私、22世紀から来た在広東少年。

やっぱraptobike(美希号)カッコイイなあ。やよい号(azub origami)はいろいろ助かってるけどアレ(車輪が小さいから疲れる)なんだよなw しかも650Bはカッコイイなあw やよい号は高槻市でバス走ってるし次乗ってやるからなw

やってきました岩国=下松往復100kmぼっくり屋(自転車関連中古屋サイクルパラダイス)。9月6日に腹腔鏡手術して先週80kmで今回100km。平坦だけどもうなんちゅうことない。天気さえ良ければ。650Bのkojakに80psi入っていれば。ガソリン代や鉄道代払っている21世紀の人可哀相。私22世紀から来ました。補給もいらない(トイレは要る)。スゴイ。傍から見ればキコキコ何やってるのか分からないだろうけど、本当に疲れなくなった。これは650B手放せません!

で何故実店舗くんだりやってきたかと言うと妻が「夜だと目が見えないからデカイ数字のダイヤルキーにして」の由。こうしたヒトの必要性に電子は答えることが出来ない。なにがweb3.0なんでしょう。

↑の未開封が手に取って確認してしかもお安い700円。俺がインターネットだ。うーん。BGMは在広東少年。ただノリが良いだけの音楽は好きじゃないんです私。なにもかもうまく行っているのに、どこか物悲しいのはなぜでしょう。猪木も死んだ。笑点で笑えない政治ネタやってた紫も死んだw もうすぐ俺たちも死ぬw

目的完遂のためファムズキッチンで岸根栗ソフトクリームをせしめるが現生370円である。タスケテ!web3.0!!人類(ぼくたち)は一体、何をやっていたんだろうね…

クソ田舎の日常グラベルに美希号(raptobike)のリア(ハブはフロント100mm)に700cは諦めて650Bにするべきか。

9月6日に鼠径ヘルニアの腹腔鏡手術を受けて自転車謹慎中なのだが:

上がザフィーロの700c28c。回らないことはないけどTTマシンかってぐらいギリギリ。これで凸凹道を走る気は起きない。下がComfyの32c。

Comfyの32cを入れると当たって回らない。raptobikeのフレームには新旧2種類あって、旧いVブレーキ(559用なので700cを入れる時は位置がアジャスタブルなVブレーキが必要)のと新しい700c用キャリパーブレーキ台座がついて強度がUPしたのとあるのだが、いかんせん昔の700c用で細いタイヤが前提。700cで28以上はちょっと無理か。

そんなわけで2022年は山口県がほこるホイール組みの名手:サイクルショップやまださんとこで組んでもらった559で300kmと200kmブルベも走ったわけだが、そういえば650Bという選択肢があるのに今さら気がついた。というわけで:

最近タイムセール連発してるワイズロードでちょっとだけ安かったのでMT500を買ってピュアラインにしきまで走ってみた。DEOREクラスと認識してるが、まあその通りの走り。ブルベに使う分には不満はない。

さすがに80km程度走るとときどきお腹のポリプロピレンのメッシュがチクチクした。毎日は走らない方が良さそうだw

さてタイヤkojak 27.5×1.35つけてのクリアランス。これなら十分な気がする。週はじめの錦川が結構氾濫していたらしく復旧作業がアチコチで行われていてチャリ全体がほどよく汚れている。現場の写真は頭にタオルを巻いて障子を運ぶおじさんや複数のナベを持ったお婆さんとか「あら面白い自転車」とあいさつしてくれてちょっと気の毒で撮れなかった。

559のホイールにkojak 26×1.35でコレ。ちょっと空きすぎな気もするナァ(タイヤは大きい方がカッコイイ)。次は重さ。

MT500の重さ(タイヤ、ローターつき)は1785g。安物なので軽くない。

ARAYAのGP710で組んだ559ホイール。30gの差だがやはり軽くて良い。リムは中古1000円でやまださんで手組に9000円弱なのでなかなか良い。

参考までにGIOS MITO FLATこと千早号のALEX GD26。1680g。タイヤはグラベルキング。へっぽこおまけホイールの部類だけどやっぱり軽い。もちろん千早号は寝そべって走る美希号とは違うので前輪を持ってきている。

うーん軽い方が良いかなあ。と思いつつ、動力輪ぢゃないからそんなに走りに影響はないよね…うーん。…

BRM723近畿200km串本(30kmぐらい800m越えの山)をRaptobikeで走ってみました。

一度走ってみたかった南紀串本。鯨は竜田揚げに限る。岩国市から串本くんだりやって来ました。朝4時ごろセットアップするのだが暗くてどうも捗らない。前日の日本酒もなんか身体に合わなかったみたいでお腹が痛い。万が一夜間走行になったときのヘッドライトの単三電池を入れ忘れているのに気が付いてコンビニに走る。この時点でいろいろぐだぐだで準備不足を痛感する。

とりあえずスタートであります。人数少な目で12名。駅の看板でトルコ友好都市であることを思い出す。

なんとまあ良い天気でブルベ趣味は最高で困ってしまう。2,3日前まで戻り梅雨だったことが信じられない。しかも涼しい。スタート時のぐだぐだは忘れて「来て良かった~」と感動しつつ虫食い岩。お腹の調子も二日酔いもすっかり良くなる。写真はraptobikeもこうしてみるとロード並みに軽快なイメージ。実際は15kg。いざ大雲取越えへ。

さすがに30kmの山場は登ったり降りたりで重たいリカではつらいのよ。ろくに事前にマップを見てないので「やった!下りだ!」と思ったらまた登りでむかついてくる。ブリーフィングで「ほとんど売り切れの自販機がある休憩所(地蔵茶屋跡)」を過ぎたあたり登り14%の看板を見て「チクショー!!」と思った坂を登りきったところ。

ブリーフィングで「前日までの雨で枯木や落石だらけ」と聞いていたけど東京から山口県の岩国のクソ田舎に引っ越してほとんど里道化してる林道にびっくらこいて対策しておいたので非常に良かった。スプロケ51、前後タイヤ幅35以上。下りもディスクブレーキでガッツリ速度を落として安全に下る。リカンベントは高速コーナーが得意だけど落下物や荒れた路面に対しては抜重ができないからしょうがない。道路を横切るトカゲを何匹も観る。キジも横切った。しかしほんとに野生の鹿がニルスの不思議な旅OPみたいに目の前を横切った時はいやらしく上手い発音のタケカワユキヒデの声が聞こえ感動。亡者の出会いどころではない。実をいうとこのradicaldesignのシートバッグには熊スプレーを仕込んであるw

14%の坂を振り返る。これぐらいの前輪駆動の駆動輪が「ズリっ」と滑るぐらいの坂は東京じゃ考えられないけど岩国市から廿日市市あたりの住宅地ではほんとに全く珍しくないのでスプロケ変えたりしたらすぐ練習できます。全行程一度も脚を着かなかった(補給休憩は除く)。と同時にこれから日本で本気でチャリ普及するにはディスクブレーキが必須だと思いマス。今回のコースは激坂が売りじゃないから全クリアした気分なのだがこれが20%とか25%ぐらいの坂になると覇王翔吼押し歩きを使わざるを得ない。

気分も地点も最高気分。見えている海は多分、(南)太平洋(BGM:高橋幸宏)。下界は夏なんだろうか?南紀は涼しい、このコースは涼しいと聞いていたが本当に涼しい。平均速度はLEZYNE読みで13.2km/hまで落ちるがまあ平坦でとりかえせるだろうと余裕こいていた。

しかし…

山では24℃ぐらいだった気温が下界に降りるとLEZYNEの無責任温度計が35℃とか示して何時までもいい旅夢気分で走行してるとすぐ体温が上がって判断力が鈍り始める。さらにブルベ慣れしてコースやキューシートをよく見ていなかったせいで今回のコース、ちょっと戻るところ(道の駅 瀞峡街道熊野川)と行きと帰りでクロスするところ(くじらの博物館)を思いっきり連続ロスト。合計15kmぐらいミスコースwwwこんなのはじめて。天国から地獄。まさに涙目。

心身ともにクソ疲れているのに来た道を帰る。これほどツライことがあるだろうか。ほぼ心を折られてDNFの連絡をしたらちょっとごにょごにょしてもらいましたw最後の最後に準備不足を露呈して反省…

最後と言えばいきなり汚い我がK12マーチの車内の写真なのだが岩国=串本600kmを走るにあたって妻から「段ボール敷いて土禁にしよう」と提案があったのだがコレが良かった。最近潰れたsarisの車外キャリアではなく車内にraptobikeを積むときは乗員タンデムなのだが運転しない人が後部座席で休むのに土足禁止だと疲労回復の度合いが靴を履いている時とけた違いに良かったのだ。ビックリするぐらい順調に高速を走れた。運転手と同じ風景を観なきゃならない助手席より良く休めたのかもしれない。このごろしまなみ海道行くだけ(300km)でも疲れてた二人あわせて1世紀超え夫婦にとってこれは大きな発見であった。

RaptoBike美希号の動力(フロント)ホイールをサイクルショップやまだスペシャル(自分で勝手に言っているだけ)に。

451では定番のR390に11速のXTハブでやよい号でも実績のあるgarbarukの11-51Tに。実は交換前のXDハブもやよい号でSRを取った時のgarbarukの10-46Tなのでチェーンも現行では足りず、交換。

東京に居た頃は手組ホイールの注文なんて老舗自転車屋さんにはとても無理で、訳の分からない通販か地域の自転車屋さんのお情けでどうにかやりくりしてる若者に頼むしかなかったのだが山口県岩国市に引っ越してまだ日本の本当の自転車屋さんが残っていたことの幸運と価値と感謝は計り知れない。年収が半分になってもずっとこの価値の方が大きい。多分あと何十年かしたら日本でマトモに自転車に乗ることはできなくなるのは一応頭に置いておいた方が良い。

やっぱりやまださんのホイールはすごい。パコっと入る。これが若造ホイールだと結構な確率で微調整が必要なのだが、まあそのへんは詳しく話さない。さらにおニューのKMCのチェーンも良い。さらにさらにコネクタピンもついてる。炎天下でほくそ笑む。

嗚呼それに比べて日本のshimanoは…日本の自転車関係者の本音は「スポーツ自転車なんか流行られたら原価0円商法あがったり」という姿勢の表れなんだろうがサイクルショップやまださんみたいな本当の自転車屋さん、ひいては力学を知らんおっさんに力学通りに回ったり進んだりするということはどういうことかを教えてくれる乗り物を維持する環境が、若い人たちに引き継がれないのは残念だ。51歳の自転車界では若造どころかクソ小僧がぶつぶつ言いながら作業する。

外したチェーンを袋に入れて保存。リカンベントはチェーンが足りなかったり余ったりするものなのだ。多分、何年後かに私がこの袋を見ても何を言ってるのか分からないだろう。

試しに50kmばかり走ってみたが今度はワークマンのfindoutの訳の分からない(クルクル商品が変わる)薄手の長袖のシャツが走ってて寒過ぎてビックリする。本当にお腹壊すぐらい寒かった。長袖シャツは日焼け対策だが別途寒さ対策にglimmerの蛍光半袖シャツが必要なぐらい。未来の日本人たちはウェアについては心配いらなさそうw

東京から岩国に引っ越して気付いたこと。

クソ田舎の荒れた路面に対する装備がそろった3年目にようやく気が付く。瀬戸内とは海沿いを走れば都内にて「荒川CRのそばに住みたい」という夢が実現したんじゃないかと思うぐらい平坦コースが選べる。そして中国山地へ向かえば、都内からなかなか抜け出せなかった道志道、秩父、ときがわ町や東北へ向かう山への扉もそこそこある。

椿峠、「とうげ」ではなく「だお」。中国地方ではゆるい峠のことを「だお」という由。3年目の今のところ山口県の瀬戸内海側で「とうげ」と呼べる峠があるのは県道136号線の中峠などがある岩国ぐらいな感じがしている。それほどゆるい峠(だお)だらけ。

でこの椿峠を越え富海の文字を見ると自分は勝手に周防から長州長門に入った気がするのだが堀越・末田の焼き物のバス停あたりから見えて気になってしょうがない塔みたいな建物のそばに来てみたらただの工場だったの図。

防府から八王子の交差点で国道262号線松竹梅道路で山口に向かう。非常に走りやすい道だった。ただ周防往還自転車道の入口は見逃すと次は高速道路入口なのはいただけない。

 * * *

次の週は防府から海沿いの県道338号線を通って周防大橋を渡るコースをやめて橋を遠くから見てみようとそのまま2号線で新山口駅の北側を回って県道212号線を通ってみたら大潮らしく山口湾の干潟にビックリしたの図。これは結構壮観であった。そう言えばカブトガニが居るとか聞いた記憶がある。また麦秋の名の通り麦が実ってあちこちで野焼きが行われていた。しかし国道2号といい県道212号線と言い自動車専用道路ぽいのに自転車が通れる道が多い。山口県にはローディが多いというのもうなずける由。

その後県道219号線→国道2号線と進むのであるがこのあたりの国道2号線は片側二車線だったり一車線だったり自転車で走れないことはないのだが大型トラックを避けるのも路肩見極めテクが必要であまり面白くない道だった。ローソン山陽小野田埴生店で「まあなんとかなったな」とホッとしたぐらい。遠回りで町中にツッコンでも県道190号線あたりを走ったほうが良かったかも知れない。

下関に着いてまあこれで「山口の瀬戸内海沿い160kmほどなら走れるよ」と言えるようになった。

新下関から新幹線で新岩国に帰る。raptobikeを立てて輪行できることを確認。折り畳みリカのorigamiの出番が減るなあ。しかし新下関の南口から入るもんじゃないな。最初はあまりに寂れているのでビックリした。

ピッツェリア ヴェントゥーノは美味い。

Raptobikeにスタンドつけてみた。試し走りに40kmほど走って高水ピザ21へ。そういえば土浦にテレメイト21ってのがありましたなw

チチニエリ(しらす)ピザが美味い。なんのことはない。にんにくが入ってるから選んだだけ。

raptobikeを置いた辺りにブラックベリーが咲いていた。

GW後半:UFOラインをタンデムでグイグイ登る/raptobikeで本格的に輪行(広島→竹原)してJR西日本にビビる。

前回山口市をうろついてたらCN-GP737VDがどうもGPSを掴みにくくなったのでGP-GP1000VDに交換。ついでにセルスタCS-32FHもつけた20年モノのK12マーチでしまなみ海道を走るとチャリンコ野郎がいっぱい居て喜ばしいことです。

で我々はそのまま四国の名所UFOラインを目指したのだがこれがとんでもない山奥で日産マーチでスタート地点に向かうまでの道がまさに秘境。普段あまり騒がない女房が狭くて離合するたびに助手席から「ひゃあ」「落ちる~」と騒ぐのだが無理もないぐらい狭くてクネクネ道で自分もかなり岩国のクソ山奥や廿日市の広電沿線のごちゃごちゃした町中で鍛えた運転テクを使わないとなんにも考えてない外車やヴェルファイアと結構マジでなにかあってもおかしくない道だった。

さて寒風山登山口駐車場に車を置いて登り始めたのだがハッキリ言って亜美真美号ことKHSのT-20。色が黄色でタンデムで折り畳みだから完全にシャレで買ったわけで走りを楽しむバイクとしてはまるで期待していなかったのだがこれがグイグイ登る。これは我が自転車人生でもかなりのビックリ嬉しい誤算。妻は正直いわゆる一般的日本人レベルのチャリダーなのだがSR経験者の俺が頼もしいと感じるぐらい進む。今まで川沿い海沿いの平坦コースをふらふら走って「アハハ、ウフフ、タンデム自転車って楽しいね」ぐらいに思っていたがこれが本当の力、本来の用途だったのだ。つまり美ヶ原ヒルクライムにタンデム部門があるのは至極当然のことだった!

スタート前は「まあ半分もいけないだろうな…」と思っていたのは出発が14時過ぎだったので片道2時間はちょっち厳しいッスねと思っていたので「いける!これならいける!」…しかし突然女房が「おなかすいたー」ガーン。4~5本持ってきた梅丹本舗を車に忘れてきた。これは俺のミス。そして素人のハンガーノックほど恐ろしいものはない。それだけはチャリをエスコートする身として絶対に避けなくてはならない。あと数百メートルで目的地だとしても。泣く泣く断念の図。

まあその後車に戻ってマーチで見てきましたUFOライン。噂違わぬ絶景に雲も良い感じ。このまま進むと四国の山奥に迷い込むのでUターンして伊予西条に戻りました。

で帰りはフェリーで帰った。

* * *

つぎはraptobikeで輪行の本格テストである。

なんかtwitterで反応が多かった株式会社二葉の恐竜の像w

前回山口県を見直すぐらい見晴らし良かったド平坦コースと違って一応山があるサテライトNO1な広島の田舎道100kmを走ってみたのだが、田舎チューンしたraptobikeのお陰で楽っちゃあ楽なのだがやはり膝が痛い…結局6時間かけて走るという凡タイム。「もしかして俺、尾道まで行っちゃうかな?」とか思っていたが竹原駅で暗くなる前に帰ることに。

それにしても、30年間住んでた首都圏から我がクソ郷里岩国に戻って初めてマトモに輪行して思ったんだけど、東京から100km行ったところって宇都宮とか前橋なわけですよ。宇都宮とか前橋から東京に輪行で戻ります~ったら結構1時間ちょっとで帰れたりすることも電車の都合によっちゃあるのに、ここJR西日本な竹原→岩国だと3時間(※)!?ハア!?東北だったら青森あたりまで行けちゃうんじゃねえのか!?おまけに呉線、なんだアレ!?揺れるなんてもんじゃねえぞ!!必死で自転車押さえてたわwwwマジでwww

マジで呉線使うぐらいならraptobikeで海沿い走った方が楽なんぢゃないかと思うぐらい揺れて本当のローカル線の洗礼をうけたGWでした。(※岩国が広島から1時間かかることは考慮に入れてません)