BD-1 classicで通勤してみた。


 結構走れてます。35km/hぐらいなら出ます。山登ったことがない一昨年なら「35km/h?52T?軟弱ゥ!もっと重いギアにすぐ付け替えるぜ!」…と思ったもんですが、一度でも美ヶ原とか富士エコで山を登ったら考え方が変わりますね。
 52T-30Tだけど18インチ。これなら山も何とかなるかもしれない。なおかつ、街乗りでも35km/h。これぐらい速度が出れば自動車や障害物をさばくのに問題ないでしょう。前1枚だからこの選択なんですね。自転車屋さん(この場合はR&Mかミズタニでしょうな)も大変ですね。つくづくそう思います。

帰ってきた春香号(BD-1 classic キター!)

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 とりあえず乗ってみた感想:ノーマルの?つまりモノコックBD-1 standardと変わりません。
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 これ買う前に律子号(ラレーRSR)がやって来たのは運命なのか。RSRが折り畳み機構のないミニベロロードの最右翼ならこちらは踏み込んでもOKな折り畳みの最右翼。ブロンプトン以下折り畳み自転車の名車は数あれど、やはり安心して踏み込める折り畳みとなるとBD-1がまず筆頭にあがるでしょう。
 今回BD-1 classicは私が自転車に興味を持ち始めたころのストレートフレームが復活。色も春香号たる赤。お値段も12万~14万とお安め。思わずKHS m1216を引退させて予約しちゃいました。その正体は初心者歓迎のコンフォートなクロスバイク。ロードバイクやラレーRSRみたいにガシガシ踏んでスパスパ身体を傾けて曲がるなんてことはできませんが、どっしり身体を預けて走れる安心感があります。これは同じ折り畳みミニベロの双璧ブロンプトンより優れている点。やはりフレーム剛性があることと、ステムも伸張機構がないから十分腕と全身に力をかけることができるからでしょう。
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 箱に入ってやってきた出荷状態ではブレーキはテクトロだしBBはスクエアテーパー。チェーンリングもちょっと小さいので欲求不満気味。ペダルもサドルもダサイ。さてどこから変えていこうか…でもRSR買ったからお金ないよ。
 それでも、フレーム剛性を感じるだけで試し乗りの最中にやけっぱなし。これが欲しかった。スピードは出さなくていい。だいたいテクトロのVブレーキなんて停まるためにあらず・減速するためにあるようなもの。そもそも最初からついてるこのなんだか分からないBBがとにかくズブい・やたら重い。サドルを下げ気味にして、ママチャリより少し速い速度でタラタラと進む。うむ、やはり剛性が良い。m1216をはじめいろいろな折り畳み自転車を思い出しても、やはりこれがド定番の実力。とりあえずこの春香号(と律子号)で、ミニベロの原点を勉強しなおすつもりです。

律子号(ラレーRSR)でここ二日ほど通勤してみた。

 とにかくストップ&GOが楽。加速が楽。楽しい。ホイールが小さいということは、これほど回転が思いのままになるということなのか。翻って、人間の肢体のなんと思い通りにならないことか。ミニベロのホイールの回転は見てるだけで楽しい。我が人体の肉や骨の構造が憎らしくなるほど楽しい。しかし、40km/h以上の速度維持は大変である。小さいホイールが回転を維持してくれないからだ。高速度域を維持したいのなら、自分のクソ思い通りにならない肢体を振り回して451ホイールをブン回さないといけない。これは面白い。
 ホイールが小さいのでフラフラする。楽しくてしょうがない。逆に言えば今まで(特にRaptobikeの頭の後ろの)700cがいかに粘り気(ジャイロ効果)があるものだったか良く分かる。どちらがいいとは言えない。しかし片手サインが、悪く言えば危なっかしい。良く言えば新鮮な気持ちでサインを出すことになる。この不安定さを楽しめる人ならいいが、ミニベロが最初のロードバイクとなるとどうだろうか。
 やはり最初は普通のロードなんでしょうねえ。それを経験した上でミニベロロードを経験しておくべきじゃないでしょうか。しかし街乗りはいいとして遠乗りはどうなるんだろ。うーん。都内のちっこい坂なら登るのが楽なのは当然だったのだが…やってみないと分からないですな。

 動画は40km/h出たところ中心に編集。ティアグラのクランク買ったそのまんまの53Tなので現状でこれ以上は無理っぽいです。

さらば春香号(KHS m1216)。

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 別れる頃になって良さがわかる。人生なんてそんなもの。KHS m1216改、いろいろあって実家に里子にだすことにしたのだが、帰省中の新幹線でこの薄さ。結構有難いです。軽さは改造しまくって10㎏ちょっと。でも軽量化より”薄さの良さ”を最初で最後の新幹線で知るとは…女房と談笑しながらのカー・サイクリング、あるいは在来線輪行では気づきませんでした。ああ、あれやこれや軽量化に勤しむ前に、本格的な輪行を一度でもすべきだったか…と、思いつつ、前12インチ、しかもハンドル/ステムの構造から言って、改造前でも、私の大好きな”鬼漕ぎ”は無理でしょう。
 なに言ってるのか。ただのミニベロ遊び。鬼漕ぎする必要ないじゃん。そう言える人はいいのです。田舎の国道で歩道をのんびり走る。それもいいでしょう。でも、歩道は自転車で走る場所じゃないのです。車道を走る以上、工事区間などある一定の距離を年齢・性別・車種・体調にかかわらず時速40㎞以上~50㎞/h近くで走り抜けることが出来ないと、車道を走るべきではないのです。…やはりm1216は里子に出しましょう。
 次の自転車は折り畳みながら走りを意識したアレですね。アレしかあるまい。
 あるいは、今回m1216の折り畳み機構のないフレームを持ったミニベロが、(私の勝手な思い込みにとっては)案外、輪行に適しているかもしれないことに、今回気付かされたことを活かす方向もあります。
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 ラストランに最大標高差450mほど登ってみました。自分でステムやら作った割には結構登れて満足。さらば春香号。

南極点トライクで目指してたおばはんが着いたみたい。

http://www.gizmag.com/south-pole-fat-trike/30245/
 gizumag見てたら着いたそうな。
http://www.whiteicecycle.com/progress/
 で見てみると確かに真ん中に居るっぽい。
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 出発するときは あーたいへんねーとは思ったが今回はじめて詳しい写真見た。しかし、なんじゃこのタイヤは。自転車のタイヤとは思えんw
 調べてみたら4.5インチw
 ミリになおすと110あたりになるのか。わしらが普段使ってる5~3倍の幅だwww