亜美号(DAHON Dove)元の木阿弥シングルに。いや、軽量化か。

 亜美号(DAHON Dove)からschlumpf SPEEDDRIVEを取り外してあずさ号につけて、浮いたLASCOのクランクをやよい号につけて、tiagraのクランクが余ってしまいました。(BBはちょこざいな105)
 輪廻転生(リンカーネーション)です。DAHON Doveにtiagraを付けましょう。ちなみにT&Tの輪廻転生は別の肉体を用意してそこに魂を入れるので、D&Dのような完全復活ではありません。
dove-tiagra1.jpg
 やっぱりステムの長さ調節機構があると本気で踏み込めないです。時速35km以上、40km…と踏んでいるとハンドルがいきなり沈んで前転しそうになります。これは怖いです。亜美号はSPEEDDRIVEなんかつけてぶっ飛ばすより、シングルでのんびり行くAL-FDB14に戻しましょう。しかし元の木阿弥ではなく、立派な軽量化ですな。
dove-tiagra2.jpg
 36Tから39Tへ。コネクトリンクがwippermannとKMCとで並んでます。どちらも8速用(のはず)。まあゆるポタシングルなので今のところ問題ないです。

やよい号(tartaruga type F)汚名挽回なるか!?あまったクランクでポジションチェンジ。

 私は汚名挽回って言葉が好き。返上だとへっぴり腰過ぎ。やる気を感じない。ガッツがない。勢いがない。女々しい。それ以前に汚名返上みたいな言葉を選んで使う人間って右顧左眄しまくりの自分で物事を決められなさそう。そんなことはどうでもよくて、タルタルーガの汚名とは何か。それは「タルタルーガFって身長の低い(特に女の)人に合わないぞ!」という汚名です。
 去年、身長160cmちょいの妻と那須高原ロングライド2014に参加した際、「なんだか闘神さんも出るみたいだしリカンベント軍団を組むぞ!」と妻にセミ・リカンベントのタルタルーガFに乗るように命令。その結果「脚が痛いよ~」「なんかポジションが合わない」妻が完走できなかったのです。
 この事態に至って緊急調査。ようやくタルタルーガFが小柄な女性には無理なのではないかとの評判を知る私…いや待てよ。身長168cmの俺に合わせてバックレストを自作したんだからタルタルーガのせいじゃないかも知れない。そもそも、自作ついでにもう少しバックレストを厚く作り直せば良いのではないか?
tartaruga-backrestjisaku1.jpg
 という訳でまずバルサ材を空気入れにもなるブラックアンドデッカーで切り出します。
tartaruga-backrestjisaku2.jpg
 米ebayあたりで売ってる既製品のアダルトトライクのバックレストでサンドイッチします。
tartaruga-backrestjisaku3.jpg
 クギをトントン打ってユザワヤで売ってる合成皮革で包みます。(皺寄ってる。ヘタクソ)
tartaruga-crank175to165mm.jpg
 そしてあずさ号にschlumpfつけたあおりで浮いた165mmのスクエアテーパーのLASCOのクランクを取り付け。175mmのtiagraだった状態から更にポジションを詰めます。(いろんなところで言われてますけど、タルタルーガみたいな零細企業のサイズ展開が貧弱なのは許せるとして、シマノみたいな大企業がやってるにしてはスポーツ向けコンポのサイズ展開って貧弱過ぎですよねえ)
tartaruga-crank165mm.jpg
 これでどうだ!妻の評価は上々。写真見た感じも悪くなさそう。ただし、やはり実際走ってみないと分からないですが…

あずさ号(challenge mistral)にschlumpfのSPEEDDRIVEをインスコ。あとワタナベサイクル鷺宮店最新情報。なんか広くなってる!

NGG2179E-D.jpg
 前回schlumpfのSPEEDDRIVEにパナの電動ママチャリのクランクアームが使えることが判明したのでさらに短い152mmのクランクを手に入れました。
 なんで165→152mmかというと前輪を18インチから本来の406にしないとハンドリングがクイック過ぎるため。女房がゆる~く乗るならオーバーステアなんか問題ないけど、そもそもSPEEDDRIVEをmistralにつける理由が(俺が乗るときは)ノーズを出したり(女房が乗るときは)ノーズを引っ込めたりするためのチェーンの長さ対策であるので、コストもかからないなら俺が乗っても満足できるセッティングにしたいのです。パナソニックなら入手に不自由なし。3000円ちょいで購入。
watanabecycle-hirokunaru.jpg
 今回「電動ママチャリ用のスパイダー無しクランクアームセットで165mmより短いやつ探して。短ければ短いほどいい」と訳の分からない注文になったのでワタナベサイクル鷺宮店にお願いしました。「短いって一輪車用の100mm前後のもあったぞ?」「それやめて」
 ここは私の自転車人生のスタート地点のお店です。俺がリカンベントに乗るようになってからあんまり来てないけどこういうワケの分からない注文はやはり気心知れたお店に限りますね…と思ったらなんか広くする工事やってました。出世ですな!
 * * *
 さてSPEEDDRIVEは簡単にmistralにつきました。もう10年ぐらい前になりますかね。初めて「schlumpfっていうBB内装ギアがあるらしいぞ」という噂を聞いたときは「なんだかBBシェルを削らなくてはならないので一度取り付けると他のBBがつかない」なんて噂もあって怖がったものだが(プレスフィットBBだからネジ山切ってあるBBシェルはネジ山が潰れるなどの心配は必要だけど)ゆる乗りなら少々ネジ山の先っちょが丸くなろうが全然問題ないです。亜美号(DAHON Dove)からとっとと取り外してさっさと取り付けました。
 ていうかmistralのノーズのBBシェルにテーパー入ってて「ここに入れて」とあずさ号が言っているようでした。うーむ。早く入れてあげれば良かった。色が紫だからアダルトな名前を付けたらなんか作業するたびにそういうことが多い気がするが、BBの規格も訳がワカランのでどうでもいいです。
mistral-temawasi-nat.jpg
 さらにmistralのノーズの出し入れし易いように手回しナットで「片手アーレンキーで出し入れできるぞシステム」を導入。これで身体の大きさに合わせてノーズをガンガン出したり入れたりできるぞ!エロい!エロ過ぎます!あずささん!
mistral-speeddrive.jpg
 嗚呼、あずさ号がウチに嫁入りに来て最初に手を入れた直後みたいにシンプルな造形に戻りました。私は、基本的にSPEEDDRIVEはガチャガチャ細かなメカなので本気で踏みまくるバイクにはつけたくなかったので今までスピードが出まくるリカンベントという車種につけるのは避けていたのですが、寄る年波には勝てず、さらに(5度の坂も登れない)妻との共用バイクなら良いでしょう。フロント36Tのリア38T。これで妻が山を登れなければリカンベントを勧めるのを諦めましょう。
 あとついでにここ数年淹れてなかったschlumpfの謎の専用モリブデングリスを注射器で中にどぴゅ~。本家のあずささんはそういうキャラじゃないのでもういいんですが。これも備忘録のためです。

schlumpfのSPEED DRIVEには電動ママチャリのクランクアームが使える!

 schlumpfのSPEED DRIVEのクランクはスクエアテーパーなのに特殊。何が特殊かって右クランクアームにスパイダーが無い。左右どちらもスパイダーがないクランクアームを探すとBMXかピスト用だかなんだかワカラナイ高価なものしか見当たらない。なおかつ女性や子供用の短いクランクも難しい。
 もちろん純正クランクアームはここみたら175mm以下ずーっとそろっているみたいですが(140mmでもへーと思うのに127mmってホントかよ)しかしこのところの円安で高い。海外なので送料もバカにならない。
 なおかつ「schlumpfって高い割に重い」という噂も聞きます。女房に合わせてクランクアームを短くしたいのに高くつくやら重くなるやらでは、どうも損した気分になってしまう。
 そこで何を思ったのか私が向かったのはサイクルベースあさひ高円寺店。schlumpfなんか縁もゆかりもないお店。そう、YS-11のクランクを見て気がついた。電動自転車のクランクアームなら左右スパイダーがない!そしてさらに、お店の店員さんから「YS-11みたいなレアパーツでなくとも電動ママチャリ用のクランクアームならもっと安く確実に手に入りますよ。」なるほど!そりゃそうだ!!
NGG2069E.jpg
 そう言うわけであさひの店員さんと相談してパナソニックの電動ママチャリ用、右クランクにスパイダーなしのクランクアームセットを2,000円ちょっとで注文。その次の日にはもう届きました。さすがパナソニック!さすがサイクルベースあさひ!
 品番らしきNGG2069Eで検索してもなにも出てこなかったけど長さは165mm、重さは左右合わせて420gでした。(ちなみにSPEEDDRIVE純正175mmのクランクアームは470gでした)これならSPEEDDRIVEをmistralに移植して妻の短い脚に合わせてノーズを縮めても、前を18インチにダウンすればペダルが前輪にぶつかることはありません。
schlumpf-mamacrank.jpg
 写真はmistralに取り付ける前にFDB140のSPEED DRIVEに仮組してみたところ。変速のポッチが正常動作することを確認。これは安くて早い!SPEEDDRIVEのクランクアーム交換を考えている人に、おすすめ!

TerraCycleのFastBackキター!Radical DesignのElan Racerに比べて600g軽量化!そしてなぜか美希号のおにぎりが黒くなる。

 以前、Raptobikeが健在だったころ、私はRadical Designのsolo racerをRaptobike本体と同時に購入し使っていた。が、仕事で使うにはキツかった。容量がA4が入るか入らないかなのだ。
 ついでLow Racer side bagsにした。容量は問題なし。(リンク先の過去記事見てたら背広持って通勤してんな当時の俺…今は会社に着替え置いてるけどw)だが高速コーナーでハングオンすると袋が地面にこする。というものだった。
 そしたらある日手違いでElan Racerが来た。こいつは良かった。オ ナイス デザインの一言であった。感激のあまり古いバッグは全部処分してしまった。
 が、Raptobikeで輪行を始めた頃、気が付いた。Elan Racerの重さは950gもあったのである。
 そんなある日、twitterでnabeさんが呟いていた。「TerraCycleのFastBack、必要な方いませんか~?」「く、ください!!」私は飛びついた。
raptobike-fastback-kita-.jpg
 キター!本来は水入れてハイドレーションするバッグなんですが小物入れとしても十分使えます。輪行袋と携帯工具類、1日かそこらの衣類入れる分には大丈夫そうです。重さは340g!やった!やっぱり中に樹脂かなんかの補強板が入ってるElanと違って布製は軽い!!nabeさんありがとうございます!twitterありがとう!
 そして、地球規模でニッチな市場であるリカンベントのこうしたバッグ類って、購入した人が戸惑うことのないようにする気が全く無い製品が多いのですがこのFastBackは外国製にしては珍しくかなり簡単に取り付けできました!(ヨーロッパとアメリカの違いか?)
 ところが…
raptobike-fastback-kita1.jpg
 Elan Racerでは隠れていたのですが、Raptobikeのフレーム補強目的のために俺が勝手につけたvolaeのSeat Stayとアルミ板がむき出しになってダサいです…
 もちろん仕事ではElanは使い続けるつもりですが、今後、旅先ではFastBackでしょう。旅先で美希号に恥をかかす訳にはいきません。
 ここはHC WORKさんによるとまだ健在らしいchallenge社の初代mistralあずさ号のリアキャリアを流用してみましょう。
クリックで拡大するよ
 おお、リアの補強材が黒くて丸くなっただけでむき出しになった時の安っぽさがかなり減りました。Raptobike美希号のこの後ろの三角形、美希号のおにぎりと呼んでたんですけど、これなら日本全国どこ走っても恥ずかしくないですね。

Raptobikeにしめ縄ブースターを施す。(リカンベントで加速中にフレームを掴むとなにか効果はあるのか)

と、いう訳で「お前はそこまでして”シマホ”と呼ばれたいのか…」で有名なホームセンター島忠中野店で218円でロープを1m買ってきました。
raptobike-simenawabooster1.jpg
 古今東西ロープの締め方はいろいろありますが結局どんな古の知恵も結束バンドにかなうものなし。うーん。しめ縄みたいだ。
 そして使用例。

 おっさんがロープ掴んで力んでいますが、ようするに「リカンベントで加速する時は背中をシートに押し付けるより、腹筋を使って身体をへその裏側あたりをコマの支点にしたような動きでRaptobike本体も右に左にぐわんぐわん振り回しつつ「ピークスパイダー!」と叫びながらダンシングしたほうが速い。」と私は思いこんでいるのです。(それをやって初代フレームにヒビを生じさせました
 この状態を「リカンベントで無理矢理ダンシング」と名付けておりましたが、ある日、ひらめいたのです。「ダンシング中にフレームを掴むモノがあったら…」以前ハンドル(Raptobikeのアーノルドさんはtillerと呼んでますが)を掴んでダンシングしたらステムを折ったことがあるのでダンシング中は何かを掴みたくてもひたすら腹筋で耐えるしかなかったのです。答えは簡単。フレームを縄で縛ってそれを掴めばいいじゃない。
 これぞ名づけて「しめ縄ブースター」MS-IMEよこんな言葉覚えるでないぞ…と思いながら、ヨシこれで60km/hの夢再び…若かったあの頃に…と喜びのあまり前夜眠れず寝不足の頭にHX-A100つけて通勤してみたものの最高速度は平凡な記録に終わりました。やはり新しい操作(?)に身体がまだ慣れていないせいです。
 そのかわり、何も掴むモノがなかった頃に比べて(ハンドルには触っていますがステムを折ってしまうので操舵のためにそっと手をかけている程度)加速中安定していることは確認しました。登坂中もふらつきが減ってます。これはいいですね。なにも掴むものがないよりはマシな感じです。
 オープンコクピットならステムをグイグイ引っ張れる?いや、なんだかユーザーさんの話を聞いたらそうでもないみたいなんですよね。とりあえずこのアイデア、しばらく使ってみることにしました。
raptobike-simenawabooster3.jpg
 「しめ縄ブースター」和風過ぎるので鳩森八幡神社のお守り挟んでみました。なかなかマッチしています。やはりこうした願とか精神的なモノはその組み合わせが重要です(その好例がみうらじゅんが宿部屋にお土産を左右対称に置いてから風呂に行く。ということでしょうね)。路駐してても「あっ頭のおかしい人のバイクだ!」と誰も触らない効果を期待します。