ランドネきたかん2018に出る前に女房がたけのこのアク取ってたんですよ。すごいアクがでるみたいで鍋が地獄絵図になってましたが
今回私自身が地獄を見たあとで(体重が82kg→76kgになってた)食った「たけのこごはん」がメチャクチャ美味かったです。
食ってるとマジで「がんばれ!タブチくん」みたいに徐々に顔が膨らんできたみたいで隣でその様子を目をまん丸くして見てた女房の顔が忘れられません。多分、この世で起こる現象でかなり上位に来る面白いモノを見せることができたんじゃないかと思うw
* * *
さてブルベ400kmなのに女房の話をオープニングに持ってきたのはワケがありまして:
・ゴール地点に妻の運転するマイカーを設置するのはブルベ的に良いことなのか問題。
今回、天気予報が「とにかくいい天気」だったので完全になめてました。
とにかくいやマジで。
毎年この時期400kmをクソ群馬の夏来にけらしな暑さにやられてるもんだから今回は気合を入れての完璧な夏装備。FOOTMAXのアームカバーに品質は落ちるが素材の薄さでは我が家では一番のやよいちゃんジャージ、しかも下着はあのミレーのドライナミック。最強に涼しさ爆発で挑んだところ気温がお昼になってもtrip300実測28℃ぐらいまでしか上がらないw「25℃ぐらいまでだったよ」という人も居て普通の状態なら暑いんだろうけど時速25kmキープで走ってると寒い(あとなぜか風が冷たい。意味不明なぐらい冷たかった)w
もちろん試走レポで「朝は最低5℃まで気温下がったよ」とのことでARSUXEOとかいう支那上着は持ってきてはいるがコレは朝晩用。
これと真昼の中間として持ってきたNorthwave Jet Jacket AW16が薄すぎた。せめてもうちょい風を受けても平気なPakajak Jacket SS16持ってきてればなあ。結局陽が落ちると同時に日焼け防止のナルーマスクを脱ぎ捨てる。鼻水が出ていたのかも知れない。このへんで不安がよぎる「俺、風邪ひいてるの!?」
どうにかこうにか赤城山を登ったPC4でダウンヒル&夜と朝の寒さに備えて支那の安物上着を羽織ったところ今度は猛烈な眠気が。まだ夜の11時ごろなのに。こんなのはじめて。多分、おそらく、この経験は
風邪っぽい時にあったかい服を着ると身体が猛烈に休息を欲する。
なんじゃなかろうか。今まで経験したことのないNEMさ。コインチェック暴落どころじゃない。ホントにマジで猛烈に眠い。
赤城山ダウンヒルで60km/hとか出してみたりするも全然眠気が飛ばない。むしろ酷くなる一方。そうかと言ってこれからドンドン寒くなるのに自ら服を脱ぐわけにもいかない。マズイことに前述の支那のクソ安いARSUXEOがムカつくほど性能が良い(あったか~いwww)。意識が飛びまくりで蛇行運転してるのが自分でも分かる。後続の連中「危ないリカンベントだなあ」と思ったろうなあ。すいません…
で、ここからが本題。PC5のイートインで偶然隣り合ったヘンな外人とニホンゴで話す。
「眠気?5分間グライ(机につっぷす)休メバ、ダイジョウブヨ」
マジか。それしか方法ないんすか。
5分休憩ってもかなりのタイムロス。しかも眠気が飛ぶのは20kmぐらいしかもたないよ~。あれ?でも今になって冷静に考えたら100kmを5分休憩x20kmなら30分弱のタイムロスでなんとかなるのか(もちろん休憩の姿勢にはいる時間を入れたら1時間ぐらいのロスになるだろうけど、それでも)結局今回も24時間ちょっとでゴールしたんだから貯金は3時間弱あったわけで。…
このときのツイートに@yasu_alize20さんに「帰るまでがブルベですよ!」とおっしゃってますが(ここ重要!):
ブルベとは自己完結のスポーツ。
なのであります。これだけは他の玉ころがして喜んだりオリンピックとか寒っむいイベントで金儲けたりの臭っさいスポーツとブルベが決定的に違う金科玉条であります。
PC5、PC6と風邪と睡魔でへろへろになりながら、なんとかゴールのろまんちっく村にたどり着いたのはそこに妻とマイカーがあったから。これが良いことなのか悪いことなのか。
途中で何人かがDNFを宣言してリタイアしてますが。これは立派にブルベという競技を完遂しているのです。自分で24時間営業の飲食店なりサウナ風呂なり見つけてそこで休憩なり公共交通機関なりの自己完結なわけですから。
それに比べて自分は妻への体裁もあるでしょうが「ゴールにたどり着けばなんとかなる」とのシンプルな計算で今まで経験したことのない不慣れな状態のままPC5からゴールまでの公道を走ったわけで総評としては「どうも赤城山からのへろへろ走りを省みるに、ちゃんとDNFした人に比べて良いブルベをしたとは言えねえなあ~」と反省してます。悔しい。ブルベとはこういうゲームであります。
妻はろまんちっく村の前は栃木の那珂川町で小砂焼を愉しんだ様子。冒頭のたけのこごはんが入ってる器が小砂焼との由。たけのこに醤油とみりんと油揚げだけの味付けが美味かった。
食いながら「じゃあ、任意の休憩地点にマイカーを置いたらどうだろうか」とか考えたりもしました。温水シャワーが出るようなキャンピングカーだとさらに良い。レンタルすれば金額的にも非現実的な話ではない。そこで休憩して回復しないならクルマに乗って帰っても全然ブルベ精神に則っている。なんちゅうスポーツじゃ。勿論、他人に車を移動させたらルール違反。あくまで自分で運転して任意の地点に設置しないと…
そんなこんなでツイッターしてたらPC5でちょっとアドバイス頂いたあの外人さん:
なんか結構偉そうな人でしたw