HTR-77(トランシーバ)その2

女房と一緒に自転車に乗ったとき一番障害になるのがコミュニケーション。
なんか話そうとすると女房は並列しようとする。
俺は他人の通行の邪魔になるのが嫌で縦列を保とうとスピードを上げる。
結果女房は疲れて怒り出す。俺もどんくさいのやら歩道走るのはヤダ車道走りたいと怒り出し結果交通安全どころではない状態になってしまう。
そこでHTR-77を買ったのだが、なかなか使う機会がないうちに師走になり、「今年でキミと会うのも最後かあ~」「どうです、ちょっと一杯」などと子供の頃サザエさんを観ながら「世の中の大人たちは年末になったらあーゆーことをするんだ」と思い描いていた通りに飲み食いを重ね、忙しいので自転車に乗る暇も減り(通勤は続けてるが)、ブクブク太り、気がついたら80kg~81kgになってしまった。
さて、今日は朝5時から、中野区の商工会がやってる青色申告の勉強会(?)に女房が提出する資料の手伝いをした。女房は複式簿記なんて全く理解できてないから大変だった。ほぼ1年の伝票をなんとか完成させ、自宅から中野の現場まで自転車で女房と二人でフラフラ出かけるチャンスと相成った。
で、早稲田通りとか中野の駅前とか、街中のHTR-77の役に立たないインプレッションなのだが、まず、もともとこのトランシーバの性能が電波法のせいで5m離れて使うモノじゃないことは理解している。その上で、とにかく交通量の多いところはトラックの違法電波とか、自動ドアとか、雑音が多くて快適とは言えなかった。音量はHとLしか選べないがずっとLで使うことになる。これに対して住宅地は静かでいい感じ。なにしろ並列運転せずに済むので二人で走るときの安全性は格段に向上する。俺が前を行くときは「あーここ危ない」とか「停まるぞー」とか「なんかいい匂いするな」とかコミュニケーションがとれ非常に満足した。しかし女房が前を行くと彼女は寡黙なのでせっかくのお宝は意味をなさなかった。
あと勉強会のあと自転車に跨りつつ、女房が担当者(若くてちょっと態度が不遜に見える)の悪口言ってたら裏手でその人がタバコ吸って笑ってた。俺には彼女の声がトランシーバでハッキリ聞こえたが、彼にはどうだったか、知る由もなかった。

カテゴリーbike

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください