことはないのだが大型トラックを避けるのも路肩見極めテクが必要であまり面白くない道だった。ローソン山陽小野田埴生店で「まあなんとかなったな」とホッとしたぐらい。遠回りで町中にツッコンでも県道190号線あたりを走ったほうが良かったかも知れない。

下関に着いてまあこれで「山口の瀬戸内海沿い160kmほどなら走れるよ」と言えるようになった。

新下関から新幹線で新岩国に帰る。raptobikeを立てて輪行できることを確認。折り畳みリカのorigamiの出番が減るなあ。しかし新下関の南口から入るもんじゃないな。最初はあまりに寂れているのでビックリした。