律子号(ラレーRSR)でここ二日ほど通勤してみた。

 とにかくストップ&GOが楽。加速が楽。楽しい。ホイールが小さいということは、これほど回転が思いのままになるということなのか。翻って、人間の肢体のなんと思い通りにならないことか。ミニベロのホイールの回転は見てるだけで楽しい。我が人体の肉や骨の構造が憎らしくなるほど楽しい。しかし、40km/h以上の速度維持は大変である。小さいホイールが回転を維持してくれないからだ。高速度域を維持したいのなら、自分のクソ思い通りにならない肢体を振り回して451ホイールをブン回さないといけない。これは面白い。
 ホイールが小さいのでフラフラする。楽しくてしょうがない。逆に言えば今まで(特にRaptobikeの頭の後ろの)700cがいかに粘り気(ジャイロ効果)があるものだったか良く分かる。どちらがいいとは言えない。しかし片手サインが、悪く言えば危なっかしい。良く言えば新鮮な気持ちでサインを出すことになる。この不安定さを楽しめる人ならいいが、ミニベロが最初のロードバイクとなるとどうだろうか。
 やはり最初は普通のロードなんでしょうねえ。それを経験した上でミニベロロードを経験しておくべきじゃないでしょうか。しかし街乗りはいいとして遠乗りはどうなるんだろ。うーん。都内のちっこい坂なら登るのが楽なのは当然だったのだが…やってみないと分からないですな。

 動画は40km/h出たところ中心に編集。ティアグラのクランク買ったそのまんまの53Tなので現状でこれ以上は無理っぽいです。

普通、自転車乗りは新幹線に乗るとき、自転車を持ってないと不安でしょうがないのだが…

 1月3日の有楽町の火災で新幹線が止まった騒ぎ、見事に私の新幹線も動くかどうか分からず、正月3日の朝から両親とミーティング。「JRは予約してる便は出来るだけ出すはず」「広島まで行ってダメなら戻ってこい」ということで山陽本線から広島へ。
 このとき何が起こるか分からないワクワクした気持ちと、自転車の代わりに釣具店で買った580円の折り畳み椅子を持っていたので自転車乗り特有の恐怖心はなかったですw
 のぞみ34号は2~3分遅れの14時40分ぐらいに発車。しかしその後は止まったり進んだり。ツイッターで状況をポチポチ説明してたら暇も潰れて見知らぬ人の役に立ったみたいでそんなに苦痛はなかった。
 結局、大阪あたりで遅れが2時間を超えて特急券払い戻し。自由席は受付で「遅延証明書」をもらう必要があるけど、どの便に乗ってるか明らかな指定席は自動改札機で「遅払証」と切符に印字した上で返却されるとの由。やはり指定席は良い。
 で、払い戻しの有効期間は1年以内だそうで今日(1月5日)行ってみました。7000円GET!!と思ったらクレカで買った切符の分はクレカに戻るそうで、現金GETはなりませんでした。
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取れたての~しいたけウマー

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 実を言うとわが半田家には別荘があるのです。
 ウソです。70年近く前に建てられた工場(こうば)跡の掘立小屋です。とっくに税金かかってません。電気もありません。ただ、未曾有の災害のときは役に立つでしょう。なにしろ山から水が湧いているからです。大嵐のときは水が止まってしまうので上流で石を動かさないといけませんがw
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 恥ずかしながらこの年までしいたけ嫌いでしたが、取れた直後のしいたけをバター焼きにしたら美味いのなんの。ビックリしました。1個まるごとバター焼きじゃなくて、一枚一枚薄切りにしてバター焼き。しいたけのお刺身のバター焼きって言ったら分かりますかね?とにかく美味かった。
 あと瀬戸内なので取れたてを塩でしめた蛸もメチャクチャ美味かったんだよなあ。両親が年取って手の込んだ料理ができず、新鮮で素朴な料理しか出さなくなったのだが、それが美味いんだよなあ。
 両腕が上がらなくなって、東京に帰ってきて、一晩寝ても治らないからバファリン飲んでようやく両腕の筋肉の痛みがおさまるぐらい野良仕事させられましたが、それにしても美味かった。

さらば春香号(KHS m1216)。

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 別れる頃になって良さがわかる。人生なんてそんなもの。KHS m1216改、いろいろあって実家に里子にだすことにしたのだが、帰省中の新幹線でこの薄さ。結構有難いです。軽さは改造しまくって10㎏ちょっと。でも軽量化より”薄さの良さ”を最初で最後の新幹線で知るとは…女房と談笑しながらのカー・サイクリング、あるいは在来線輪行では気づきませんでした。ああ、あれやこれや軽量化に勤しむ前に、本格的な輪行を一度でもすべきだったか…と、思いつつ、前12インチ、しかもハンドル/ステムの構造から言って、改造前でも、私の大好きな”鬼漕ぎ”は無理でしょう。
 なに言ってるのか。ただのミニベロ遊び。鬼漕ぎする必要ないじゃん。そう言える人はいいのです。田舎の国道で歩道をのんびり走る。それもいいでしょう。でも、歩道は自転車で走る場所じゃないのです。車道を走る以上、工事区間などある一定の距離を年齢・性別・車種・体調にかかわらず時速40㎞以上~50㎞/h近くで走り抜けることが出来ないと、車道を走るべきではないのです。…やはりm1216は里子に出しましょう。
 次の自転車は折り畳みながら走りを意識したアレですね。アレしかあるまい。
 あるいは、今回m1216の折り畳み機構のないフレームを持ったミニベロが、(私の勝手な思い込みにとっては)案外、輪行に適しているかもしれないことに、今回気付かされたことを活かす方向もあります。
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 ラストランに最大標高差450mほど登ってみました。自分でステムやら作った割には結構登れて満足。さらば春香号。