私は自転車乗りをバカにしていた。鬼頭莫宏さんをバカにしていた。ろんぐらいだあすの連中をバカにしていた。なぜ山に行くのか。なにが楽しいのか。年を取って分かった。山を走らざるを得ないのだ。自転車の自は自由の自である。自由に走るには山に向かわざるを得ない。自転車で山は楽しい。オートバイでも楽しい。山こそ自動車を排除すべし(緊急&公共車両を除いて)。そのために自転車で一人でも多く山に登らねばならぬ。リカンベントの山登りは、肢体を適当にブン回していれば中の下ぐらいの成績で登れるロードと違って、機材からケイデンスから本気で取り組まないと相手にしてもらえない。それぐらい遅く、工夫がいる、難しく、楽しい。
さて山登りに目覚めてスプロケを41T化してからRaptobikeのチェーンリングを65Tと60Tの狭間で悩んでました。41Tは山でコンパクトドライブ化していない&精進していないロードをばったばったとなぎ倒すのに効果てきめんでしたが、反面、チェーンリングのアウターを(インター47Tのために)65から60Tにしたので平地時速40kmキープがつらくなっていたのです。ケイデンスを上げればいいじゃない。と頑張ってみましたが、どうやら私の脚は高ケイデンスに向いてないみたいです。
親類縁者の年賀状と一緒にサイクリーのDMが来ていたので検索かましたらPOWERTOOLSの62Tを発見。なかなか中古で出ないからなあ。それに基本的にフロント(?)シングルなのでバッシュガードを両側につけなきゃならないから62Tは避けていたのだけど、ここらで一発、購入しましょう。(DMが500円の割引券だと気づいたのはサイクリー国立から帰った後だった…)Raptobikeのチェーンリング62T化。インナー47Tとの共存も気を付けていればできるレベル。よかったよかった。
バッシュガードというのかチェーンガードがステンレス加工業者に発注した生モノなので塗装なしの銀色なのが気になる。黒がいいなあ。でも金属の塗装はなあ~ メチャクチャ奥が深そうだからしばらくこのままで様子見。
ていうかデコボコ道でぶっ飛ばしてる時、このチェーンガードが役に立つかどうかが問題です。もうそんな元気ないか。
前輪駆動リカンベントRaptobikeで目白のぞき坂と富士見坂を登ってみた。
ヒルクライムのイベント未経験で失敗した前回とは違い、今回は美ヶ原や富士エコ、日本横断など経験を経て2015年の走り初めがてら挑戦。チェーンリングは47T、スプロケは41T。目白のぞき坂は23%、富士見坂は25%とのこと。結果は…以前からなんとなく感じていたことが実感へ。今後の自転車旅行に生かしましょう。
コミケ行ってきたら早稲田通り(中野~高円寺あたり)が素晴らしいことになってた。
コミケの西ホール目指して人の流れに乗ったら見事に屋上回って企業ブースに入ってしまった。途中で引き返す勇気のない俺…
そんで買いましたよ。リカンベント本。ひとこと言わせてもらえば、私は手放し運転は前輪駆動リカンベントのRaptobikeが一番やりやすいです。
帰りの早稲田通りにいつの間にか(12月20日ごろらしい?)こんなステキマークが。
疋田さんや自転車活用推進研究会(昔阿佐ヶ谷でしたな)が口すっぱくして「自転車レーンを」「車道の左側塗るだけ!コスト安!」とか言ってるけど、そんな必要すらない。この「自転車は左側通行」のマークさえあればよいのだ!自転車は左側通行を徹底すれば、あとは車両なので何の問題もなく車道を走ってればよい。
「2014年・第1回サザンセト・ロングライド in やまぐち」のGPSデータをルートラボにUPしました。
とりあえずeTrexが帰ってきたのでUP。
うーん。8時間半か~
第1回サザンセト・ロングライド in やまぐち
とにかく天気がひどかった。歴代スマホの中でも「私はこれを求めていた!」を初めて感じたHTC RADARが逝ってしまわれた…
当日の朝、いきなりスローパンク。チューブを交換したらレザインの携帯ポンプのヘッドがバルブを噛んでひっこ抜け。あわててバルブを戻しつつ、運営にフロアポンプのありかを尋ねると「マビックブースです」というので行ってみたら無人でワークスタンドが置いてあるだけ。降りしきる雨の中、携帯電話で「ポンプないです(怒」「あーすみません、持っていきます~」
どんどん時間がなくなってきてスタート時刻がギリギリ。慌てて携帯をしまうとき防水をおろそかにしてしまった。気が付いてシートバッグを開けたとき(第2ステーションあたりかな)私の目に見えたのは水たまりに浮いている蜘蛛ととっぷり沈んでいるHTC RADARの姿でした…
携帯が死んだのはしょうがないとして、しょっぱなから結構なアップダウンに最悪に近い天候なのでペースが作れない。ロングライドは序盤が大事なので走りに集中。大島大橋を渡る。
第1ステーション。ミカン箱の自転車置き場は手軽で役割として十分だから「こりゃいいな」と思いました。
これは第2ステーションのサザエのつぼ焼きブースの様子。ただでさえ冷たい雨なのに島の海岸沿いなので潮風が寒いのだ。軽装の人はホントに心配だったけど大きな事故はなかったみたい。
と言いつつ坂で歩く人続出。さすがに坂ではリカンベントが10km/h弱に遅くなると言っても歩く人よりは速い。実力というより悪天候のせいでしょう。とにかく海の風がキツい。リカンベントは坂はロードより遅く下りは速いのでひとり横風大作戦状態。申し訳ないやら楽しいやらw
海岸沿いということで海水浴場が多くステーション以外の公衆トイレが充実していたのは良かった。おかげでステーションのトイレがメチャクチャ混むこともなく悪天候でもみんなそれほど嫌な気分にならなかったと思います。
これは最終ステーションなんだけどゴミ箱に朝鮮語が…
あちらこちらに朝鮮語が書いてあってネトウヨとしては気分悪かったです。
とりあえず機材がアレなので正確な時間は分からないけど150kmを8時間ぐらいでゴールしました。
全体的に各地のイベントを見ていると参加者のレベルは上がっていると思いました。ウチの女房なんか絶対出れないなコリャ。ただし、マナーは「田舎だな」と思うことは多かったです。後ろにクルマがいるのに車をやり過ごすことなく前走者を連続で追い越す人とかいました。
とにかく悪天候の大会でした。それが自転車乗りにとっては「貴重な体験が出来た」「経験値を稼いだ」と楽しく感じられるのですが、ハングルさえなけりゃあなあ…
第3回ときがわ町サイクルフェスタに参加しました。
突然であるが、自転車で走ろう系イベントに私が「リカンベントraptobikeで参加しよう!」と思ったのはとあるCRにて「リカンベントって山行けないでしょ」としっつ礼なことを言われてからである。
無論私が一人で勝手に山を登っても意味がない。美ヶ原ヒルクライムに出て公の記録を残してもらう。これしかない。いきなり山に挑戦して迷惑をかけるわけにはいかないので、その準備として富士エコなどのイベントに出始めたのがきっかけである。
無事、今は「リカンベントって山行けないでしょ」と言われたら、「ふっ…美ヶ原3位ですよ…リカンベント部門で」と答えれば良い。これは素晴らしいことだ。
そしたらもうイベントに参加する理由はない…のであるが、ここへ来てなぜか妻がリカンベントに興味を持ってくれた。幸い、あずさ号ことchallenge mistralなら私も妻も乗れる太っ胸もとい腹の親切設計。前回天竜CTでは75km完走も最下位。「くやしい」「もう一度!」さて妻はどこまで行けるのか?
* * *
というワケでやってきましたときがわ町サイクルフェスタ。エキップアサダのお膝元です。
今回リカンベント2台でときがわ町の連中を驚かしてやろうとK12マーチとSARISは頑張りました!ていうかraptobikeのときよりmistralのほうが後方視界良かったです。しかしリカンベントから転がり落ちるほど驚いたのは我々のほうだったことを知る由もなかったのです…
なんか居る!のラビたんと記念撮影。ときがわ町のマスコットキャラクターらしいです…って何人いるんだよ!
浅田さんも居る!というわけで記念撮影。しかしこの後我々はかねてから生き馬の目を抜く自転車界で違和感を覚えていた浅田さんの不可解な眼光の意味を知ることになります。
で、初心者コース30km出たんですけど距離は短いけど序盤に15度ぐらいの坂があるそうです。…妻はそこにもたどり着けず。書いている私も情けないですが、これは舐めてました。コースも妻の貧脚も。サイクルイベントに出る初心者さんは参考にしてください。例え初心者向けと銘打っても山コースを舐めてはいけません。15度の坂はママチャリしか乗ったことがない人にとってかなり難しいでしょう。ましてや妻はリカンベント。前回天竜CTのこともありますが、やはり川沿いコースなら間違いなく平坦です。
涙さしぐみ帰り来ぬ…では引き下がらない妻。なんと伴走の関係者さんをひっつかまえて「どうにかしろ」「え~、じゃあ初心者コースからポタリングコースに変更できないか電話してみます」ときがわ町はなんて融通が利くんでしょうか。ありがたいことです。で写真はポタリングコースへ案内してもらう厚顔無恥な我々。繰り返しますが私はリカンベントで20度ぐらいの坂なら登りますですよ。
おお!ポタリングコースでは坂を押してあるく人がいる!我々自転車乗りからすれば「坂で自転車に乗らずに押して歩く」というのはまさに曲芸をしてるようなもの。みなさんサイクルジャージみたいなものは着ていません。人数は10数名ですがジーパンにシャツの初心者さんだらけ。よかったなあ妻よ!君の帰る場所はあったんだ!もちろん私は(41Tでズルして)楽々登ります。
でなんか調子の良いオヤジがポタリングコースを案内しているようです。ダラダラ走ってると神社に到着しました。ここが休憩ポイントかなあ~と思ったら自転車ヘルメットかぶってる人が我々の他に誰も居ません。「八剣神社秋季例大祭」と書いてあります。「ダンゴ入れる袋配るよ~」訳が分かりません。
カオス。自転車イベントだってのに○○○を飲み始める人も!
冒頭、私はそれなりに自転車で走ろう系イベントに参加経験がある人間ですが、これほど混乱したのは初めてです。いや、リカンベントというイロモノに乗りつつも美ヶ原ヒルクライムを目指すため真面目なコースしか走っていなかったからかも知れません。ポタリング恐るべし。これが今回我々が経験した全てです!
この後風景がキレイなところでお弁当食べながらコーヒー飲んだりするわけです。とき川の小物屋さんのコーヒー、なんかお茶みたいなスッと飲めちゃうコーヒーです。俺は食いモノ系の文章は苦手なんだけど、美味かったなあ。で、そんなこんなで、いつまで経っても全く走りません。先月日本縦断した私にとってこのサイクルイベントは…
ホビット荘巡りにしか見えませんでした。そうか、浅田さんのイノセンスな瞳の奥にはこの風景が見えていたのか。そう確信しながら。
でまあ後半お世話になったと言えば言えなくもない調子の良いオヤジが社長だったというオチの前澤屋(すごいドメイン名だなオイw)の豆大福が、マジでうまかったです。酒でぐでんぐでんになって「うっぷ」となった後でもスイスイ食べられる和菓子。というのはただ甘いだけではない美味さの証拠です。なぜ我々がお酒でぐでんぐでんになったかですか?そりゃちゃんと帰宅して例大祭の抽選会でもらったお酒を飲んだに決まってるじゃないですか!