今年のランドネきたかん400kmは補給を(ほぼ)shotzオンリーで走ってみた。…のだが…

 さて昨年、私をブルベにひきこんでくれたイベント「ランドネきたかん」が今年もやってまいりました。

 その後200、200、300とブルベを3回経験した私の今回の目標は:補給は基本shotzのみでやってみる。でアリマス!ホソミさん!アリガタウ!えーと400kmだから3本/100kmとして…12本で大丈夫かな?吶喊!!

shotzとは

 ですね。よくマズイって言われてますが、私はウマイと思ってます。

 これまでの経験でどうも補給がうまくいってない。なにか食べるとお腹が痛くなる。カップラーメン系は(ホントにシャレにならないぐらい)眠くなる。そこでshotzに頼ることに。今回思い切って12本も購入してみた。これがブルベリスト界隈で多いのか少ないのかは不明。そもそもshotzだけってのはいかがなものか。知らないよ。

 結論から言うと、確かに300kmまではshotzのお陰でずっと胃腸は調子よく、パワーも出ました。しかし12本では400kmには足りなかった…あと3本欲しかった。shotz1本でパワー持続可能な距離は30kmはちょっとキツイかなあ。10km~もって20km程度と思ったほうが良さそう。全体の半分200km過ぎたあたりで「あれ?足りなくなるかも?」とセーブしはじめてもラスト100kmで2本しか残らず、ゴール直前ではエネルギー切れが心配で時速20kmも出せなかった。追い抜かれるロードに「ちょっと遅いっすねw」と言われる始末でした。

 しかしあと3本と言ってもshotz15本の重さがx45g=675g。12本(540g)でも結構な重さです。これじゃタブレットPC1台持っていくようなもの。やはり最初の~200kmあたりまではコンビニで手に入るもので賄った方が有利だよなあ。実を言うとそのことは今回も気にしてて途中でおにぎり食べてみたんだけど途端にお腹の調子が悪くなったんだよなあ。それに対してshotzでの間はお腹は全然具合が悪くならなかった。むしろおにぎりで痛めた胃が回復したぐらい。

 ともかく補給については試行錯誤するしかないです。shotzは確かに良かったが、それだけではかさばるし軽量化で損なのでもう一工夫なんとかしなきゃいけないです。そんなことを感じた2016年のランドネきたかんでした。

 * * *

 ここからは個人的な備忘録。

 天気と前泊について。2016ランドネきたかん西回りは朝7時スタートなので宇都宮駅前のホステルに前泊する。ここのチェックインは20時30分なので会社を終えて直接上野駅から新幹線を使えば問題がない。しかし今年は前日の天気が悪く、都内は午前中雨が降ったので通勤にazub origamiは使わず、前々日にazub origamiを会社の駐輪場に置いて電車で帰宅、翌日電車で出勤して上野駅から輪行した。でも結局宇都宮のホステルの駐輪場で雨に降られたけど。

 宇都宮駅前の屋内駐輪場が使えたらなあ。開場が6:30~なので利用できず。

 前々日から会社の駐輪場に機材を置いておくのでやったこと:

・タイヤの空気圧→できるだけパンパンにしておく…(A)
・なにを自転車に装備したままなのかメモしておく…(B)

 (B)についてはボトルと反射ベストを忘れそうになった。桐生市の「桐夢」さん情報を見て気が付いた次第。しかし去年に続いて今年もランドネきたかん反射ベストが配布されていた。これって必ず配布されるのかなあ。だったら輪行の荷物が減っていいんだけど。
 ボトルは御徒町アサゾーで300円のを購入。上野・御徒町出発だとこういうとき便利。

 宇都宮のホステルからろまんちっく村までは面識はあるけど名前は知らない人に教えてもらって裏道を通ることができた。ありがとうございました。お陰でとても快適なスタートでした。今回のブルベ、前半までは快適だった…

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 去年は団長も来てにぎやかだったけど、今年は「規模の大きな普通のブルベ」だったスタート。リカンベントだといろんな人に覚えてもらえて、情報もいただけて、実にありがたいです。

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 今回のブルベで誰もが(西回り限定?)口にするであろう、ものすごい赤城おろしの中、ブルベ中初パンクを経験。これは焦った。帰宅してチューブの穴を見ると路面側ではなくリム側にあったので、普段より空気圧を高めにした(A)と、リムテープを交換しなかったためのニップル穴の凹みが原因だと思う。

 進路が南のときは平均速度20km/h以上だったのに、向かい風になったら全く前に進めない。ひどいときはマジで「風で前が見えない」状態を経験しました。「ろんぐらいだぁす!」の亜美ちゃんがタイムアウトしてましたが、まさにあれ。あっという間に平均速度が15km/h台に押し戻される。これほどの風になるとリカンベントの空力なんか効果なし。こんな経験がないだけに焦りまくり。

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 赤城山を降りて桐生市に入る。再び南下しはじめるので平均速度があがる。「桐夢」さんとこは寄るだけに。地形とshotzのお陰で平均速度があがりはじめる。16km/h台、…頑張って17km/hまで復活させることに夢中になってしまう。

 上曽峠は大変だったけど距離も斜度も一定だから分かりやすい。リカンベントはスピードさえ落とせば登れない坂はないので頭を使わない坂は登ってて楽しいぐらいなのだ。一旦下がった平均速度も下りで復活。…今から思えばなんでこんなに平均速度に固執していたのか。

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 ガルパンの大洗に一番近い関戸大橋を撮影。暗くて何も見えてません。

 このあとPC5でも何か食べるとお腹の調子が悪くなるのを恐れて羊羹一個だけ買った。茂木のゆるふわ丘陵地帯を走る頃になると15km/hキープでも間に合うゾーンに。これなら安心。ようやく平均速度の呪縛から解かれる。shotzは全部食べつくし、疲労と寒さと睡魔で何か口にする気にならない。

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 朝の日差しのなか、25時間5分でゴール。夜間は寒かったけどユニクロのULベストがあれば耐えられないほどではなかった。しかしshotz頼みでマトモな食事を摂っていない身体にはじわじわこたえた。やはり今回も疲れました。でも、やっぱり赤城おろしが一番キツかったです。群馬は俺に何の恨みがあるんだ。

 この記事を書いている5月1日はまた記録的な暑さで都内では25度を記録したようで、赤城おろしがない条件だったら…でも猛暑だったらそれで体力をそがれるだろうし…でも一番の敗因は、少々平均速度が15km/h台になっても慌てるな。だろうなあ。特に今回の赤城山、上曽峠、茂木の3つの山越えるぐらいなら、例えリカンベントでも慌てることはない。ということでした。

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