史上初(かどうか知らんが)ツール・ド・草津をリカンベントが走る。

 今年のツール・ド・草津は白根山が噴火警戒レベル2のためヒルクライム計測会をやめてファンライドになりました。そこでリカンベントも参加可能になったわけです。
 今回、会場を見渡してもリカンベント参加者はどうも私だけの様子。ということは「ツール・ド・草津」というイベントで初リカンベント参加者は私?

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 スタート前にいろいろ説明を聞いてる間冷えないよう数百円のイベントブルゾンをひっかける。これでだいぶ体感温度が違います。

 ツール・ド・草津は防寒対策が重要と聞いたので上は数年前ロードバイクに本気だしていた頃本気出して買ったパールイズミのテクニカルウェア。下はランニングレギンスにジャージのパンツの二枚重ね。靴下はメリノウール。前半分だけでも足先に当たる風から保護してくれるシューズカバー。一応、山頂付近は氷点下の可能性もあり、この天気ですから…うーん。ブルベ経験するとそれなりに経験者っぽいことが書けるようになりますねえ。

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 しかし山頂付近はガスが多いのでコースを半分にして殺生河原までとのこと。オイオイホントにファンライドだな~。雪の回廊観たかったのに~。とかブーブー文句を(心の中で)言ってたらツイッターの情報でツール・ド・八ヶ岳の頂上ゴールではテントが吹っ飛んだそうなwこれは運営が正しかったw

 とりあえず半分しか楽しめなかったですが殺生河原までの坂はコース図の通り、美ヶ原みたいに激坂も下りあるよ!ではなく一定のペース登ってヨシの坂でした。とりあえず登るだけでも…と思えば難易度は高くないし、タイムを競おうと思えば人間の駆け引きが勝負の分かれ目になりそう(リカンベントは関係ないが)。ゆるぽたペースで景色を楽しむなら結構リカンベント向きなコースだと思いました。また来て全部登ってみたいです。

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 下りは雨が強くなり、ガスも出て視界も悪くなったような気が…防寒装備とディスクブレーキがないとツラかったんじゃないかと思います。そういえば半パンの子供達も結構参加してたんですが大丈夫だったかな…

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 やはりコース短縮というのはちょっと物足りませんでした。でも前日は天気が良くて湯畑とか草津温泉をそれなりに楽しめて良かったです。

ブルベ300km反省会。3月の千葉の寒さをなめてた。

 2016年AJ日本橋のBRM326日本橋300。見てくださいこのフラットさ。「こんなコース、バカで走れるぜw」と完全になめてまして、前日の準備はルートラボをGPSに移す位でした。

 寒かったです。

 天気予報は「まあパラパラ降るかも知れないけど基本的に曇り。ちと寒いかも」だったのですがとにかく寒かったです。雪まみれのBRM206宇都宮200kmより寒かったかも知れない。理由は完全に防寒対策不足。BRM206ではそれなりに下着を重ね着したり足先にカイロを入れたり(これがすごく効いた。リカンベントはつま先が上を向いているから足先にカイロを入れても踏み込みで不快に思うことがない)していたですが、今回はコースが容易だろと完全に舐め切ってまして、全く防寒対策をしていなかったのです。

 特に霞ヶ浦CRをこえて銚子を目指していた頃、空は雲の合間からチラホラ青空が見えているのに大粒の雨が降って(ほとんどどしゃ降りの時もあった)それがもう寒いのなんの。出発が日本橋ということもあって輪行袋を持ってこなかったからDNFしなかったようなものです。BRM206で急いで付けたドロヨケもかなり完走に貢献しました。

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 出発の様子。なんと今回は私の他にもリカンベント参加者(Performer low racer)が!写真撮るのも失礼かも知れないので撮らずじまい。

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 やっぱり撮影してしまう牛久大仏。このころは「3月にしては寒いかな?」ぐらいで余裕しゃくしゃくでしたが…

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 PC2がPC DEPOTの真ん前でしたwこのPC DEPOT、俺が筑波大生だったころからあるぞ。懐かしい。

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 霞ヶ浦大橋。そういえば鹿行大橋(旧橋)はもうすっかり新しくなっているそうですね。

 霞ヶ浦CRは風が強くて参りました。このあと銚子まで風は強いまま、おまけに雨、その結果今まで経験したことのない、実際の気温の数字とは違う”寒さ”と悪戦苦闘することになります。

 犬吠埼から成田へ向かう夕陽は本当にキレイでした。人間は痛めつけられた時に見た景色がキレイに見えるおバカな生き物だと思います。

 夜間ではvolt800のローが説明書では8時間とありますが10時間は持つことを確認しました。電池がへたってきたときのことを考えて8時間にしてるのかな。

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 ゴール後の受付はジョナサンでした。疲労もピークだったのでご飯を食べちゃったんですが、ものすごい睡魔が…帰宅するのが大変でしたw

 ともかくこれで人生初300kmブルベ。考えてみればブルベをはじめたのが去年の秋からですから、年初からブルベやるなら防寒を本気で考えねば!ということですね。

Origamiのチェーン交換。

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 非常に原始的な方法でコマ数あわせてますが…リカンベントはチェーンが長いのです…10速の一番安いHG54(116L)が3本でこれぐらいの余りでした。

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 チェーンがチューブのタイプのリカンベントはazub origamiとchallenge mistralしか知りませんがorigamiのチューブの傾き具合はチェーンを通しやすいほうじゃないかと思います。

埼玉サイクルエキスポは行ってみるとコンパクトでフレンドリーな、とても良いイベントでした。

 毎年秋にビッグサイトでやってるサイクルモードに比べて規模がしょぼいからあまり乗り気じゃなかった「さいたまサイクルエキスポ」。しかし今年はNiKIRINさんとperformerが出展するらしい。しょうがないので付き合いで行くことにした。あとニパ子と会話らしきものをしたせいもある。

 6時半に高円寺の自宅を出たら8時には着いてしまった。特設の駐輪所は8時半から。最初「リカンベントですか?スポーツタイプのバイクしか止められないんですよね~」と言われたのでムカついたのでエクセルシオールでコーヒー飲んで出直したら別の人になってたので「ここいいっすか?」聞いたら今度は「うーん大丈夫かな~?まあ、いいですよ」とOKもらったw

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 置いて見りゃ分かる。リカンベントはロードバイクと場所を区別するほど特殊な車両じゃない。そんなこんなでスーパーアリーナに乗り込む。

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やよい号(azub origami)に泥除けをつけたんどす。

 いきなり本題から外れますがスタンドもつけたんどす。前輪駆動の美希号(raptobike)に乗っていた頃は「後輪駆動リカンベントは前輪駆動と違って停車中ペダルを回せない!メンテナンス性が悪い!」とほざいていましたがスタンドをつければ「よっ」と車体を傾けて後輪を浮かせたらいくらでもペダルを回せることに気付いたこの頃です。

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 さらにスタンドをつけることによってそれまで車体右側からしかバッグの内部にアクセスできなかったazubのunder the seat bagなんですがこれも問題なしに。チェーンラインにバッグがあたる件は気になりますがとりあえずシートに穴っぽこ開けて本来メーカーであるazubさんが想定する固定方法にして様子をみることにしました。

 さて本題。BRM206宇都宮200kmの雪道でひどい目にあったのでこれはタマランと泥除けをつけました。

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 前後406のchallenge mistralについてたSKSのを1mmのアルミ板をカッターで適当に切ってナイロンナットやpermatexで留めたりしただけです。まあ大丈夫だと思います。

 前輪のSKSのはディスクブレーキのせいで取り付けできず。まあフロント用の泥除けなんて他にもウチにも余ってるのあるしどうでも良し。

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 折り畳みもちゃんと泥除けを考えている感じです。azubというメーカーは信頼できると思います。チェコと言えばツール・ド・フランスでシュコダ、特殊部隊好きからすればURNA、ガルパン劇場版を見た後だと「さすが38Tを産んだ国」となるわけですが、どんな小さなボルトやナットにも刻印があったり、いじればいじるほど(なんだか分かんないけど)「おっ」と思ったりします。

平成28年のブルベはじめました。

 まずは初心者向けのBRM206宇都宮200kmから。と思っていたのですが…

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 結果がコレ。シクロクロスに参加したみたいになってしまいました。

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 残雪多し。気温も低く、日中は青空も見えたのですが、夕方過ぎの栃木県は雨。

 防寒、防水、防塵と、コース自体は難易度は低かったけれども、時期と天候のため、かなり勉強になるブルベとなりました。

・ライトについて。過去2回ともブルベの天気がまずまずだった私は、ライトなんてHL-EL540で十分。と思っていました。しかし今回の雨でアイウェアが濡れている状態で対向車からのヘッドライトの光が乱反射しているなかでは力不足であることを痛感しました。そして同じ出走者のVOLT800のすごさにビックリ。本当に明るいです。正直あんなに明るい必要があるのかと思うレベルでしたが、雨天では違ったようです。

・雪の泥はね。帰宅して洗車しようと水をぶっかけても簡単には落ちない細かな泥がへばりついてしまいました。車体だけでなく補給食や地図など手持ちの装備が汚れるのも困りますが、特にazub origamiの良さはシートポストのクランクを操作することによってシート角を簡単に変更できる点もあるのですが、泥がシートポストにへばりついた状態ではこの操作はやりたくありません。泥除け対策も本気でしないとazub origamiを購入した意味が半減です。

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・アイスバーン(特に下り)。こんなカチカチになった氷が路面全体を覆っていた場所もありました。峠を越えた直後の下りだったせいもあり、私を含め結構な人数がコケてました。路面の氷が汚れて色が黒くなっていることを、スピードを出して下っている最中に目で見て察知するのはちょっと無理っぽいです。もうこれは峠に雪があったら悔しいですが下りはおっかなびっくりソロソロ下りるしかないかも知れません。

 良いことも経験しました。azub origamiはブルベに使えるのか不安だったのですが、今回のコースならば平均17km/hを維持することは容易でした。平均17km/hキープが可能であれば600kmでも4時間は休憩がとれます。初心者向けのコースであれば折り畳み・コンフォート系リカンベントのazub origamiでも十分にこなせそうです。

気温2度の霞ヶ浦サイクリングロード。

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 予科練とも違う旧海軍の水上機の飛行場跡らしいです。できたらこういうものは残してほしいです。私は陸軍が好きなのであんまり興味はないですが。この写真はバイオ・エコエンジニアリング研究施設内部から撮影したのでいつでも見れる位置ではありません。

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 茨城県稲敷郡美浦村大山にある国立環境研究所の所外施設であるバイオ・エコエンジニアリング研究施設に用事があったので都内から運賃タダで100kmほどサイクリング。用事が済んで帰ろうとすると所内の自転車趣味の方から「霞ヶ浦サイクリングロードを通って土浦に行ってみては?」との由。そんなCRがあるとは知りませんでした。帰りは牛久か荒川沖あたりで輪行するつもりでしたが、湖にそってCRを走ったほうが安全です。そうしましょう。

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 走ってみてビックリ。かなり極上のCR。帰宅して調べたら霞ヶ浦一周、94km。ほぼ路面は一定。ということは私が走った1/4の路面状態と同じと言うことでしょうか。だとしたらこんな身近にこんなすごいCRがあったとは驚きです。茨城県をなめてました。また来ます。

 しかし寒い。温度計を見たら2度。小雨が手袋や靴下をじわじわ冷たくしていきます。荒涼とした。という表現がピッタリのCRと湖の風景を堪能して土浦駅に着きました。