東京vs岩国第2ラウンド:SOZU温泉で東京では味わえない未完成にサービスされてるコーヒーを飲みに行ったらわちゃわちゃ。

ブラックフライデーのamazonで以前から気になっていたリモコンライトと割と評判が良い熊除け鈴を買ったので「連続するトンネルがあるダウンヒル」と「熊除け鈴が欲しくなる山道」がここ岩国で試せるコースと言えばSOZUコーヒーのある県道120号線での県境越えである。ただしSOZU温泉は朝11時開業なので出発は9時あたり。この時期の120kmでは帰りは結構暗くなる。

とりあえずSOZU温泉に着いたのでコーヒーを所望するのだがまず入口受付でその旨申し出るそうな。ここで700円(※お菓子とセットだったと思う)をお支払いすると奥から女の子が出てきてフロントからカフェコーナーまで51歳のジジイ(わし)と女の子二人でテクテク歩いて向かう。この辺りで汚れきった私の脳裏には都内の別系統のお店の記憶が走馬灯のように思い出されわずか700円でこのもにゃもにゃ感を得られるだけでも岩国は東京を超えたと言っても過言ではない。

(C)sozu温泉平面図

さらに「水曜日でしたらご準備してるんですが…」と謎の若者丁寧語でカフェコーナーのテーブルの下の引き出しを開けてこっちに背を向けてしゃがんでなんか道具をゴソゴソ取り出しながらわちゃわちゃ時間をかけてコーヒーを淹れてくれるのでなんかしゃべらないといけない感じになる。わしら夫婦の写真を見せたら「パートナーさんですか?」と言われてジェネレーションギャップ半端ない。さらにTシャツの胸を張って「このマークは私がデザインしました!」とか言うもんだからこっちも「どこにでもありそうなマークなんでプロの仕事にしては…とか思ってました」と余計なことを口走ってしまう。もしかしたら家族全員でこの温泉をリフォームしてるのかな?一本書けそうな…とわしはどこまでも汚れた脳で考える。

ここで念のため断っておくがそういう会話を楽しむシステムのお店ではない。あくまで美味しいコーヒーのサービスを試行錯誤している様子なのだがなんでもかんでも出来上がってないと「うわあ…」と思われる東京でこんな体験はあり得ない。いや、そうでもないかw

さて前回は「本日のコーヒー」だったので今回は「オーガニック」を注文した。ここの温泉水のコーヒーはお茶どころか下手なミネラルウォーターより飲みやすいのだがオーガニックは輪をかけて飲みやすかった。豆の良さはもうちょい濃くないと分からなかったけどコーヒーと聞けば判を押したように酸味がとか苦味がとか抜かすアホは無視してぜひ愛知県の師匠から教わった由の路線で続けて欲しい。しかし外の寒さを考えると水温はもう少し攻めて欲しかった(ちとぬるかった)。

こうしてキモいおっさんが良い旅夢気分の妙ちくりんな未完成のバイクで下界の東京では出来上がってる女性支援団体の不正会計疑惑が深まり世界ではマスクがtwitter買収して一番のヤマ場をむかえてるなか県道120号線をヒルクライムするわけだがほんの一瞬見晴らしの良い場所の写真。勿論熊除け鈴TB-SZ1は鈴押さえを外してチリンチリン鳴らしてみた。

結論から言えばTB-SZ1はまあまあ良かった。最初は音が小さく感じられて「こんな鈴寝そべってご近所で鳴らしてたら異常者だ」と思っていたけど山中の静けさでは熊除け鈴として十分な気がした。帰りの薄暮では犬の散歩してるご近所さんの背後から這いよってニャルニャル鳴らしてました。

もう一つCL1200 proのほうは「リカンベントではノーズの先っちょにLEDつけることが一番路面を照らすのに有効なのだが夜と違って日中ダウンヒルのトンネルで突然ライトが必要になったときどう考えても手が届かないのでリモコンで操作したい」という人類的にも極めてニッチな需要に一応コミットしてはいるのだが日中のトンネルは結構明るくLEDが全開でも「ないよりはマシ」ぐらいにしか路面を照らせない。

それでもビットコインのウォレットアドレスかIPv6のULAよりははるかに可能性がある路上の落下物を一瞬でも早く視認するには有効なはずだが点滅から光量全開まで冬の厚手のグローブでリモコン操作できたのか運転席からCL1200 proのケツ見てもLEDの様子が全然分からないのが困った。だいたい点滅から点灯へのボタン押下→さらに光量最大まで3段階もあるので別のボタンを2回押下しなくてはならないのが面倒なのだがCL1200 proの想定用途が機能豊富なメイン光源なのでしょうがない。最後の手段で片足クリート外してSPD靴を光源にかざせば確認できないこともないが国道187号線錦町中ノ瀬付近のガタガタ道で時速50km以上で下っている最中に片足になるのはやはり怖かった。

しかしSOZU温泉の美味しくてゆる~いコーヒーと違ってこちらはなかなかタイトでシビアな条件で試せたので良しと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください