雨ブルベ初攻略。(100周年記念のAJ福岡BRM611に参加しました。)

去年の200kmは腹痛(当時インスタントコーヒーのBlack in BOXにハマってて飲みすぎてたのが当日の緊張で腹にキタらしい)のためリタイヤしたので今回この300kmを走らないと次は来年400kmになってしまう。そ、それだけは避けたい。体調管理をしっかりして望んだ。

6月11日は梅雨の真っ盛り。近年温暖化で予測が難しいが、GPV予想ではほぼ終日薄い紫色圏内。前半はまあ降るだろうけど夕方には晴れる感じ。私は雨ブルベは極力避けるタイプ。マトモに雨の中走ったと言えば伊豆300での帰りに小田原から逗子通って二子玉川への100kmを気温10℃の土砂降りで死ぬ目に遭ったこと。しかし今回はそれほど強い雨でなさそうで気温も10℃前後なんてことはないだろうということで頑張ってみた。

結論から言えば気温が20℃ぐらいで雨が霧雨・小雨程度のブルベは楽ではなかったが大きなトラブルなしに切り抜けられることが分かった(前輪駆動のraptobikeは諦めた)。よく道路に凍結防止等で自治体が設置してある温度計といつも+2℃ぐらい誤差があるlezyneの温度計は夜の北九州でも20℃を下回ることはなく、雲が薄くなり陽が差すと25℃ぐらいの時もあってまあ全行程20℃前後だったと思う。寒さ対策が必要ないのはこのぐらいなのかな。

・SPDシューズは濡れてぐちゃぐちゃになるだろうと古くて擦り切れているのを使ったが、それでもほぼ靴下が濡れないので驚いた。アップライト自転車だとどうしても身体から流れ落ちてくる水が脚を伝ってシューズ内に入ってくるのだが、リカンベントでは靴が上を向いるせいでそれがなかったためだと思う。今回の霧雨から小雨ぐらいの雨が150km続いてもイケてしまった。これは収穫。しかし古いシューズなのでクリートが腐っててラスト50km越えて体力がヘロヘロになったあたりでペダルになかなかハマらず結構ストレスだった。

・服装については下は普通のパールの夏用レーサーパンツ。上はglimmerの蛍光色の安物速乾半袖Tシャツに

日焼け対策で薄手の長袖を探してたらミズノから安くて黄色なのが出てたので買ってみたらかなり良かった。この2着のみで肌着類はなしでときどきもうちょい寒くなったら薄手の撥水上着着ようかな~と思いつつ全行程走ってしもうた。

・携帯電話と財布それぞれに紐とカラビナつけてシートバッグからアクセスを良くしたのも便利だった。リカンベントは乗ってるときは楽だが乗り降りは結構身体に堪えるのだ。酷い時は脚を攣ったりする。今回も第6回JAL向津具ダブルマラソン大会の後片付けしてるブースをシークレットとカンチガイし「アっ!」と急停車(よくない)した瞬間脚がキて3分ほど訳の分からないデブリカンベントが道端でウンウン呻いていたが脚付きの悪い海外製+451インチアップでこの有様。今後何とかしたいのだが…

ほぼ中間地点センザキッチンで時間に余裕があるので「早く出るモノ頂戴」とお願いしてでてきた肉うどん。どちゃくそ美味かった。やはりコンビニうどんとはまるで違う。

山陽小野田から下関へ向かう2号線あたりで晴れてきた。練習で走っておいて良かった道である。このあとも北九州の市街地は信号ありアップダウンありで辛かったが、とにかく救われた瞬間だった。

AJ福岡さんのブルベを完走することができて良かった。なにしろコースが150km地点仙崎を過ぎ大ヶ峠を越えてからほぼ下り基調でありがたかった。これがAJ西東京とかだったりすると後半キッついルートラボでは拡大しないとわかんないいやらしいアップダウンが控えていたものだがそれがなかったので感動しつつゴール。

女房が祝勝会を開いてくれた。その中でも美味かったのがコレ。

玖珂の酒屋さんでこれだけがおつまみとして売ってる由。都内から田舎に来て大丈夫かと思ったがなかなかオシャレなものが色々あるのだ。

東京から岩国に引っ越して気付いたこと。

クソ田舎の荒れた路面に対する装備がそろった3年目にようやく気が付く。瀬戸内とは海沿いを走れば都内にて「荒川CRのそばに住みたい」という夢が実現したんじゃないかと思うぐらい平坦コースが選べる。そして中国山地へ向かえば、都内からなかなか抜け出せなかった道志道、秩父、ときがわ町や東北へ向かう山への扉もそこそこある。

椿峠、「とうげ」ではなく「だお」。中国地方ではゆるい峠のことを「だお」という由。3年目の今のところ山口県の瀬戸内海側で「とうげ」と呼べる峠があるのは県道136号線の中峠などがある岩国ぐらいな感じがしている。それほどゆるい峠(だお)だらけ。

でこの椿峠を越え富海の文字を見ると自分は勝手に周防から長州長門に入った気がするのだが堀越・末田の焼き物のバス停あたりから見えて気になってしょうがない塔みたいな建物のそばに来てみたらただの工場だったの図。

防府から八王子の交差点で国道262号線松竹梅道路で山口に向かう。非常に走りやすい道だった。ただ周防往還自転車道の入口は見逃すと次は高速道路入口なのはいただけない。

 * * *

次の週は防府から海沿いの県道338号線を通って周防大橋を渡るコースをやめて橋を遠くから見てみようとそのまま2号線で新山口駅の北側を回って県道212号線を通ってみたら大潮らしく山口湾の干潟にビックリしたの図。これは結構壮観であった。そう言えばカブトガニが居るとか聞いた記憶がある。また麦秋の名の通り麦が実ってあちこちで野焼きが行われていた。しかし国道2号といい県道212号線と言い自動車専用道路ぽいのに自転車が通れる道が多い。山口県にはローディが多いというのもうなずける由。

その後県道219号線→国道2号線と進むのであるがこのあたりの国道2号線は片側二車線だったり一車線だったり自転車で走れないことはないのだが大型トラックを避けるのも路肩見極めテクが必要であまり面白くない道だった。ローソン山陽小野田埴生店で「まあなんとかなったな」とホッとしたぐらい。遠回りで町中にツッコンでも県道190号線あたりを走ったほうが良かったかも知れない。

下関に着いてまあこれで「山口の瀬戸内海沿い160kmほどなら走れるよ」と言えるようになった。

新下関から新幹線で新岩国に帰る。raptobikeを立てて輪行できることを確認。折り畳みリカのorigamiの出番が減るなあ。しかし新下関の南口から入るもんじゃないな。最初はあまりに寂れているのでビックリした。

ピッツェリア ヴェントゥーノは美味い。

Raptobikeにスタンドつけてみた。試し走りに40kmほど走って高水ピザ21へ。そういえば土浦にテレメイト21ってのがありましたなw

チチニエリ(しらす)ピザが美味い。なんのことはない。にんにくが入ってるから選んだだけ。

raptobikeを置いた辺りにブラックベリーが咲いていた。

GW後半:UFOラインをタンデムでグイグイ登る/raptobikeで本格的に輪行(広島→竹原)してJR西日本にビビる。

前回山口市をうろついてたらCN-GP737VDがどうもGPSを掴みにくくなったのでGP-GP1000VDに交換。ついでにセルスタCS-32FHもつけた20年モノのK12マーチでしまなみ海道を走るとチャリンコ野郎がいっぱい居て喜ばしいことです。

で我々はそのまま四国の名所UFOラインを目指したのだがこれがとんでもない山奥で日産マーチでスタート地点に向かうまでの道がまさに秘境。普段あまり騒がない女房が狭くて離合するたびに助手席から「ひゃあ」「落ちる~」と騒ぐのだが無理もないぐらい狭くてクネクネ道で自分もかなり岩国のクソ山奥や廿日市の広電沿線のごちゃごちゃした町中で鍛えた運転テクを使わないとなんにも考えてない外車やヴェルファイアと結構マジでなにかあってもおかしくない道だった。

さて寒風山登山口駐車場に車を置いて登り始めたのだがハッキリ言って亜美真美号ことKHSのT-20。色が黄色でタンデムで折り畳みだから完全にシャレで買ったわけで走りを楽しむバイクとしてはまるで期待していなかったのだがこれがグイグイ登る。これは我が自転車人生でもかなりのビックリ嬉しい誤算。妻は正直いわゆる一般的日本人レベルのチャリダーなのだがSR経験者の俺が頼もしいと感じるぐらい進む。今まで川沿い海沿いの平坦コースをふらふら走って「アハハ、ウフフ、タンデム自転車って楽しいね」ぐらいに思っていたがこれが本当の力、本来の用途だったのだ。つまり美ヶ原ヒルクライムにタンデム部門があるのは至極当然のことだった!

スタート前は「まあ半分もいけないだろうな…」と思っていたのは出発が14時過ぎだったので片道2時間はちょっち厳しいッスねと思っていたので「いける!これならいける!」…しかし突然女房が「おなかすいたー」ガーン。4~5本持ってきた梅丹本舗を車に忘れてきた。これは俺のミス。そして素人のハンガーノックほど恐ろしいものはない。それだけはチャリをエスコートする身として絶対に避けなくてはならない。あと数百メートルで目的地だとしても。泣く泣く断念の図。

まあその後車に戻ってマーチで見てきましたUFOライン。噂違わぬ絶景に雲も良い感じ。このまま進むと四国の山奥に迷い込むのでUターンして伊予西条に戻りました。

で帰りはフェリーで帰った。

* * *

つぎはraptobikeで輪行の本格テストである。

なんかtwitterで反応が多かった株式会社二葉の恐竜の像w

前回山口県を見直すぐらい見晴らし良かったド平坦コースと違って一応山があるサテライトNO1な広島の田舎道100kmを走ってみたのだが、田舎チューンしたraptobikeのお陰で楽っちゃあ楽なのだがやはり膝が痛い…結局6時間かけて走るという凡タイム。「もしかして俺、尾道まで行っちゃうかな?」とか思っていたが竹原駅で暗くなる前に帰ることに。

それにしても、30年間住んでた首都圏から我がクソ郷里岩国に戻って初めてマトモに輪行して思ったんだけど、東京から100km行ったところって宇都宮とか前橋なわけですよ。宇都宮とか前橋から東京に輪行で戻ります~ったら結構1時間ちょっとで帰れたりすることも電車の都合によっちゃあるのに、ここJR西日本な竹原→岩国だと3時間(※)!?ハア!?東北だったら青森あたりまで行けちゃうんじゃねえのか!?おまけに呉線、なんだアレ!?揺れるなんてもんじゃねえぞ!!必死で自転車押さえてたわwwwマジでwww

マジで呉線使うぐらいならraptobikeで海沿い走った方が楽なんぢゃないかと思うぐらい揺れて本当のローカル線の洗礼をうけたGWでした。(※岩国が広島から1時間かかることは考慮に入れてません)

GW前半:Raptobikeで100km走ってKHS T-20で岩国走った。

4月23日に岩国市→山口市を2号線を使って100km走った。過去に開催されたBRMの記録から富海から県道58号線を通るルートなのだが周防大橋あたりではド平坦コースに驚いた。山口県に見晴らしの良いコースなんてないと思っていたのに北海道並みの良コース。今度は下関あたり目指して走りたい。

俳句の会に参加していた妻と山口市を適当に観光して帰りはK12マーチにraptobike積んで帰った。栃木(横浜とか言ってたが最近は川崎だと言い張っている)出身の妻が瑠璃光寺の五重塔を知らなかったのでもっと広まって欲しいですな。美希号ことraptobikeは一応田舎(凸凹道)仕様が一応の完成を見た手ごたえを得た。

 * * *

ついで4月30日亜美真美号ことKHS T-20でウッドヴィレッジみかわ→コッチネッラまで片道8kmを往復してみた。

休日チャリ乗ってふらふらする人にとって座ってお茶できてトイレできる施設が増えることは大変ありがたい。人口減少だとかクルマ依存社会とか難しい事はどうでもよくて、こういう「歩いて座れる施設の有無」で田舎か都会かが決まる。

コーヒーとケーキが食せて近くにはわかば台公衆トイレもあって自転車野郎にはそこそこ使えそう。

営業日は金・土・日・月との由。土日営業はたいへん嬉しゅうございます。

コーヒー飲んだら出発。亜美真美号はいろいろ装備が充実してきた。折り畳みハンドル。バックミラー。折り畳んだ時のコロコロ等。しかしKHSのサイトみたらいつのまにかT-20GRなんてドロハン&ディスクブレーキモデルが出てるんですな。まあ基本となったT-20、下手な専用フレームのタンデムよりフレーム剛性がある上での折り畳みなのでクッソ重い以外はかなりイケてるバイクだとは思います。

たどり着いたコッチネッラは木曜と日曜日以外はやっているのだが日曜日やってないのは痛い。ピザを食べるには予約が前提だけど当日でも材料やお客さんの余裕があれば注文は可。トイレも隣接する山口県東部森林組合錦川支所の施設内にある。こちらは日曜の利用が可能なんだが自転車野郎としてはピザが食いたいねん。

でジビエブームな猪ピザを注文。ちょっと焼肉のたれ味だし全体的にべちゃべちゃだしオサレに食せる食いもんではなかったが生地は良かった。味も悪くない。別の日に他のピザを食ってみようの図。

日積ってトコへ行って来た。

女房がヒヅミ峠舎に行くと言うのでraptobikeで輪行の練習を兼ねて岩国→大畠まで輪行してみた。

す、すごい。岩国から下りは1時間に1本しかない。俺が棲んでいた30年前はもうちょっと便があったような気がするのだが…あとICOCA(SUICA)が使えるようになったのは1か月前からだったw

で、この天気ですよ。最高。

「ヒヅミ峠舎」ってなんだ?と思ったら月に1度AM11時~PM1時まで開かれる陶芸売ってるトコだった。オサレで繁盛しててお昼にはほぼ売り切れ。悠々自適というより同人誌即売会を思い出したのは俺だけだろうなw

「ふれあいどころ437」という国道437号線ぞいだから数字でどうにかしようという名前の道の駅みたいな施設で昼食をとる。割と美味いしトイレもキレイ。JAのノウハウでもいかしてるのかしら。ついでに近くの大帯姫(おおたらしひめ)八幡様にお参りする。こちらも結構立派な八幡様。

調子に乗って妻がポケモンやりながら「大谷の棚田も見たい」とぬかしやがるので付き合ったらどこまで行っても棚田はなく草ぼうぼうランドだけ。熊が出そうな大谷林道って白い再生ビー玉砂利が転がってる道まで来て引き返す。

それでも良い景色だったのかもしれない。

害獣除けの電線を気にしながら…

37-451(20×1-3/8)なタイヤをドカ買いするより買って応援ウクライナなgarbarukを買えの巻き。

20インチは406な時代になぜ451かと言うとフロントシングルのリアスプロケはワイドレシオだからだ。406に比べて451はRDのアームを選ばない。

まずMAXXISのDTH。カタログだと315gなんだけど340gである。ただ重たい以外感じは悪くない。グリップも良い。ただ最大空気圧65PSIはキツイい。自分は漕ぎだしの軽さ重視なので手放した。あとこの中華スケールは5g単位だと思うのでかなりいい加減w

おなじくMAXXISのtorchは310g。こっちはカタログで340gだが…wやはりグリップは良い。最大空気圧が110PSIで20×1-3/8なタイヤはtorchのほかは後述のVEEのspeedsterしかない。そんなに重くないし安心して乗れる標準的なタイヤだなーと思ってたらKHSのT-20は406なtorchだった。後述するがgarbarukの軽量10-46Tスプロケのraptobikeでメインで使用中。

IRCのSIREN COMP。そこそこ走る。使うときは80PSIまで淹れて使ってる。最大75PSIなのが惜しまれる。クソ重いシマノの11-51Tスプロケでもそれなりに楽しめるので軽くてグリップも良い安心して乗れるタイヤだと思う。

最大空気圧は80PSIだしカタログ8.1ozという軽さに期待していたANSWER CAVE。なんか反応がぶよぶよしててせっかく軽いはずなのになんか漕ぎ出しというか反応が悪い。このへんイメージで申し訳ない。第一印象が悪いので乗ってないが今後変わるかもしれない。

そして本命VEEのspeedster。地方の451乗りはシュワルベとpanaの言いなりに28-451でクソ田舎のヒルクライム後の枯れ枝・石ころ・砂が詰まってるクレバスだらけの舗装の下り道をバカみたいな遅さで涙挿しぐみ帰るしかない…と思ってた私に37-451の可能性を教えてくれたタイヤ。軽い。走る。そしてそれなりにエアボリュームがある。トップスピード以外はシュワルベDURANO28-451と遜色ない軽い走りが楽しめる。ただしこいつに100PSI以上淹れたときのグリップのなさは正直噴飯ものである。90PSIが田舎道に合っている(とワシは思う)。

そんなこんなでタイヤの重さ比べしていると届きましたよ。買って応援!ウクライナ(現在はポーランド拠点らしい)のgarbarukの11-50T。実を申せば600kmブルベ初挑戦の時の秘密兵器XDドライバ用の10-46Tもr2-bike.comから購入済みでこのサイトは自転車乗りなら閲覧一発で分かりますがカタログに重さが表示してあったり検索項目がツボを押さえていたりで信頼できます。

こんどはスプロケ重さ比べ。シマノdeoreのCS-M5100 11-51Tの重さは615g。カタログで620g。重い!しかしこのブログで繰り返し言っているが支那製スプロケの摩耗の酷さに比べたら全くその心配はないだけまだマシと言える。

そしてgarbarukの11-50Tは300g。軽い。しかも耐久性もある。カタログでは320g。なんと謙虚な…ホントにあんなメチャクチャな国と同じ民族なんだろうか。

ついでにインスコ後の重さも量る。サイクルショップやまださんが中華リムに文句を言いながらきっちり組んでくれたdeoreハブの451リアホイール。スプロケもローターも込みで1365g。まあまあか。

参考までに初めて600kmブルベに挑戦するので都内の某ショップでnovatecのXDなハブ+alexrimで組んでもらった451にgarbaruk10-46T(XD)をインスコしてるの図。deoreハブの451を組んでもらうまでウチには451のリアはこれしかなかったのだ。気合入れてるだけあって流石に軽い。

とりあえずgarbarukのスプロケで軽量化されたdeoreハブな451をシュワルベ durano(28-451)で試したところまるでロードバイク。ほぼこれが俺が600㎞を走り切ったコンディションなわけですがブルベはスタッフが試走しまくった上での安全な道路での話。田舎を楽しむにはこれではダメなのだ。

今度はVEE speedsterで試す。素晴らしい改善。DURANOに叶わないのはトップスピードだけ。十分ロードっぽい走りを楽しみつつ地方のメチャクチャな山道の下りも安心してこなせる。

そこで気になったのは現行Raptobikeはorigamiから移植した10-46TなgarubarukでMAXXIS torchで十分な走りを実現していること。それでは現行origamiの激重CS-M5100で重く感じたMAXXIS torchは軽量garbarukではどうなるのか?

同じコースを走ってみたところやはりトップスピードはVEEに劣る。が、やはり出だしのズブさは軽減された。スプロケ-300gの差は大きかった。それにグリップが良い。ていうか安定性が良い。正直VEE speedsterのタイヤが欠品しててMAXXIS torchでブルベに出ろ。と言われたら「しょうがねえなあ」と思いつつ出るぐらいの性能というか、疲れや睡魔に襲われた時のことを考えるとむしろ安心感はある。

そもそも私の「グリップ性能が~」の試し方は進行方向に平行な段差や割れ目に「ウラー」とツッコンで「ズルッ」とか「ボコッ」とかで感じた感じなのでハッキリ言って「いい加減」。もしかしたらタイヤが75g増えた分、ジャイロ効果で安定性や粘り気を感じているだけなのかもしれない。

 * * *

まとめと言うかやはりエンヂンが0.3馬力なチャリは回転部分の軽量化が効く。まずは1本あたりの値段が安いタイヤの軽量化で攻めてみたがせいぜい数十gでの話。フロントシングルなバイクは数万円かかるが300gも軽量化できるgarbarukをまず試しても良いだろう。2017年の時点ではgarbarukの11速でワイドレシオなスプロケはXDしかなかったが、いつの間にか出ていたシマノ互換の11-50Tは今後フロントシングル餅にとっては当たり前だの標準装備と言っていいのではなかろうか。