Schlumph社のSPEEDDRIVEの軸は超面倒。こんなの作るのはスイス人だけ。もう二度と触りたくない。

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 妻「私のmistralはちゃんと治ったか?」

 俺「この通り。軸をタッピングしてトルクスレンチでイモネジを固定したのでもう大丈夫かと思われます」

 * * *

 先日タッピング工具出したついでと言うわけじゃないんですが、speeddriveの軸もタッピングできました。

 何が起きたかと言うと数カ月前、妻用リカンベント:あずさ号challenge mistralのSchlumph社のspeeddriveのポッチ(shift buttonと言うらしい)の出っ張り具合を調整している内に、軸のネジ山を潰してしまったのです。これが超面倒。クルクル回る軸を留める方法が分からない。右を締めれば左が緩み、左を締めれば右が緩む…

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 サイクルハウスしぶやさんで購入できると思います:この赤いトルクスレンチ。これがカチッとなるまで変速ポッチの内部のイモネジを締めこまないと軸とポッチは固定されません。逆に言えば「まあこれぐらい締めときゃ大丈夫だろ。ポッチの材質プラスチックぽいし」とか言って適当にやっていると微妙なところで固定されず、いじっている内にポッチの位置がズレ、「あら?ポッチの出っ張り、ちょっと直すか?」を繰り返しているうちに「あれ?軸の回転が止まらんぞ!」とラジオペンチでちょっと軸を固定~なんてやってるとネジ山を潰してしまう地獄が待っているのです。

 勿論あまりに締め付けすぎるとポッチが割れますw

 speeddrive、便利なんだけど、もう触りたくないなあ。変速ポッチも本気で踏み込んでると踵が当たってクルクル回って最後には取れちゃうことがありました。本気で踏む人は時折締め付け具合をチェックしておかなきゃならないんでしょうなあ。そういうわけで妻用ゆるふわmistralに取り付けたんですが。

 二度と触らなくて良いようにガッツリ調整&固定しときました。

origamiで初輪行したら前輪が外れまくるでござる。

http://mccraw.co.uk/azub-origami-review/

 でdaveさんはwheel matching systemって呼んでるみたいなazub origamiを折り畳んだとき前輪と後輪のクイックリリースをくっつけるシステム。前回フロントフォークを変えてディスクブレーキをつけたらガッチャンコの引っ掛ける部分がBB7にぶつかって折り畳めなくなってしまいました。azubのprice listのorigamiにdiscブレーキ仕様がないのはそのせいなのかも知れません。

 どうしよう。今日は手賀沼ツーリング。輪行できないのは困る。ええい、しょうがない。

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 急場しのぎ。フロント用より長いリア用クイックシャフトを使い、ナット3つで高さをかせいでBB7を避けてみました。まあこれで一応リアとフロントの軸同士がくっつきます。

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 輪行中。これまた前回、輪行袋はL-100が入ることは確認していたのだが我が家にはオーストリッチの青い輪行袋がL-100とロード220の二種類あって、はっと青色輪行袋を掴んだ時どっちがどっちか分からないのだ。妻が最近ロードにも乗り始めた(俺が乗せ始めた)のでそれでは困る。幸い、黒いタイオガ コクーンがあまっているのでそれを使うことに。コクーンなら、まあ、まずそこらへんのロード用輪行袋よりでかいはず。ぶっつけ本番でいけるっしょ。と、思ったら高円寺駅でキツイのなんの。黒いボンレスハムていうかエロいボンデージAVにしか見えなくてその趣味の方が電車に乗り合わせて息が荒い奴が現れないかマジで心配でした。

 いろいろぶっつけ本場の今回のazub origami日本初輪行、我孫子駅についたら前輪がカラン、コロコロ…。青ざめる俺。

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 azub origamiは車輪を外さないで折り畳める自転車です。つまり、急場しのぎでクイックシャフトにナットなんかつけたもんだから前輪の固定が本来あるべき状態ではない。ということのようです。怖い。いつ前輪が外れるか分からない。スピード出せない。結局着いたのが9時過ぎ。誰も居ないのでしょうがないので一人で手賀沼回って帰りましたw

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 さて、どんなにへっぽこバイクでも命の危険が生じるような状態ではマズイ。なによりも優先して作業しましょう。帰宅してタップを取り出します。今回ナットを挟んで急場しのぎに使っていた後輪用のクイックシャフトをネジ切りしてちゃんと使うようにします。

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 こんな風になりました。フォークに当たっている面は本来のクイックリリースのものになってます。これなら今日の急場しのぎとは違うはずです。次回の輪行で試してみましょう。

GIOS Leggeroでブルベの練習~ロスト対策にTKA地図を購入。

 先週の9月3日(木)GIOS LEGGEROで130km程度走ってみた。ロードレーサーで100km以上走るなんて何年ぶりだろうか。とにかくひどい目にあった。リカンベントのお陰で上半身の筋肉が無くなっていたのだ。腕が痛いのなんの。手のひらでハンドルが握れないぐらい痛かった。おまけにコンパクトドライブが流行る前のセッティングなので39x23Tで雛鶴峠やら籠坂峠をなんとか越えたものの、足柄峠を目前にして雨が降り始め、ライトやミラー等、数年間ほったらかしておいたLEGGEROでの、実際に走ってから気が付いた装備の不安もあり、そのまま御殿場線を輪行して帰宅という情けないことに。

相模湖の鼠坂あたりでロストして迷い込んだ結構急な坂。

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山中湖。この写真もロスト中。

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足柄峠を目前に輪行。雨が降ってきたとは言え、情けない。

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AZUB ORIGAMI、サス化は止した方がいいです。JAVAのワケの分からないカーボンリジッドフォークへ。

 前回、サスペンションフォークを取り付けたまでは良かった。しかしこの時期の異常気象により雨が続いて実際に乗ってみたのはブログを書いたあと。

 結論から言うとまるで砂浜を走っているかのような強烈なアンダーステア。どんなにプリロードを固くしても解決せず。まっすぐ走らせるための腕にかかる負担がハンパない。15kmの通勤でも肩がパンパンになりそう。泣く泣くswing shockはお蔵入り。

 そこでAliExpressあたりで1.5万円ぐらいのカーボンフォークを買ってみました。ディスクブレーキ化+軽量化ぐらいのメリットがないとフォーク交換なんてやってられません。メーカーは(ブランド名かも知れないが)JAVAっていう支那人あたりが思いつきそうな、どうにここうにも検索するとき苦労しそうな名前です。

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 取り付けてみたの図。しかしリカンベントでないと自分でカーボンのコラムを切断する気は起きません。リカンベントはロードレーサーと違ってステム辺りに全体重(もしくは全精神)かけてモガく。ということはあり得ないから、組み付けもそんなにガチガチにやらなくて良いからです。

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 重さはコラムカット後で372g。うむ、軽い。

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 azubから買ったときについてたフォークは935g。やっぱり鉄ちんフォークですかね。563gの軽量化。これは1.5万の価値は十分ありますな。

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 ちなみにswing shockの重さは1146g。全部コラムカット後の数字です。SRサンツアー、そこそこ頑張ってる重さですね。まあ今回フロントサスが役に立たなかったのはリカンベント特有の問題でしょうなあ。特にazub origamiの前輪と後輪のバランスなどが原因だと思います。残念。

azub origami、サス化。(次週、取り外し)

 ああ、やっぱり俺はやよい号が好き。寝ても覚めてもやよい号のことしか考えていない。今までraptobikeにかまけていたのがなんだったのか…

 と、いうわけで今度はフロントフォークのサス化です。どうにもこうにも信用ならないブランド:SR SuntourのSwing Shockを買ってみました。

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 とりあえずトップキャップを外してみれば、azub origamiのステムは普通の25.4mmのアヘッドステムでした。今一番普及している規格なので悩むことはないです。

 今回の作業では三毛ジャガーさんとこのページを参考にしましたが、このサスペンションフォーク、プリロードが一度星形ナットを留めたら再調整ができない仕組みなのでプレッシャープラグを使うと良いと思います。

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 tokenのexpanderです。安い。BBBは一時期絶賛してましたが、ある時気付いてしまいました。ヒラメに比べたら固定が弱い。そんな訳で一時期ヒラメを絶賛してましたが、またある時気付きました。ヒラメのは一度つけて外したら壊れやすい。3回目までもったことがないです(私は)。

 このtokenのプレッシャープラグは安い上にそこそこ固定されるし、2回、うまくいけば3回は再利用ができます。しかしキャップのデザインはLOOK796みたいにキモいです。

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 コラムを適当な長さに切ってプリロード調節…なのだがウーム良く分からん。結局買った時に近い、上から押して「ビヨンビヨン」するのが分かるぐらいの緩さにしてしまいました。まあ、後で調節すればいいでしょう。

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 BB7をつけて、あとはブレーキワイヤーを買ってくるだけです。むっふっふ。

新生やよい号(azub origami)はやっぱりやよい号だった。うっうー(チェーンチューブを留めてるボルトがどっか行く)

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 私が踏みまくるせいなのか。チェーンのテンションがあがったせいなのか。突然チェーンリングからチェーンが脱落。何度元に戻しても脱落。原因は写真のチェーンチューブを帯で留めてるボルトが無くなって、チェーンチューブの位置が定まらなくなったから。場所は浅草橋の交差点、6国のど真ん中なので相当焦りました。

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 とりあえず歩道に避難して携帯工具を取り出し、後ろのボルトを前に移動することで解決。後ろのチェーンチューブはだら~んと下がっちゃいますが、ここを固定する帯は走行のためというより折り畳みのためだと思います。帯とチューブが固定されてないし、challenge mistralが同じ配置なのでなんとなく分かる。

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 自宅で緩み止め剤つけまくりボルトと交換。このネジ穴はあんまりネジ山の部分が厚みがないです。頼りないなあ。チェコの人がまさかこのネジが緩んで吹っ飛ばすほど漕ぐ奴はいないと思った設計なのか。それとも単にチェコの人の締め付けが甘かっただけなのか。

 何はともあれ、乗り手の乗車前チェック項目に追加です。次からしっかりチェックしよう。

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 で、ついでにトップチューブの様子。やはり擦りまくりのはずなのに汚れる様子はなし。

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 やよい号のメンテ用スタンドは一番安いタイプ。origamiは前輪後輪ガッチャンコ機構のせいで使いにくいかな~と思ってたらそこはやよい号。リアキャリアの可動部のボルトがハメやすいです。素直です。

azub origamiの戦闘力が上がってきたぞ。

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 とりあえずサイパラで2000円で買ったチェーンリング42Tをつけてみました。これでフロントが60Tと42Tの前手動変速タイプになりました。raptobikeに比べてチェーンチューブがあるので指出しグローブで変速しても手が汚れません。肝心の登坂性能ですがタイヤ32-406(外周1450mm÷3.14=462)でF42-R36で1.69m/クランク1回転です。まあこれぐらいなら20度あたりの坂も行けるでしょう。

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 F42-R11でチェーンがこすれます。昔はこんなので「クソッ!M590のR11-36TはF60-42Tじゃオーバーロードかッ!!」と大騒ぎしてたんですが今は「まあ山の下りで本気で踏むのは美ヶ原ならともかくブルベじゃありえないから…」で済ましてます。

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 ボトルケージがつきました。コレがないとブルベごっこはできません。寝そべったまま、つけたり外したり。実戦ではどうなりますやら。

 あとBBの上にライトホルダーを無理やりくっつけました。ブルベの必需品EL540の重さに一応耐えること確認。これも実戦ではどうなりますやら。

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 サイパラ(高円寺店)は安いものは安い。ミニッツライトPTの青が1000円。20×1.25と表記されてるので406だと思いますが、買ってないのでちゃんと見てません。

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 カギもそこそこ使える奴が安いですね。