ParkTool PCS10購入。これで狭い部屋でも後輪駆動リカンベントのメンテナンスが捗る!

 ttp://bicycle.kaigai-tuhan.com/を見てたらChain Reaction CyclesでParkTool PCS10が4月5日まで24,479円→14,246円らしいので買ってみました。

 ParkTool PCS10の「直径76mmのパイプまで挟める。リカンベントもOK」という売り文句は伊達じゃなかったです。

 PCS10を組み立てて(まあまあ簡単)、実際にazub origamiを重心のある位置でクランプに固定しようとするとクランプを固定するハンドルとシートがぶつかって上手く固定できません。しょうがないので重心よりかなり前の位置で挟んでみたのが上の写真なんですがこれで十分メンテ作業できるほど安定しています。(フレーム掴んでグイグイ押したらダメでしょうけど)

 azub origamiの正確な重量は計ったことないですが多分15kgぐらいです。しかもかなり高い位置でバイクを固定できるので下に潜り込んで下からメンテやり放題。バイクの右側も左側もメンテし放題。メンテ部屋が狭くてもクランク回し放題。かなり満足度が高いです。

 折り畳むとこんな感じ。

451のバイクを11-46T化するならRD-M8000-SGSよりRD-M8000-GSにすべき。

 RD-M8000-SGSとGSの長さ比べ。少しだけど短いGSのほうが地面こすらないだろうなあ。600km走り終えてバイクが完成する馬鹿馬鹿しさ。

 ちなみにraptobikeだと406にもかかわらず、プーリーがあらぬ方向(好ましい方向)に向くのでSGSでも全然地面を擦ることはありません。ディレーラーハンガーの形状でも違うのかも知れない。

やよい号(azub origami)でブルベ600初完走!!やよい誕生日を祝う。

 まず出走前のブリーフィングでオダックスジャパン会長の稲垣氏の事故死の説明と黙祷。私がブルベに参加できるのも稲垣会長をはじめ関係者の努力のお陰です。感謝とご冥福をお祈り申し上げます。

 出発直前また並び始めたので何かな?と思ったら喪章が配られる。今回から実戦投入する反射ベストにつけて私も安全運転を誓う。

 この反射ベストはポケットが3つもあり実にリカンベント向き。しかもなぜか俺が購入したときは684円であった。amazonのこういうところは意味が分からないがそんなことはどうでもよく福山から尾道へ。


 初めて自転車でフェリーに乗るのでテンションダダ上がり。ていうか昭和51年の正月に俺がメカ仕込んで撮影してもらった8ミリ映写機にチラと写ってる通津~大島連絡船とほぼ同じデザインじゃないですか!


 ウェ~イ、オシェ~イとか言いながら写真撮ってますが元気なのはあと100kmぐらい。そんなことは撮影してる自分自身が重々承知してます。しまなみ海道はキレイだし食うものもいろいろあるんだろうけど360km地点の仮眠ポイントまでとにかく飛ばして睡眠時間を稼ぐミモフタモナイ作戦です!でも、ホントに天気が良かった。

・eTrex20Jはつるセコ決定。5km毎の時刻表示を自画自賛。

 道後温泉を超えて石手川にさしかかると有志OSM地図を表示させてたetrex20Jが落ちました。これは帰りも確認。(EDGE 520J用の超コンパクトなアレです)OSM地図を無効にすると無事なので伊豆200のこともありこれはもう本気でGARMINは自社地図以外認めないつるセコ確定。

 でもeTrex20Jのアップダウンを↑↓マークで表示してくれる機能は捨てがたいです。もうeTrex LEGEND HCxには戻れません。

 しかし、なんと言ってもeTrex20Jでは自作の5km毎の時刻ポイントが良かった。前回記事で10km毎で平均速度15kmでの時刻をポイントとしてほぼ軌跡上にプロットしてしまうというものを今回5km毎にしたところ遅くても20分毎に自分の時間的位置を把握できるので大きかった。精神的に折れることがなかった。最終的にタイムリミット30分前にゴールできました。

・3月でも山は寒くそして昼は暑い。下着とナルーマスク

 IT技術者ロードバイク日記のウケウリなんですが
http://rbs.ta36.com/?p=31384
 ミレ ドライナミックとブレスサーモの組み合わせ。やはり日常生活で使ってるグンゼの綿の下着より暖かく、汗で濡れても冷えにくいと感じました。

 そしてリカンベント向けの真面目な情報(或は一考察)。

 前回千葉600でブリーフ穿いてお肌がこすれてチ●コではなく脚の付け根の皮が剥けリタイヤしましたが今回B6001のBXLの下着ナシで走ってみたら今度はB6001の裏地の縫い目がキ●タマの蟻の門渡り付近に当たってホンワカ痛いです。2~300km過ぎあたりでキ●タマが分割して新生命体の予感を感じたので360kmの仮眠地点のコンビニで綿100%(やっぱり綿100%は良い)のトランクスを購入しそれ以後は問題なかったです。

 夏は普通のサイクルウェアのパンツなしで問題ないけど冬はB6001にトランクスorボクサーパンツか。デブはウェア選びもツライ…

 そして出発前に「もしかしたら必要になるかも」とひょいと掴んだナルーマスクが大活躍。

 プラシーボ効果かも知れないけど「喉や肺を守ってる感」が重要。途中からずっとつけていました。風邪っぽくなったらブルベは終わり。夜間トラックが巻き上げる埃なんてLEDに映えて負のオーラがすごい。「韓国製だが喉を護っているぞ!」という思い込み、こうした精神面の支えがすごく重要だと分かったのが600km走って本当に実感したことです。

 そしてユニクロのULベスト。農作業のジジババ御用達。今回も大活躍。

 ニベアでお肌ケアもできるだけやりました。しかし、それに加えてお昼は日焼け止めが欲しいぐらいの良い天気。ニベアと日焼け止めを同時に使うにはどうしたらいいのか今後考えた方がいいのかなあ。とりあえず今回は日焼け対策はゼロでも走り切ることはできたけど。

 とにかく夏秋の暑さ対策さえしていればよいブルベと違って寒暖の差が激しいブルベの難しさを経験。ある程度それに対応できた気がしておりまする。

・チェーンチューブ採用リカンベントにおすすめ。SACRAのSLFチェーン。

 宇和海展望台までの道のりもアップダウン、展望台もひたすら上る。帰りもアップダウン。ヒーコラ言って宇和島オリエンタルホテルで仮眠をとり5:30出発(つまり30分ほど借金)前述の自作5km毎時刻表示を目標にどんどん借金を返済。今回どこぞの団体の根性が腐ってひねくれたコースと違って法華津峠さえクリアすればマトモなブルベのコースなので借金どんどん返済であります。

 この借金返済に非常に役に立ったのがホテル出発時にタイヤの空気を高めにするのとSACRAのSLFチェーン。

 市販のシマノのチェーンにテフロンコーティングを施している商品で踏み自体が軽くなるだけでなく、パワートレインにチェーンチューブを採用しているリカンベントだとチューブとの抵抗も減ってさらにおすすめなのではないかと思います。クランクを回す度にチューブとの抵抗でチェーンチューブが踊って「カツン、カツン」とシートに当たる音が結構軽減してるのが分かるのです。

 そんなこんなで調子よく走っていると笠置バイパスのトンネルに感動。紫電改で急降下してる気分。「いける!人生初の600km!!」このまま平均速度15kmの壁をどんどん突き放していける!と思ったら…

・向かい風

 道後温泉でスタッフさんに「向かい風が厳しいらしっすよ」と言われて「よゆっしょwww」と答えた後、今治目指して北上する向かい風に苦しむリカンベント豚が居た。坂と違って風。風。風。そして海の向かい風。遅い。時速15km。もうコリャDNFやろ…と思ってeTrex20Jに表示される自作5km毎のポイントに差し掛かると意外と貯金が減ってない。30分ちょいあった貯金が残り25分。どう判断していいのか。まあ、諦める理由にならない。その内町中に入ると風が弱まるので頑張ると貯金が30分近くに戻ったりする。ただ以前の借金完済時のようなかっ飛ばす走りはなりをひそめる。

 あともう少し頑張る、あともう少し頑張る。そう繰り返しつつどこからか声が聞こえる。

「ブルベは遊びだから」

 見たこともないAJ会長様のお声だろうか。そう、これはゲーム。残り時間を見ながら走るくっだらない大人の遊び。
 何時でも止めていいけど、まあこの時間差ならいけるっしょ。

 黙々と走る。

・RDの不調が発生。451にCS-M8000の46Tを付けるときRD-M8000はSGSじゃなくGSにすべき。

 この頃になると600kmのキツさに意識は朦朧、アレコレとポジションを変えようと安易にノーズを調整。これがチェーンのテンションを変えてしまい、451の小さいタイヤに似合わないロングのシャドーゲージが地面をこするようになってしまった。千葉600(未完走)でも起こらなかったのに。

 新幹線の移動では良くキース・ジャレット聴いてます(寝れるから)。今回も福山まで聴きました。
 今まさに彼みたいな声を出す羽目になろうとは…

「ガッ」(RDが地面をこする音)

「オ~ッ!」(俺の声)

「ガガッガコッ」

「ワァ~オォ~ッ!!」

 まさに走るケルン・コンサート。
 その内にRDの動作自体が不調に。シャレにならないよ!!

 しょうがないので路肩は厳禁。おもくそ車道内を走行。本来は安全の面からの路側帯より内側が当然なのだから良いですね。クルマに対する糞度胸もつきました。ていうか田舎に行くと大抵クルマのマナーの悪さに辟易するんだけどしまなみ海道~四国のクルマは大小関わらず皆親切だった印象。これは特筆すべき。

・雨の中完走。写真撮るの忘れた。

 散々自画自賛してきた自作5km毎ポイントによる自分の時間的位置確認であるがGPSロストその他に起因する誤差はどうにもならない。雨の中の山陽道。貯金は30分で残りの距離が不明。それは1kmか?最大の5kmか?残りの力を振り絞る…がここで事故ってはホントの末代までの恥。結果、無事にゴール。結果:39時間36分。常に30分の貯金を心掛けてこの誤差なら御の字でしょう。

 しかし疲れた。ホントに漫画みたいに身体が傾いて治せない(笑)。写真を取る余裕もない。しょうがないので出発直前の我がやよい号azub origamiの写真を貼る。高槻やよい誕生日にこの600km完走を報告できることを誇りに思う。

 A近畿の皆様、出走者の皆様、関係する皆様、ありがとうございました!

 で、BRM319近畿600福山はお彼岸なので実家に帰って墓参りして数日のんびり過ごす。

 親が「最近見つけた」というスーパーで買ったお刺身がウマイ。「コレ東京じゃ一人7000円以上出さないと食えないよ!」というお刺身がスーパーでパックで普通に転がってるのがスゴイ。特にこの辺の人間がハゲと呼んでるカワハギのお刺身が「マジでフグより美味い」と騒ぐ。獺祭も飲む。昼から飲む。最近庭でキャベツも作り始めたらしくさっきまで生きてたキャベツが美味い。

 おまけに


 キクイモ?という雑草みたいのが生えて困るから「ええい、食っちまえ」と蒸かしたらこれまた美味い。写真のはホントに捨てるつもりの屑キクイモを蒸かしてる様子。ようするに全部美味い。東京に帰って職場の空気とか、特に仲のいい店員さんもいるコンビニなんか食いモノが乾きモノしか置いてない異様な感じがした。まあどうでもいいけど、しかしこれが「旅」のアレかも知れない。なにがなんだかわからないが。

 体重は元に戻っていた。

SACRAのSLFチェーンつけてみた→「確かに軽い!」(実戦でどうなるかは不明)

 元ネタはここ。(IT技術者ロードバイク日記)

http://rbs.ta36.com/?p=31804

 やよい号(azub origami)は貧乏なのでDURAではなく105×3本です。

 届いたんですが

 専用オイルの様子が多種多彩でした。

 そんなことはどうでもよく、問題は品物が完全にCN-HG600の白和え状態。

 こりゃシマッタ。と思ったのは福山600まであと1週間というのに私はマトモにチェーンを洗浄する設備を持っていないこと(灯油とかトレイとか)。

 そこで

 でガシガシ吸い取りましたw結構ちゃんとキレイになりましたw

 もうこのへんで当ブログはマトモなインプレするつもりがないことは十分ご承知かと思いますが当初ベトベト状態かと思われたコーティングも結構すぐに乾いてポロポロ状態です。スーパーはぼきもどき+掃除機とウェスでもなんとかなるんじゃないかと。

 こないだつくった自転車整備台とチェーン交換関連の小道具はそろってますから後の作業は余裕。

 で、漕いでみたんですがこれは軽い。結構ビックリするぐらい軽い。今まで交換したチェーンの中で一番軽い!と思ったんですが、そもそもコーティングされたチェーンなんて初めて。「おすすめ!」となるかどうかは600km走った後ですね…

望遠鏡の三脚(30年ぐらい前のビクセンのやつ)をリカンベントの作業台にしてみた。

 今はもう洒落っ気のある夢や希望がない時代だけど、昭和50年あたりは藤井旭の本とか星空への招待とかコミケの原型みたいなお洒落でカワイイ夢がイッパイあったのだ。今は「犬を天文台長に」とか言うとポリティコレクトで衛生状態がとかスケベなことを言う人ばかりでウンザリだ。

 で、その夢の残りカスでリカンベントの作業台を作ってみた。

 最初はリカンベントフレームのパイプ部分を挟むことを考えていたのだけれどスケベ椅子の要領でシートで支えるほうが簡単で安定もすることが分かった。割と使えます、ていうか最近はコレで週一チェーン磨いてます。まあ真似するバカは居ないと思うが。

 私も45歳を超え、ちゃんと死ぬために自転車を漕いでいるので傍から見れば滑稽な程一生懸命である。ちゃんとした姿勢でazub origamiのチェーンやRメカをメンテするのに作業台は必要だったのだ(ネイティブ・アメリカンみたいなことを言っているが要するに腰が痛い)。それを考えると前輪駆動のraptobikeはこういった心配は必要ないのだからメンテナンス性は偉大だ。前輪駆動はもっと流行るべき。

 奥で光っているのはなんだか分からないLEDランタン。最初は余った自転車用ライトとか使っていたけどアウトドア系の人が「安くて便利」って言ってるヤツを買った方がやっぱり便利ですね。

 

やよい号にortliebのパニアバッグとventisitのシートとか…おまけでCLARKSのブレーキパッド。

 うっうー!これは可愛い!

 サイクルパラダイス高円寺店にortliebバックローラー(だと思う)が1個5,000円x2個セットで置いてありました。悩んだけどなにしろ色がコレだからなあ。買わないわけにはいかないでしょう。つけてみたところさすがドイツのお隣チェコ製バイク。色もシートスティのパイプの太さもバッチリ。次の300kmは空のハッタリでコレつけて出ようかと思うぐらいキマってます。地球100周ぐらいしそうな見た目だけど、実際便利に使えるのは日常の仕事とかで、ツーリング、ひいては輪行のときはかなり邪魔なんだろうな~というのは分かり切ってるんですが…

 しかしやよい号も喜んでますなあ。思わず目を細める。後ろはついでに日向ぼっこしてる千早号(GIOS LEGGERO)。

 * * *

 さて、シートクッションについて。

 リカンベント歴は10年近くになりますがraptobike美希号のフレームにクラックが入ってからシート下の取り付け金具にモールドスプリングを仕込んでだりしてazub origamiを買うまでクッションの必要性を忘れてました。

 azub origamiに乗るようになると純正シートにはスポンジ素材のクッションがセットになっているようで「ウームやっぱりクッションあると楽だねこりゃ」と徐々にクッションの必要性に目覚めてきました。しかし、1年ちょっと(距離にして1万キロ弱)乗ってるとクッションの真ん中に穴が開いてきました。全体も擦り減って薄くなってるしこれが限界かも。(伊豆200kmで調子が悪かったのはそのせいかも)

 そういうわけでHC WORKSさんの通販でventisitの幅28cm、長さは87cmと91cmのシートクッションを購入してみました。

 それぞれの重さは以下の通り:
・azub origamiの純正シートについてるスポンジ素材のクッション 345g
・ventisit シートクッション 87x28cm(3cm厚)525g
・ventisit シートクッション 91x28cm(3cm厚)550g

 ventisitのシートは初めて乗ったときはびっくりするぐらい硬く感じました。これなら耐久性はスポンジのシートよりもずっと永く持ってくれそうですが、サイズがシートの長さを測ってほぼピタリの87cmのシートだとシートの縁が肩とか太ももにゴリゴリあたってロングライドだと身体が痛くならないか心配です。

 重量面ではventisitは不利です。じゃあ次の300kmはどうしようか?と問われれば、長さ91センチのventisitで走ってみようと思ってます。しばらく走ってみると登りや加速はスポンジ素材より硬いventisitの方が疲れが少ないように感じたからです。しかし実際に走り終えてみないと分かりません。

 * * *

 あとおまけ情報:数年前にCRCでCLARKSのBB7のパッドを送料無料の価格調整で買ってたのだが、今回取り付けてみた感じではAVIDの純正比べるとややはめ込みにくいところはあるけど、いったんはまるとなかなかいい感じです。まあホントの評価はローターとなじませてからなんですが。

 (1/25追加。)CLARKSのBB7のパッド。ちょっと合わせが悪いと盛大に鳴きます。うっるさいのなんの。でも逆に言えばパッドが「合ってないよ」とすぐに言ってくれてる感じなので俺としてはいいかなと。そこそこパッドの位置を合わせたら鳴きは…完全に収まる訳じゃないけど、素直に小さくなるので合わせやすいw安物なりにいい感じです。

GARMINのぺけじぇい…(BRM107東京200反省会)

 あけましておめでとうございます。というわけでR東京のBRM107東京200走ってきました。

 写真はPC1のコンビニにて富士山を望む。天気が良くてとっても気持ち良かったです。(この頃までは…)

 結果としましてはあまり良いブルベぢゃなかったです。反省すべき以下の3点が今回の内容になります。

 * * *

・鳴り物入りで導入したGARMINのeTrex20xjがあんまりイケてなかった。

 私とGARMINとの出会いはかなり早くて会社の先輩が「海外でしか手に入らないけどeTrexていうすごいハンディGPSがある。これ見たらSONYのIPSシリーズなんかアレ」と見せてくれたのが初代eTrexでした。カナダで購入したので欧州版でした。その後日本で一般的になった北米版じゃなかったのでファームウェアとか苦労した思い出があります。

 その次に購入したのは日本語表示が出来るLegend日本語版でした。当時GARMINみたいな得体のしれない会社がこれまた日本みたいなIT後進国の言語に対応したのに非常に驚いた記憶があります。

 その次がLegend HCx日本語版。カラー液晶なのに電池の寿命が縮まらず、またmicroSD初対応ですったもんだの挙句TKAのお高い日本地図をインスコして使ってました。

 ここまでお安い非日本語版の本体と無料の有志UUD日本地図を使わないのはわたしが金持ちなこともありますが、初代のFWがカナダ版かどうかのすったもんだに始まりいろいろと苦労した記憶があるので、正々堂々・表玄関からの運用がいいよねッと思い知らされたからです。兎に角ブルベで使うGPSの絶対条件は「安定性」ですから。

 で、今回導入したeTrex20xjなのですが…

 まずどこかの良いネットと違いマトモなGARMINの情報が得られる有志サイトによると:

eTrex20xJ/eTrex30xJ/GPSMAP64SJに日本詳細地形図2500/25000を無償提供開始
ttps://osm-for-garmin.org/provide-topographic-map/

 なんだかこの11月かららしいんですが、伝統的にお高い日本地図が無料とは!私は金持ちだけどこれは買い!早速GARMIN Expressで半日かけてダウンロードしてみると本体メモリ4GB弱の92%も占領しやがりました(今回200kmブルベのログが入って空き295.40MB。ブルベのログを消して空き296.68MB)。なおかつTKAと変わらない国土地理院のあの糞ダサイ地図です。いや、それだけならいいんです。

 表示がクッソ遅い!なんじゃこりゃあ!!ルートを転送して「正しくルート出てるかな…」とチェックする作業がキツいレベル。なまじLegend HCx(表示は速いけど道路はカクカク)を経験してるだけに遅さ倍増。ホントに時折フリーズしたのかと思うぐらい遅い。

 これはもう金持ち面するの諦めて容量の面からどう考えても速そうな(実際速い)無料有志地図を入れます。masarapさんとこの地図にはコンビニが載ってないので日本語は表示されないけどtmzさんとこの地図を入れてBRM107に出走しました。(追記:masarapさんのEDGE520J用コンパクト日本語OSMは分割だけど使えそう!)

 …前半の100kmまでは良かったんです。「うーんこのトイレ行きたい」時にコンビニが探せるのはありがたかったです。しかしルートを「出発する」にするとルート表示が紫色固定で太くなるのでコンビニが覆い隠されてあんまよく見えないwでもこうしないと登り坂や下り坂のピークを↑/↓マークで表示してくれませんwなんかあと一歩で痒い所に手が届かないんだよなあ…

 しかし、決定的な瞬間が。200kmブルベ真っ最中。折り返し地点を過ぎて熱海の市街地にて。

 eTrex20xj「プチッ」

 これは最悪です。いまだかつてGARMINでこんなことはなかったです。しかも起動してもメニューを操作しようとするとまたプチッ(電源が落ちる)…

 まあ思い当たるフシ(後述)である有志地図の入ってるmicroSDを取り出すと再び安定しました。が…ブルベで1回つかっただけですが私のeTrex20xjの評価は:2016年11月から無料でダウンロードできる日本詳細地図は有難いが容量はデカイし見てくれは悪いしなにより表示が遅くて使いたくないレベル。そレに対して個人が対策できる手段(有志地図)も「GARMINにお金を落とさない地図は許さん」みたいなつるセコ手法が施されてる臭いがプンプン。過去の栄光のeTrexシリーズを知っている人にとっては凡作以下でした。

 4万弱も払って残念です。でも↑/↓のピーク表示はそれなりに便利。(走ってると↑/↓の判別は難しいけどw)

 * * *

・寒暖の差対策が全然出来てなかった。

 去年の2月はBRM206宇都宮200km走ったし、浄土平も登った。私寒いのは平気なんです。でも今回は違いました。

 今回から使い始めたボントレのサイコンtrip300についてる温度計。自宅を出た朝4時から出発の6時あたりは気温5℃~3℃。これが朝7時あたりの平塚近辺だとマイナスになったりしましたが身体を動かしていれば平気でした。こういう数値と絡めた経験ができるのは良かったんですが、問題はお昼が近づいて気温がどんどん上がってから。コンビニで駐輪中にtrip300に直接陽が当たったりすると18℃を指したりするようですが、まあ13℃ぐらいまで温かくなったようです。伊豆半島の観光道路は結構な高低差があり、登りでビショビショに汗をかいてしまい、普通の綿の下着はずっと濡れたままでした。これは私の経験不足。午後はずーっと悪寒のような寒気を感じていました。帰宅して妻が七草粥を出してくれなかったら今頃風邪で寝込んでたかも。

 こうした「汗冷え対策」については「IT技術者ロードバイク日記」より:

ヒートテックでエベレスト登頂 実はドライナミックも下に着ていた
ttp://rbs.ta36.com/?p=31384
ヒートテック極暖の速乾性は「綿以下」という実験結果
ttp://rbs.ta36.com/?p=23383

 このあたりの記事を読んで気にはしてたんですがドライナミックのメッシュ肌着なんかKB***ファミリーと間違えられそうだから今まで避けていた…わけではないのですが、今回温度計を見ながら走って汗冷え対策の大切さを実感しました。こういうときは素直にアフェリエイト広告をポチりましょう。

・ブレスサーモ エブリ(安いので半袖)
・ドライナミック メッシュ(もう許せるぞオイ!)

次回、ほぼ同じコースを走る300kmには品物が届いていると思いますので試してみます。

 * * *

・R東京の運営に気を付けろ!

 まあこれは私のミスなのですが前述の通りeTrex20xjを再起動させて使ってたらなぜかポイントが表示されなくなってコンビニの特定に自信がない状態で最終Pのローソンにたどり着いたんです。いそいそと物品購入後レシートをブルベカードに挟もうと思ったらブルベカードには最終Pが「ファミマ」と書いてあって愕然としました。

 運よく(?)なんか挙動不審(?)のランドヌ東京の人が居たので聞いたら「ごめ~ん。ミスプリ。間違えた~」との由…まあこれはいいでしょう。

 もっとアレだったのは認定受付の「川崎市民プラザの和室B4」がホントに分かりにくかったコト。

 道路に面した車の出入りする入口はすぐわかって、その坂を登って川崎市民プラザの建物の入口まではすぐに行けたんですけど、1月の午後6時過ぎ。辺りは真っ暗なのに(なにか光ってるのですぐ分かる)ブルベっぽい人が全く居ないw車は停まってて数人がなにやら談笑してるけど普通の格好なのでこれは絶対ブルベ関係者ではないw

 最初「あれ?この建物じゃないのかな?」と、ローソンに向かう途中「市民プラザ駐車場」の看板があったことを思い出し、数キロ範囲で辺りをグルグル回った挙句、私と同様場所が分からず右往左往(坂だらけの土地なので上往下往かもw)してるブルベ参加者達と疲れた体で自転車担いで階段を上ったりしてアチコチの入口を試す始末。

 結局、正解は、最初に確認した正面玄関からず~っと奥~の方、ほとんどお勝手から入る勢いで建物の裏側まで行かないとブルベっぽい自転車がわんさか駐輪してる場所までたどり着きません。マジでム(略

 今後初参加される方で、川崎市民プラザが認定受付の際はぜひお気を付けください!!