schlumpfのSPEED DRIVEには電動ママチャリのクランクアームが使える!

 schlumpfのSPEED DRIVEのクランクはスクエアテーパーなのに特殊。何が特殊かって右クランクアームにスパイダーが無い。左右どちらもスパイダーがないクランクアームを探すとBMXかピスト用だかなんだかワカラナイ高価なものしか見当たらない。なおかつ女性や子供用の短いクランクも難しい。
 もちろん純正クランクアームはここみたら175mm以下ずーっとそろっているみたいですが(140mmでもへーと思うのに127mmってホントかよ)しかしこのところの円安で高い。海外なので送料もバカにならない。
 なおかつ「schlumpfって高い割に重い」という噂も聞きます。女房に合わせてクランクアームを短くしたいのに高くつくやら重くなるやらでは、どうも損した気分になってしまう。
 そこで何を思ったのか私が向かったのはサイクルベースあさひ高円寺店。schlumpfなんか縁もゆかりもないお店。そう、YS-11のクランクを見て気がついた。電動自転車のクランクアームなら左右スパイダーがない!そしてさらに、お店の店員さんから「YS-11みたいなレアパーツでなくとも電動ママチャリ用のクランクアームならもっと安く確実に手に入りますよ。」なるほど!そりゃそうだ!!
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 そう言うわけであさひの店員さんと相談してパナソニックの電動ママチャリ用、右クランクにスパイダーなしのクランクアームセットを2,000円ちょっとで注文。その次の日にはもう届きました。さすがパナソニック!さすがサイクルベースあさひ!
 品番らしきNGG2069Eで検索してもなにも出てこなかったけど長さは165mm、重さは左右合わせて420gでした。(ちなみにSPEEDDRIVE純正175mmのクランクアームは470gでした)これならSPEEDDRIVEをmistralに移植して妻の短い脚に合わせてノーズを縮めても、前を18インチにダウンすればペダルが前輪にぶつかることはありません。
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 写真はmistralに取り付ける前にFDB140のSPEED DRIVEに仮組してみたところ。変速のポッチが正常動作することを確認。これは安くて早い!SPEEDDRIVEのクランクアーム交換を考えている人に、おすすめ!

デレマス6話。かなりいい。

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 ちゃんみおキャラ崩壊なのが気に入らない人いるみたいだけど、アニメがデレマス初体験の俺にとっては、これぐらい尖がった性格のキャラが感情をむき出しにしてくれないと、テレビそのものを見る価値がない。現代の、情緒不安定な女の子の突拍子もない行動が、我々オッサンにも納得できる筋道で表現されていて非常に安心した。仮にもアイドルアニメである。これぐらいの感じでやってもらわないと面白くない。土曜日が楽しみだ。アニマス1期はバラエティとして結構楽しめたけど、アニマス2期は最低だった。安易な安っぽいシリアスはホント村上春樹の小説読んでるぐらいつまんなかった。
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 しかしラブライカ…
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 なんかええなあ。(とりあえずStar買ってやろう。これがモバマス系の買い物で初めてだ。)

サイクルパラダイス高円寺店さん、昨日行ってみたらジャンク系も続けてくれて良い感じ。

 私のようにガチロードにはまってないけどゆるゆるでもない、ミニベロやリカンベントからファットバイクまで雑多な自転車おたくっぽい人間が暇なとき寄ってみるといつも良い感じなサイクルパラダイス高円寺。安易なシャレオツ路線やロハス路線に行かず、雑多な秋葉原のジャンク店系路線を続けていただけるようで、有難いことです。
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 ミニベロもそこそこ。JEDIいいですね。あの頃の「え、自転車に十何万円?なにそれ?」――新しい時代がやってきてた200x年代、一桁年代を思い出しますね。
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 は?ルイガノのセミリカンベント?検索しても出てこないぞ。これはなんでも検索で出てくる時代に、結構希少な希少車では?
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 ワゴンの中はそこそこ充実してました。500円の取り付け部品のないLEDリアライトとか、裾バンドも良いですね。
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 zefalのcroozer2の取り付けバンドがないジャンク500円を購入。
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 ダウンチューブにペットボトルつけたら半端なく泥除け機能を発揮していたのを交換。
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 取り付けバンドは他の泥除けのあまりを流用。これでちゃんとした泥除け装着で雪歩号も一安心。PETボトル泥除けは機能性は十分だけど耐久性がないです。2,3回乗ったらヒビ割れてきました。
 他にTOPEAKのdefender m3もジャンク扱いで1200円で何個か売っていました。こちらも購入。どうやら欠品なしで取付できたので後日使用感とかレポしたいです。
 でも泥除けつけた雪歩号が活躍できるかどうか、天気次第だなあ。

TerraCycleのFastBackキター!Radical DesignのElan Racerに比べて600g軽量化!そしてなぜか美希号のおにぎりが黒くなる。

 以前、Raptobikeが健在だったころ、私はRadical Designのsolo racerをRaptobike本体と同時に購入し使っていた。が、仕事で使うにはキツかった。容量がA4が入るか入らないかなのだ。
 ついでLow Racer side bagsにした。容量は問題なし。(リンク先の過去記事見てたら背広持って通勤してんな当時の俺…今は会社に着替え置いてるけどw)だが高速コーナーでハングオンすると袋が地面にこする。というものだった。
 そしたらある日手違いでElan Racerが来た。こいつは良かった。オ ナイス デザインの一言であった。感激のあまり古いバッグは全部処分してしまった。
 が、Raptobikeで輪行を始めた頃、気が付いた。Elan Racerの重さは950gもあったのである。
 そんなある日、twitterでnabeさんが呟いていた。「TerraCycleのFastBack、必要な方いませんか~?」「く、ください!!」私は飛びついた。
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 キター!本来は水入れてハイドレーションするバッグなんですが小物入れとしても十分使えます。輪行袋と携帯工具類、1日かそこらの衣類入れる分には大丈夫そうです。重さは340g!やった!やっぱり中に樹脂かなんかの補強板が入ってるElanと違って布製は軽い!!nabeさんありがとうございます!twitterありがとう!
 そして、地球規模でニッチな市場であるリカンベントのこうしたバッグ類って、購入した人が戸惑うことのないようにする気が全く無い製品が多いのですがこのFastBackは外国製にしては珍しくかなり簡単に取り付けできました!(ヨーロッパとアメリカの違いか?)
 ところが…
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 Elan Racerでは隠れていたのですが、Raptobikeのフレーム補強目的のために俺が勝手につけたvolaeのSeat Stayとアルミ板がむき出しになってダサいです…
 もちろん仕事ではElanは使い続けるつもりですが、今後、旅先ではFastBackでしょう。旅先で美希号に恥をかかす訳にはいきません。
 ここはHC WORKさんによるとまだ健在らしいchallenge社の初代mistralあずさ号のリアキャリアを流用してみましょう。
クリックで拡大するよ
 おお、リアの補強材が黒くて丸くなっただけでむき出しになった時の安っぽさがかなり減りました。Raptobike美希号のこの後ろの三角形、美希号のおにぎりと呼んでたんですけど、これなら日本全国どこ走っても恥ずかしくないですね。

Raptobikeにしめ縄ブースターを施す。(リカンベントで加速中にフレームを掴むとなにか効果はあるのか)

と、いう訳で「お前はそこまでして”シマホ”と呼ばれたいのか…」で有名なホームセンター島忠中野店で218円でロープを1m買ってきました。
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 古今東西ロープの締め方はいろいろありますが結局どんな古の知恵も結束バンドにかなうものなし。うーん。しめ縄みたいだ。
 そして使用例。

 おっさんがロープ掴んで力んでいますが、ようするに「リカンベントで加速する時は背中をシートに押し付けるより、腹筋を使って身体をへその裏側あたりをコマの支点にしたような動きでRaptobike本体も右に左にぐわんぐわん振り回しつつ「ピークスパイダー!」と叫びながらダンシングしたほうが速い。」と私は思いこんでいるのです。(それをやって初代フレームにヒビを生じさせました
 この状態を「リカンベントで無理矢理ダンシング」と名付けておりましたが、ある日、ひらめいたのです。「ダンシング中にフレームを掴むモノがあったら…」以前ハンドル(Raptobikeのアーノルドさんはtillerと呼んでますが)を掴んでダンシングしたらステムを折ったことがあるのでダンシング中は何かを掴みたくてもひたすら腹筋で耐えるしかなかったのです。答えは簡単。フレームを縄で縛ってそれを掴めばいいじゃない。
 これぞ名づけて「しめ縄ブースター」MS-IMEよこんな言葉覚えるでないぞ…と思いながら、ヨシこれで60km/hの夢再び…若かったあの頃に…と喜びのあまり前夜眠れず寝不足の頭にHX-A100つけて通勤してみたものの最高速度は平凡な記録に終わりました。やはり新しい操作(?)に身体がまだ慣れていないせいです。
 そのかわり、何も掴むモノがなかった頃に比べて(ハンドルには触っていますがステムを折ってしまうので操舵のためにそっと手をかけている程度)加速中安定していることは確認しました。登坂中もふらつきが減ってます。これはいいですね。なにも掴むものがないよりはマシな感じです。
 オープンコクピットならステムをグイグイ引っ張れる?いや、なんだかユーザーさんの話を聞いたらそうでもないみたいなんですよね。とりあえずこのアイデア、しばらく使ってみることにしました。
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 「しめ縄ブースター」和風過ぎるので鳩森八幡神社のお守り挟んでみました。なかなかマッチしています。やはりこうした願とか精神的なモノはその組み合わせが重要です(その好例がみうらじゅんが宿部屋にお土産を左右対称に置いてから風呂に行く。ということでしょうね)。路駐してても「あっ頭のおかしい人のバイクだ!」と誰も触らない効果を期待します。

手足のない脳は存在しない。故に手足のない人工知能は存在しない。

 サルが抱き合うのが知能なのだ。そういう意味では人工知能の考え方は「皇帝の新しい心」から「ゲーデル・エッシャー・バッハ」へと徐々に現実から離れていったように思える。手足のない人工知能は存在しない。それは自転車に乗っていれば分かる。
 人類には二種類ある。自転車に乗る人間と、乗らない人間である。自転車に乗る人間は脚で走ると思っていない。内蔵で走る。目で走る。脳で走る。心臓で走る。皮膚で走る…
 自転車乗りはお風呂に入るのも自転車について考えねばならない。風呂上りにすぐ自転車に乗る人はバカである。万が一風呂上りに自転車に乗らねばならぬ時は、シャワーだけにする。皮膚をゴシゴシ洗ってはいけない。皮膚の表面に汗の薄い膜が出来ていないと、ものすごく身体に負担がかかるのだ。
 胃腸が悪い人は自転車に乗れない。ツール・ド・フランスの選手は1日に8000kcalを消費する。我々素人でも12時間以上ツーリングをすれば5kgぐらい体重が減るのはよくあることだ。
 心拍数なんて自転車に乗るようになって初めて気にするようになった。
 自転車で前に進んでいるとき、脚からのエネルギーだけで前に進んでいると考えたことは一度もない。風もある。重力もある。だがやはり、脳が一番大きなエネルギーである。全身運動ではない。筋肉だけで身体が動いていると思ったことは一度もない。全てである。毛一本にしても体温調節の最後の砦である。恐ろしいことに、精神まで含めて完全に一つのシステムである。心の問題が自転車の前に進む原因である。なぜ山を目指すのか?そこからはじまっている。経験も心であり、知能も心だ。
 手足のない脳は存在しない。ホーキング博士にも立派な手足がある。動かないだけでそれは脳につながっている。脳と手足を区別して何かを考えるのは極めて異常な行為である。それが合理的な場面は医学だけ―――頭が痛いとか手が怪我したとか、病気の原因や治療方法を考える時だけである。日常生活で―――法律とか、穢れとか、人権問題について考えるときも―――私は恐ろしいことを喋っている。手足が欠損している人間は、我々となにか違う。とも言っているのである。健常者には思いも寄らない、新しい知能があるかも知れない。とも言っている。しかし、完全に肢体の芽すらない欠損はないであろう。兎に角、元来、発生学的に、手足のない知能はあり得ないことを再確認しなくてはならない。
 それが可能なスポーツは自転車だけだ。
 手足、胴体、皮膚、感覚器、内蔵、あらゆるものは脳と区別がつかない。脳はそれらをもって物事を考えている。足が地面を踏みしめ、手が触れ、目が輝き、皮膚がざわめく。愛や悲しみとは、サルのような動物の行動から生まれたのである。
 手足のない人工知能は存在しない。